前場コメント No.11 NTTドコモ、新川、バリューゴルフ、THK、アステラスなど

2019/03/15(金) 11:30
★10:13  NTTドコモ-続伸 米テラスに出資 健康・行動検知による遠隔モニタリングで協業
 NTTドコモ<9437.T>が続伸。同社は3月14日大引け後に、高齢者などの遠隔見守りを目的とする遠隔モニタリングサービスに向け、米テラス・ユー・ケア社に出資したと発表した。
、テラス社が開発する小型の室内設置型健康行動(睡眠、歩行、脈拍、転倒など)検知装置を活用したソリューションの実証実験を4月以降に神戸市から開始し、順次拡大する予定。協業に向け、ドコモは100%子会社であるNTTドコモ・ベンチャーズを通じて、テラス社にこのほど出資したとしている。

★10:13  新川-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 事業統合で競争力向上
 新川<6274.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、事業統合で競争力向上と注目。2020年の市況好転を待つとして、投資判断「Buy」を継続も、目標株価は920円→800円と引き下げた。
 表面実装機・産業用ロボットのヤマハ発動機(7272)とモールドのアピックヤマダ(6300)との事業統合により、信用力と半導体後工程におけるプレゼンス向上ならびに事業機会の拡大を想定し「Buy」を継続。事業統合のストラクチャーは、同社がアピックヤマダをTOB(公開買い付け)により完全子会社化するとともに、ヤマハ発動機に対して第三者割当増資(100億円)を実施。7月1日よりヤマハ発動機の子会社として持ち株会社形態へ移行する計画であるとした。

★10:15  バリューゴルフ-ストップ高買い気配 今期営業益60%増見込む 前期は18%減で着地
 バリューゴルフ<3931.T>がストップ高買い気配。同社は14日に、20.1期の連結営業益予想を2.2億円(前期比60.3%増)と発表した。
 ゴルフ事業においては、同社とゴルフ場、ゴルファーの三者がWin-Winとなれるよう、引き続きサービス品質の向上に取り組む。トラベル事業については、既存の企画旅行や航空券などの手配を中心としたトラベルサービスに加え、在日外国人向けバスツアーを始めとするオリジナル商品の立案・販売を進めるとしている。
 併せて発表した、19.1期の連結営業利益は1.4億円(前の期比18.0%減)だった。その他の事業(広告メディア制作事業・メディカル事業)の収益減少および共通費の増加が響いた。

★10:16  THK-CSが目標株価引き下げ 上方修正は見送られる公算大
 THK<6481.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、上方修正は見送られる公算大とコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は2600円→2500円と引き下げた。
 同社受注のボトムは今1~3月と考えるとしたが、その後の受注回復ペースは緩やかと想定。加えて、今後は単価下落リスクも顕在化しそう。決算説明会でコメントされた「2Q決算時の上方修正」は見送られる公算大と考えるとした。
 今19.12期営業利益予想280億円(会社計画280億円)を据え置くが、来期予想を340億円から前年比7%増の300億円へ減額。受注残の売上計上時期の先送り、売価下落リスクなどを加味するとした。

★10:20  アステラス-みずほが目標株価引き下げ 新たな利益改善策の具体化が当面の注目点
 アステラス製薬<4503.T>が小高い。みずほ証券では、新たな利益改善策の具体化が当面の注目点と判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は1970円→1890円と引き下げた。
 AstraZeneca社とのシムビコート(ぜんそく・慢性閉塞性肺疾患)の販売提携終了などで、みずほ予想を減額修正。当面の注目点は「経営計画2018」で示された(1)オペレーショナル・エクセレンスの追求(2020年度で300億円以上の利益改善)の具体化、(2)FOCUS AREA(FA)アプローチによる開発品の進展。
 上記(1)については、中計発表以降で明らかになったものは、西根工場の譲渡(経済条件は非開示)があるが、利益改善効果は期待し難い。(2)については、眼科疾患に対する細胞・遺伝子治療に加えて、2018年12月のPotenza社の買収でがん免疫療法の3開発品の進展が期待されるとした。


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