前場コメント No.6 ローソン、アセンテック、アリアケ、日本化薬、オーエムツーなど

2019/03/14(木) 11:30
★9:07  ローソン-みずほが目標株価引き下げ 中期計画の見直しは不可避との見方
 ローソン<2651.T>が反落。みずほ証券では、販売基調の回復が進まず、中期計画の見直しは不可避と判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は7100円→6300円と引き下げた。
 3月11日発表の2月のローソン単体の既存店売上高は前年比で0.1%減となり、5カ月連続のマイナスとなった。夕夜間帯の品ぞろえ強化や省力化につながる新POSレジの導入などは順調に進んでいるが、既存店売上高全体をプラスにするには至っていない。足元の状況を踏まえて、みずほの業績予想を下方修正。3%超の配当利回りが株価の下支えとなっているが、中期計画も含めて、抜本的に戦略を見直す必要があるとの見方を維持するとした。

★9:07  アセンテック-売り気配 前期営業益49%増で着地も市場コンセンサス下回る 今期11%増益見込む
 アセンテック<3565.T>が売り気配。同社は13日に、20.1期の営業益予想を4.2億円(前期比11.4%増)と発表した。
 ITインフラ事業においては、仮想デスクトップ、仮想インフラおよびストレージ、クラウドサービスの事業領域で、商品ラインナップを拡充ならびに自社製品の開発・販売体制の強化に注力し、売り上げを拡大するとしている。
 併せて発表した、19.1期の営業利益は3.8億円(前の期比48.5%増)だった。市場コンセンサス4.5億円を下回った。
 テレワーク導入案件の増加や企業のサイバーセキュリティ対策需要の増加に伴い仮想デスクトップビジネスの事業領域で、売上高が堅調に推移した。また、仮想インフラおよびストレージの事業領域においても先進のハイパーコンバージドインフラ製品の案件の受注や、複数の国内大手クラウド事業者のITインフラを継続的に受注したことにより売上高が拡大した。

★9:07  アリアケジャパン-みずほが目標株価引き下げ 海外の新戦略待ち
 アリアケジャパン<2815.T>が小高い。みずほ証券では、海外の新戦略待ちとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は7300円→6700円と引き下げた。
 今19.3期3Q決算と2月26日発表の米国子会社売却時期の再延期(3月29日に変更)を踏まえ、業績予想を見直し。同社は米国事業売却後に、売上高1000億円構想に向け中国やアセアンなどでの事業展開を加速する考えを示している。これらは今後の注目点と考えるとしたが、現状では業績貢献は見通しにくいとした。

★9:08  日本化薬-みずほが目標株価引き上げ 事業環境の変化を注視
 日本化薬<4272.T>が底堅い。みずほ証券では、事業環境の変化を注視とコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1240円→1350円と引き上げた。
 営業利益予想は減額したが、前回予想(18年12月26日)からバリュエーションが改善したため。営業利益の減額は(1)欧州地域を中心とした自動車安全部品の出荷伸び悩み、(2)医薬事業の悪性神経膠腫治療薬テモゾロミド(先発品テモダール、MSD)の後発品(GE)を中心に売上予想を減額したことが主な要因。
 今後の注目点は、医薬事業のHER2陽性乳がん・胃がん治療薬ハーセプチン(一般名トラスツズマブ、中外-Roche)のバイオシミラー(BS)の浸透、エポキシ樹脂の半導体封止材向けの需要動向などが挙げられるとした。

★9:08  オーエムツーネットワーク-4日続伸 今期営業益7%増見込む 前期は5%減で着地
 オーエムツーネットワーク<7614.T>が4日続伸。同社は13日に、20.1期の連結営業益予想を14.2億円(前期比7.2%増)と発表した。
 食肉小売事業では、引き続き既存店活性化や不採算店閉鎖を継続しつつ、新規ディベロッパーへの出店や、新業態店舗への取り組みを進める。外食業においては、従来からの着実な採算重視の経営を維持しつつ、新店の開発にも注力するとしている。
 併せて発表した、19.1期の連結営業利益は13.2億円(前の期比5.2%減)だった。食肉などの小売業が、新店の立ち上げなどにより、減益となった。また、外食業が原価率上昇などにより、減益となったことも響いた。


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