後場コメント No.1 ダイヘン、じげん、帝国電機製作所、ナカニシ、東レなど

2019/03/14(木) 15:00
★12:30  ダイヘン-いちよしがフェアバリュー引き下げ 中長期成長力に対する見方は変更なし
 ダイヘン<6622.T>が続落。いちよし経済研究所では、外部環境の逆風下にあるが、中長期の成長力に対する見方は変更ないとして、レーティング「A」を継続した。フェアバリューは3500円→3400円と引き下げた。
 今19.3期3Q(10~12月)決算および外部環境を踏まえ、業績予想を下方修正。フェアバリューも引き下げるが、(1)株価は半導体製造装置向け電源の調整長期化をすでに織り込んだ水準と見ること、(2)短期的には外部環境の逆風下にあるが、同社に対する中長期的な成長期待に大きな変更はないことなどを踏まえ「A」を継続。

★12:30  じげん-いちよしがフェアバリュー引き下げ 非Google圏サービスとの連携を進める必要
 じげん<3679.T>が続落。いちよし経済研究所では、今後は非Google圏サービスとの連携強化をさらに進める必要があろうとコメント。レーティング「A」を継続も、フェアバリューは1100円→900円と引き下げた。
 今19.3期3Q実績(18年10~12月)は売上収益32.3億円(前年同期比31%増)、営業利益10.3億円(同28%増)と、いちよしの従前予想を上回った。これについては一時的な大口受注の寄与など今19.3期4Q(19年1~3月)にははく落が予想される面もある。しかし、アグリゲーションサイトの集客が予想を上回っており、いちよしでは売上予想を引き上げ。一方、Googleの新サービス「Googleしごと検索(Google for jobs)」の台頭は同社にとって集客コストの増加につながると考え、来20.3期以降の利益予想を保守的に見直すとした。

★12:31  帝国電機製作所-反落 通期営業益を下方修正 3Q累計営業益19%減
 帝国電機製作所<6333.T>が反落。同社は14日12時に、19.3期通期の連結営業益予想を従来の21.8億円から18.5億円(前期比19.6%減)に引き下げると発表した。市場コンセンサスは25.7億円となっている。
 社内調査委員会による調査の結果、同社中国子会社の連結修理子会社における架空取引などにより、中国税務当局から追徴課税を受ける可能性があることが判明し、その費用計上を行うことから利益が当初予想を下回る見通しとなった。
 併せて発表した、19.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は14.1億円(前年同期比18.8%減)だった。
 同社は、連結修理子会社において修理子会社営業請負制度を利用した架空の費用計上が行われていたことが判明し、社内調査委員会による調査を行っていたことから、決算発表を延期していた。

★12:31  ナカニシ-いちよしがフェアバリュー引き下げ 中長期の潜在成長力を評価
 ナカニシ<7716.T>が小高い。いちよし経済研究所では、中長期の潜在成長力を評価し、レーティング「A」を継続した。フェアバリューは3200円→3000円と引き下げた。
 製品の競争優位性を背景とした中長期の潜在成長力を評価しているほか、予想PERなど成長性バリュエーション指標でも割高感はないとして「A」を継続。今19.12期業績に関して、いちよしでは前回から下方修正するとしたが、会社計画は保守的とみて同計画よりも高めの設定とした。全体販売量ベースでは前期比6%程度の増加が予想され、下期には業績が回復する見通し。海外市場では歯科製品の自社ブランド品の拡大が貢献するとの見方を示した。

★12:31  東レ-生体追従性・吸収性のある再生医療用革新ポリマー創出
 東レ<3402.T>が底堅い。同社は14日に、独自の機能性高分子設計技術を駆使し、初期長に対して10倍に引き伸ばしても破断せずに復元する、皮膚のような柔軟性を有する新規の生体吸収性ポリマーを創出したと発表した。
 この開発品を、直径3ミリメートルのポリエステル繊維製人工血管の外表面に被覆したところ、机上検討の結果、湾曲させても座屈せず人工血管の動きにしなやかに追従したという。この生体吸収性ポリマーは、血管の他にも、皮膚、消化器、泌尿器、筋肉などの柔軟組織・臓器を再生する再生医療足場材料としてさらなる開発を進めるとしている。


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