前場コメント No.10 Hamee、ホットリンク、SDエンターテイメント、キーエンス、SMCなど

2019/03/15(金) 11:30
★10:02  Hamee-いちよしがフェアバリュー引き下げ コマース事業が苦戦
 Hamee<3134.T>が大幅反発。いちよし経済研究所では、新型iPhoneの販売不振によりコマース事業が苦戦していると判断。レーティング「B」を継続、フェアバリューは1700円→900円と引き下げた。
 今19.4期3Q(11~1月)決算を踏まえ、業績予想を下方修正。コマース事業はiPhoneの販売不振により主力のiFaceシリーズが伸び悩み、小売、卸売ともに想定を下回って推移している。プラットフォーム事業の拡大による中長期的な成長期待は大きいが、スマートフォンの出荷動向やコマース事業におけるiFaceシリーズの業績寄与の大きさを考慮すると、当面の業績拡大は従前と比べて緩やかなペースにとどまる可能性が高いとした。

★10:03  スクウェアエニックス-みずほが目標株価引き下げ バリュエーションの拡大を期待
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が5日続伸。みずほ証券では、来20.3期はバリュエーションの拡大を期待するとし、投資判断「買い」を継続した。目標株価は5600円→5000円と引き下げた。
 今19.3期着地リスクや、恒例の(20.3期)ガイダンスリスクは新たなネガティブ材料でもないが、「本決算待ちのスタンスが妥当」となってしまう。しかし、(1)今年はゲーム業界全体にとり、中長期的に示唆の大きいであろうニュースフローが多いと想定され、早ければGDC2019(3月18~22日、米国サンフランシスコ)から大きな動きもあり得ること、(2)6月のE3前に、同社の20.3期の主力タイトルが、例えばPAX East(3月28~31日、米国ボストン)などで一部明らかになる可能性も十分にあることなど、アップサイドポテンシャルも目先想定され、(3)20.3期営業利益のコンセンサス予想も下がってきており、ガイダンスリスクも限定的とも判断され、再エントリーしてもよいとの見方を示した。

★10:06  ホットリンク-反発 ブロックチェーン研究開発プロジェクト開始
 ホットリンク<3680.T>が反発。同社は3月14日大引け後に、ブロックチェーン技術を活用した技術や事業への投資を含んだ研究開発プロジェクトを開始すると発表した。
 その第1号案件として、ブロックチェーンを活用するスポーツテック企業のSAMURAI Security(東京都中央区)と投資契約を締結。さらに、ホットリンクから役員の派遣も行い、SAMURAI Securityへの経営支援を行うとした。

★10:09  SDエンターテイメント-急落 株主優待制度を変更
 SDエンターテイメント<4650.T>が急落。同社は14日に、株主優待制度を一部変更すると発表した。
 これまでは施設利用券と優待商品のいずれかを選択する形としていたが、施設利用券の利用先が縮小されることを鑑み、選択制を廃止し、施設利用券と優待商品の両方を提供する優待制度に変更する。
 これに伴い、保有株式数に応じて贈呈していた「同社およびRIZAPグループ商品」に関しては従来の6000~3万円相当から、3000~1万5000円相当に引き下げる。また、施設利用券に関しフィットネス施設での利用とし、贈呈枚数を半減する。

★10:09  キーエンス-CSが目標株価引き下げ 割高感が強まった印象
 キーエンス<6861.T>が小安い。クレディ・スイス証券では、相対的な業績安心感は抜群だが、逃避先としての資金集中が生じ、割高感が強まった印象とコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は58000円→57000円と引き下げた。
 株式市場は、同社の相対的な業績安心感(=高いディフェンシブ性)とマクロ経済変動に負けない収益構造を高評価、同社株へ逃避的な資金集中が起こり、株価は上場来高値水準で推移している。FA各社の業績低迷と株価の下値リスクが懸念される中、同社業績も鈍化、割高な株価バリュエーションが嫌気されるリスク含みと考えられる。中長期的な高い成長ポテンシャルは疑わないとしたが、来20.3期に向けては踊り場を向かえそうとした。

★10:11  SMC-CSが目標株価引き下げ 再評価には時期尚早
 SMC<6273.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、再評価には時期尚早と判断。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は36000円→34000円と引き下げた。
 業績は納期が2~3日と短いため、ユーザーの受注ではなく、売上高(=生産)に連動しており、相対的に堅調な推移を見せている。CSでは同社受注および業績のボトムは今7~9月との見方を維持。中長期的な成長ポテンシャルは大きいが、再評価には時期尚早と考えるとした。


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