前場コメント No.7 TOA、住友理工、古河電気工業、住友電気工業、IIJなど

2019/04/03(水) 11:30
★9:35  TOA-岡三が新規「強気」 連結業績の安定成長を評価
 TOA<6809.T>が4日続伸。岡三証券では、連結業績の安定成長を評価。レーティング「強気」、目標株価1500円として、カバレッジを開始した。
 業務用・プロ用音響設備、セキュリティ設備の専門メーカーで、非常用業務用放送設備、空港内旅客案内放送システムでは国内トップシェア。2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2025年の大阪万博などのイベントが控えているうえ、防災意識の高まりから防災・減災市場向けの需要拡大が予想され、連結業績は安定成長が続く見通し。今20.3期連結営業利益は39億円(8%増)を予想。

★9:39  住友理工-4日続伸 「上海モーターショー2019」に出展
 住友理工<5191.T>が4日続伸。同社は4月2日大引け後に、中国・上海の展示会場「上海国家会展中心」で4月16日から開催される「上海モーターショー2019に出展すると発表した。
 同社グループが同展示会に単独で出展するのは今回で2度目。電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)などのNEV向け製品をはじめ、環境規制に対応した製品、未来のクルマの快適性や安全性に貢献する先進技術など、幅広い製品ラインアップを紹介するとした。

★9:44  古河電気工業-SMBC日興が目標株価引き下げ 光ファイバー需給悪化の悪影響は軽微
 古河電気工業<5801.T>が小高い。SMBC日興証券では、光ファイバー需給悪化の悪影響は相対的に軽微と判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は3600円→3500円と引き下げた。
 目標株価減額は業績見通しの引き下げが背景。中国の光ファイバー需給の悪化を業績予想に反映したもの。同社の光ファイバーの主戦場は米国や欧州であり、中国市場の価格下落の影響はストレートには受けないとみられるが、中国の光ファイバーメーカーは、稼働率維持のために東南アジアや欧州向けの輸出ドライブをかける方針と思われ、間接的に悪影響が出ると見込んだとした。光ファイバー市場の落ちこみが同社の業績に与える影響は読みづらく、今20.3期業績予想は不透明要因が多いと想定。景気が悪化傾向にあり、エレクトロニクス関連製品などの動向にも注意が必要とした。

★9:47  住友電気工業-SMBC日興が目標株価引き下げ 光ファイバーの収益性悪化を考慮
 住友電気工業<5802.T>が小高い。SMBC日興証券では、光ファイバーの収益性悪化を考慮。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は1610円→1590円と引き下げた。
 China Mobileが固定通信網整備を一巡させたうえ、2019年の光ファイバーの調達価格を約半値に引き下げたことを業績予想に反映。同社の場合、同業他社と比較して光ファイバーの全社利益に対する構成比が低いうえ、海底ケーブル、基地局用の電子デバイスなどの回復も予想されるため、業績への影響は比較的軽微とみられる。ただし、世界的に景気が減速基調にあり、光関連事業以外のモメンタム低下に注意。前19.3期3Qのたな卸資産が売上高の伸び以上に増加しており、今20.3期上期は在庫圧縮のための減産となるリスクがあると指摘した。

★9:51  インターネットイニシアティブ-野村が目標株価引き下げ MVNO接続料低下幅縮小を反映
 インターネットイニシアティブ<3774.T>が続落。野村証券では、MVNO接続料低下幅縮小を予想に反映。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2270円→2240円と引き下げた。
 MVNO事業ではNTTドコモ(9437)に支払う接続料を年度末に清算している。4月1日にNTTドコモが公表した前19.3期のレイヤー2接続のパケット接続料は前期比5%低下によどまった。しかし、18年4~12月累計の営業利益はSI事業採算改善で前年同期比36%増、13.6億円増と好調に推移しており、業績下方修正は小幅にとどめたとした。今後はセキュリティ事業、法人向けMVNO事業、クラウド事業などの拡大で、21.3期から24.3期までの4期間の営業利益は年率11%成長を見込んでいるとしている。


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