トリケミカル-急騰 今期営業益6%増見込む 中期経営計画発表も

2019/03/18(月) 10:38
 トリケミカル研究所<4369.T>が急騰。同社は15日に、20.1期の連結営業益予想を22.9億円(前期比6.4%増)と発表した。  積極的な設備と人員への投資を行いながら新規材料の市場投入と既存の材料の生産性向上を図る。また、東アジア市場における中長期的な成長を達成するため、台湾における子会社工場の建設や、韓国においては関係会社と連携した事業活動を強力に推進するとしている。  また、19.1期の連結営業利益は21.5億円だった。同社は19.1期から連結財務諸表を作成しているため、前の期比較はできない。競争力の確保と将来に向けた事業基盤の強化を図るため、全社を挙げての経費削減に継続して取り組むとともに、顧客からの高純度化ニーズおよび差別化への対応を推進したことが寄与した。  併せて、20.1期を初年度とする中期経営計画を策定したことも発表した。社内連携の強化や財務体質の強靭化、生産・販売体制の強化などに取り組む。この計画では、22.1期の数値目標を連結売上高108.4億円、連結営業利益28.8億円としている。なお、19.1期の実績は売上高77.9億円、営業利益21.5億円だった。
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