前場コメント No.4 トーエネック、第一三共、ローソン、NTTドコモ、デクセリアルズなど

2019/04/01(月) 11:30
★9:06  トーエネック-買い気配 前期営業益を上方修正 完成工事高の増加が寄与
 トーエネック<1946.T>が買い気配。同社は3月29日に、19.3期通期の連結営業利益予想を従来の80億円から108億円(前期比20.0%増)に引き上げると発表した。完成工事高の増加や工事粗利益率の改善などが寄与した。
 併せて、19.3期の期末配当予想を50円→75円(前期は65円)に修正すると発表した。年間配当は80円→105円となる。

★9:07  第一三共-買い気配 MSMUFGが「OW」へ引き上げ 成功確率上昇&次のADC新薬のカタリスト近い
 第一三共<4568.T>が買い気配。モルガン・スタンレーMUFG証券では、AZN提携で成功確率上昇&次のADC新薬のカタリストも近いと判断。投資判断を「Equal-weight」→「Overweight」を継続、目標株価を4300円→6100円と引き上げた。
 AZNとの大型提携により、DS-8201の大型化に対する市場の信頼度が大きく高まった。5~6月には次のADC新薬(HER3、TROP2)のデータ発表も控えている。日本の大手医薬の中で新薬ストーリーが最も魅力的な銘柄に浮上。
 DS-8201(乳がん)のアップサイド魅力をプラス評価。がんでグローバル実績が豊富なAZNとの提携により、DS-8201のポテンシャル最大化に現実味が出てきた。直近のエーザイの新薬失敗などもあり、日本医薬品カバレッジ銘柄内での相対魅力が高まった点もプラス要素とした。

★9:08  ローソン-JPモルガンが目標株価引き下げ 慎重な投資スタンスを維持
 ローソン<2651.T>が小高い。JPモルガン証券では、業績予想を若干引き下げ、慎重な投資スタンスを維持。投資判断「Underweight」を継続、目標株価を6000円→5700円と引き下げた。
 JPMの業績予想では、前19.2期の着地は営業利益で計画比若干の未達、市場予想線と想定。今20.2期新ガイダンスは営業利益で5%前後の増益と予想。
 現状の情勢を踏まえると、生産性改善のための投資、人員採用と派遣、中期的にはチャージ減額や廃棄ロスのサポートなどの形から、本部からの支援費が増える可能性があるとみられる。21.2期はIT費用と銀行の初期費用一巡などで増益への回帰を予想するとしたが、不透明感が残るとの印象とした。

★9:09  NTTドコモ-底堅い 地域の情報サイト運営のジモティーと提携
 NTTドコモ<9437.T>が底堅い。同社は3月29日大引け後に、地域の情報サイト「ジモティー」を運営する、ジモティー(東京都品川区)と資本・業務提携に合意したと発表した。
 「ジモティー」においてdアカウントなどドコモのアセットとの連携を行うことで、「ジモティー」の利用者拡大およびdポイントの会員基盤拡大を目指す。両社の保有するデータを活用することでターゲティングの精度を高め、両社の媒体およびその広告価値の向上を図る狙い。なお、ドコモはジモティーが第三者割当増資により発行する株式の引き受けおよび既存株主からの一部株式取得を行うとした。

★9:13  デクセリアルズ-MSMUFGが「EW」へ引き下げ ノートPC向けARフィルムが伸び悩み
 デクセリアルズ<4980.T>が小安い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、ノートPC向けARフィルムの伸び悩みから減額修正。投資判断を「Overweight」→ 「Equal-weight」、目標株価を1100円→750円と引き下げた。
 18年度通期営業利益を70億円から40億円へ見直し。従来は4QにARフィルムの売上高増が加速するとみていたが、前四半期比10%減程度に見直し。17年度比では、ノートPCでの採用機種増加などを背景としたARフィルムの売上伸長が見込まれるが、光学樹脂の落ち込みや設備投資拡大に伴う減価償却費増などにより、営業利益は35%減となる見通し。
 19年度予想は、営業利益を90億円から45億円に下方修正。18年度業績予想修正に沿った見直しに。ARフィルムの売上高を従来は30%弱増と想定していたが、微増へと見直し。20年度は、車載用途向けにARフィルムが伸長すると予想。


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