前場コメント No.2 双日、コスモバイオ、住友商事、セイコーエプソン、ファストリなど

2019/03/05(火) 11:30
★9:01  双日-JPモルガンが「UW」へ引き下げ 期待してきた増益は一点ハードルが高まる
 双日<2768.T>が3日ぶり反落。JPモルガン証券では、期待してきた増益は一点ハードルが高まるとコメント。投資判断を「Neutral」→「Underweight」、目標株価を440円→410円と引き下げた。
 これまで新規に取得したGregory Crinum 炭鉱(年産200万トン)の原料炭増産効果を19年度にかけて期待してきたが、同炭鉱取得の承認が想定よりも遅れていることで、19年度においては貢献期間は最大で2四半期分になると判断し、業績予想を下方修正。株価は過去2四半期でセクター内ではアウトパフォームしてきたが、19年度に向けて、利益は踊り場、増配可能性も低下したことを踏まえると、目先はセクター相対でアンダーパフォームする可能性があると指摘した。

★9:01  コスモバイオ-買い気配 発光ラット膵β細胞株「iGL細胞」発売
 コスモ・バイオ<3386.T>が買い気配。同社は4日に、糖尿病などに特に関連のある血糖値抑制ホルモン「インスリン」の分泌を、生物発光の技術により高感度に測定することが可能な細胞株「iGL細胞」を発売すると発表した。
 「iGL細胞」は、従来より世界中で使われているラット膵β細胞株「INS-1E細胞」に生物発光の技術を導入し、分泌する「インスリン」が発光するように改良した細胞株で、インスリン分泌量の測定やイメージングがこれまでよりも簡便かつ高感度に行える細胞株という。
 この製品を用いることで、インスリン分泌メカニズムの解明のほか、ドラッグリポジショニングなどにより、安価で有効な2型糖尿病治療薬の開発も期待できるとしている。

★9:01  住友商事-JPモルガンが「Neutral」へ引き下げ 不採算事業の再建に従来よりも慎重に
 住友商事<8053.T>が3日ぶり反落。JPモルガン証券では、株価評価は依然安いが、不採算事業の再建に対して従来よりも慎重にとコメント。投資判断を「Overweight」→「Neutral」、目標株価を2040円→1880円と引き下げた。
 これまでは、18年度にスタートした新中計期間における比較的安定した増益増配を同社の不採算案件であるアンバトビーニッケルPJの操業改善を主因に達成できるとみて推奨を行ってきた。今回、低調なアンバトビーの操業に加え、インドネシア商業銀行BTPNへの投資など比較的最近投資を行ってきた案件でも、想定したパフォーマンスが発揮できていないことで19年度以降、不採算事業の良化にリスクを見る必要が出てきたと判断。19年度に向けて80円/株への増配を見込んでおり、配当利回り5.0%はセクター内では高いものの、それ以外の投資アピールがないこと、株価評価の信頼度もアンバトビーしだいであることを踏まえて、投資判断を引き下げるとした。

★9:01  日本国土-買い気配スタート/東証一部20年ぶり再上場 寄り前580円
 中堅ゼネコンの日本国土開発<1887.T>はきょう、東京証券取引所の第一部市場に上場した。公開価格510円の買い気配で始まり、差し引き約347万株の買い越し。直前の寄り前気配は580円程度だった。
 主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレーで、公開株数は1547万4400株。土木・建築工事の施工管理および建築設計業務を中心とした総合建設業を展開している。バブル経済崩壊と建設不況を背景とした経営破綻で1999年3月に同市場を上場廃止になって以来、20年ぶりの再上場となる。

★9:02  セイコーエプソン-大和が「3」へ引き下げ 大容量タンクモデルの販売動向が注目点
 セイコーエプソン<6724.T>が反落。大和証券では、大容量タンクモデルの販売動向が当面の注目点とコメント。投資判断を「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」、目標株価を2500円→1800円と引き下げた。
 会社側は大容量インクタンクモデルの成長加速に向けて、中南米を中心に価格調整や販促の強化を行う方針を示した。当面はこうした施策の成否が注目点。従来は、カートリッジの販売減によるマイナス影響をインクカートリッジモデルの生産減(≒増益要因)と大容量タンクモデルの台数増で打ち消す展開を想定していたが、大容量タンクモデルについてはその推進力が当面弱まると考えるとした。19年度もプリンターヘッドの拡販に向けて引き続き経費先行となる可能性があるため、当面の利益獲得ピッチは鈍化する見通し。

★9:03  ファストリ-3日続伸 2月国内ユニクロ既存店売上高3.0%増 春物が順調に立ち上がる
 ファーストリテイリング<9983.T>が3日続伸。同社は3月4日大引け後に、2月の国内ユニクロ売上情報を発表し、既存店+Eコマースは前年比3.0%増となった。直営店+Eコマースも同3.0%増。春物商品が順調に立ち上がったことにより、既存店売上高は増収だったとした。


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