〔Market Flash〕日東電工や住友化学がフォルダブルスマホ向け材料に注力~野村

2019/03/04(月) 13:15
【13:15】日東電工や住友化学がフォルダブルスマホ向け材料に注力~野村  野村証券では、スペインで開催された携帯見本市において、サムスン電子やファーウェイがフォルダブル(折り曲げられる)スマホを発表したことを受けて、先進的スマホ向け材料の開発に取り組んでいる国内化学・繊維企業について整理している。主力材料である偏光フィルムやタッチパネル材料などについては日東電工(6988)が技術的に先行していると考えており、日東電工の取り組みなどから、中期的にはスマホ一台当たりの付加価値向上がなされる可能性があるとみている。また、従来ガラスが使われていた表面部分については、フォルダブルスマホではウィンドウフィルムの採用が広がる可能性があり、住友化学(4005)などが恩恵を受ける可能性があると考えている。一方、フィルムタッチセンサではなくY-OCTAなどのインセルタイプが使用されれば、ベースフィルムを供給する日本ゼオン(4205)の事業機会が減少する可能性があると指摘。ただし、全社に与える影響は軽微と予想している。 【12:30】米利上げ打ち止め論の死角、加速し始めた賃金~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では米国経済に関して、米非農業雇用の伸びは2014年ごろから短期の景気循環によらずに安定的に月20万人増を維持していると指摘。高齢化関連を中心としたサービス雇用比率の上昇、解雇に慎重で時間による調整を図る最近の企業の傾向などが背景であれば、景気減速局面でも雇用の安定した伸びは続くと予想している。そのため、パウエルFRB議長が期待する参加率上昇がなければ、失業率にはさらに低下圧力がかかるとみている。こうした中、失業率4%割れ前後から平均時給の伸びが加速している理由が需給ひっ迫なら、2019年後半の利上げ再開要因になり得る点には注意が必要とコメントしている。 【10:10】法人企業統計の結果で10-12月期GDPは小幅な下方修正を予想~みずほ  みずほ証券では、先日発表された法人企業統計の結果を踏まえると、10-12月期GDP2次速報(8日)にて実質GDP成長率は前期比年率+1.2%と1次速報(同+1.4%)から小幅に下方修正されると予想。民間設備投資の小幅な下方修正のほか、公的固定資本形成にも下方修正を予想している。しかし、あくまで10-12月期統計の修正であり、先行きの景気判断を変更する材料とはならないと指摘。マイナス成長の可能性が高まっている1-3月期GDP成長率を見通す上で、焦点は2月上中旬の貿易統計へと移るとコメントしている。 【9:40】今週の日本株は上値の重い展開~SMBC日興  SMBC日興証券では今週の日本株は上値の重い展開を予想している。全人代では景気支援策の推進について言及される可能性があり、株価上昇の流れを後押しすると指摘しながらも、新味の材料には乏しく上値の重い展開は続くとみている。3月期末を前にした機関投資家のポジション調整も意識されるとし、物色面では高配当利回り銘柄に注目。一方、インドとパキスタンの衝突によるマーケットへの影響は、今のところ軽微にとどまっているとしながらも、地政学リスクの高まりが円高ドル安を招くことで、日本株の重石となる可能性はあると言及している。 【9:20】今週は重要イベント見極めで動きづらい地合いもドル円は上値模索~みずほ  みすほ証券ではFXマーケット・ダイジェストの中で、今週は重要イベント見極めで動きづらい地合いもドル円は上値模索とコメントしている。米経済指標と中国・全人代のほか、豪RBAやECB等、主要金融当局の会合が材料。米指標は2月ISM製造業は弱かったものの、同非製造業が持ち直しの動きをみせるかに注目している。雇用関連指標は政府閉鎖解除の影響から堅調な内容を予想。中国・全人代では19年の成長率目標に注目し、IMF予想(前年比+6.2%)を上回るかどうかが強弱判断の基準になるとみている。そのほかにも財政収支対GDP比やマネーサプライ(M2)、内需を占う社会消費財小売総額の目標にも注目。ECB理事会では経済予測で成長率やインフレ予想の引き下げを見込んでいる。 【8:45】寄り前気配は名銀、阿波銀、山合銀、北国銀が高い気配値  主力株の寄り前気配では、名銀(8522)+17.30%、阿波銀(8388)+14.69%、山合銀(8381) +9.77%、北国銀(8363) +7.53%、イズミ(8273) +5.79%、博報堂DY(2433) +5.51%、住友重(6302) +5.32%などが高い気配値。  一方、三住トラスト(8309) -8.27%、大陽日酸(4091) -5.36%、カカクコム(2371) -4.56%、スギHD(7649) -4.09%、山九(9065) -2.75%、トクヤマ(4043) -2.72%、豊田合(7282) -2.51%、住友倉(9303) -2.44%、邦ガス(9533) -2.37%などが安い気配値となっている。
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