前場コメント No.4 アドベンチャー、シンバイオ製薬、アイシン精機、省電舎、インスペックなど

2019/04/02(火) 11:30
★9:04  東海理化電機製作所-みずほが目標株価引き下げ トヨタの国内増産効果と経費との綱引き
 東海理化電機製作所<6995.T>が小高い。みずほ証券では、トヨタの国内増産効果と経費の出方との綱引きと注目。投資判断「中立」を継続、目標株価は2400円→2000円と引き下げた。
 足元でトヨタの国内生産台数が増加していることは、業績にとってポジティブな要因。国内では主力製品の搭載比率が海外に比べて高いため、利益寄与が大きい。一方で、前19.3期は期初想定に対して経費が増加傾向。みずほでは、海外拠点での生産準備費用や研究開発費、製品保証引当金の増加が背景と考えているとした。当面は、増産効果と費用の出方との綱引きで、株価はボックス圏と想定。

★9:05  アドベンチャー-反発 「スカイチケット」でアメリカン航空とNDC接続で契約
 アドベンチャー<6030.T>が反発。同社は4月1日大引け後に、運営する航空券予約販売サイト「スカイチケット」に関して、アメリカン航空と航空券の新流通規格“NDC”(New Distribution Capability)でのシステム連携の契約を締結したと発表した。これにより、航空券料金や空席状況の確認、顧客ニーズに合わせたアンシェラリーサービス(手荷物など)の提供が可能とした。

★9:05  シンバイオ製薬-4日ぶり反発 抗がん剤「リゴセルチブ注射剤」国際共同第3相試験症例数75%達成
 シンバイオ製薬<4582.T>が4日ぶり反発。同社は1日に、2011年7月に導入した抗がん剤リゴセルチブナトリウムのライセンサーであるオンコノバ(米国ペンシルベニア州)が、リゴセルチブ注射剤単剤による国際共同第3相試験(INSPIRE試験)の症例数が目標の360症例に対して75%を達成したと発表したことをリリースした。
 この試験は、現在の標準治療である低メチル化剤による治療において効果が得られない、治療後に再発した、または低メチル化剤に不耐容性を示した高リスク骨髄異形成症候群患者を対象として実施されており、オンコノバによれば目標360症例の登録は本年下半期に完了することが見込まれるとしている。

★9:06  アイシン精機-みずほが目標株価引き下げ 最悪期は脱するとみるが不透明感も残る
 アイシン精機<7259.T>が3日続伸。みずほ証券では、最悪期は脱するとみるも不透明感は残ると判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は4350円→4200円と引き下げた。
 中国新車市場低迷を主因とした業績悪化懸念は株式市場に浸透していると考えられる。一方で、足元でも中国の新車販売台数は前年同月比2ケタ減少しており、回復の有無やタイミングも見極めにくい。また、3Q決算では北米の採算悪化や品質関連費用の発生も通期会社計画の下方修正要因となった。みずほでは、今20.3期営業利益が回復に向かうと予想するとしたが、そのタイミングや確度には不透明感も残る。当面は、中国新車市場の動向や、AT能増スケジュールと増産対応コスト、北米の採算改善度を確認したいとした。

★9:06  省電舎HD-売り気配 前期営業赤字拡大見込む 3案件完了できず
 省電舎ホールディングス<1711.T>が売り気配。同社は1日に、19.3期通期の連結営業損益予想を従来のゼロから3.5億円の赤字(前の期は2.8億円の赤字)に引き下げると発表した。
 2Qに実現しなかった太陽光発電設備案件Aに加えて、4Qに実現を見込んでいた再生可能エネルギー事業案件B、Cについても完了できなかったことにより、売上12億4500万円、売上総利益3億2500万円を計上できなかった。また、管理体制強化などにより販売管理費が増加したことも響いた。

★9:06  インスペック-急落 3月度受注額は70%減の5300万円
 インスペック<6656.T>が急落。同社は1日、3月度の月次受注額(速報)が5300万円(前年同月比70.1%減)だったと発表した。3月度の受注実績は、海外顧客からロール to ロール型検査装置を受注したとしている。


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