米シティグループ-大幅安 長短金利逆転による収益悪化懸念強まる
3月22日 終値 前日比 前日比(%)
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C 60.98 -2.93 -4.58%
BAC 27.01 -1.17 -4.15%
JPM 99.76 -3.11 -3.02%
GS 188.96 -5.62 -2.89%
3月22日の取引で 米銀行大手のシティグループ(NYSE:C)が大幅に下落。米長短金利が逆転したことで、融資事業の収益悪化が懸念された。株価は一時、前日比3.46ドル安(-5.41%)の60.45ドルまで下落し、2.93ドル安(-4.58%)の60.98ドルで終了。年初来では17.13%高となった。金融株はバンク・オブ・アメリカ(NYSE:BAC)が4.15%安、JPモルガン・チェース(NYSE:JPM)が3.02%安、ゴールドマン・サックス(NYSE:GS)が2.89%安と軒並み安となり、S&P500の金融株指数は2.77%安と、素材の2.99%安に次いで下落率2位となった。
世界的景気減速懸念の強まりを受けて米10年債利回りは前日比-0.084%の2.455%に低下。一方、米短期国債3カ月物利回りも0.011%低下し、2.462%となったが、10年物利回りが3カ月物利回りを下回る逆イールドとなった。10年物と3カ月物の逆転は2007年6月12日以来、約11年9カ月ぶり。
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