前場コメント No.10 ギフト、カルビー、GMOクラウド、ルネサス、富士電機など

2019/04/04(木) 11:31
★9:56  住友ゴム-小安い ブラジル工場でトラック・バス用タイヤの生産開始
 住友ゴム<5110.T>が小安い。同社は4月3日に、ブラジル市場におけるトラック・バス用タイヤの安定供給を図るとともに、為替変動リスクの回避を目的として、ブラジル工場にトラック・バス用タイヤの生産設備を新設したと発表した。2020年末には生産能力を日産1000本とする計画で、総投資額は4億6500万レアル(約135億円)とした。

★9:57  ギフト-4日ぶりに大幅反発 3月度の既存店売上高は4%増 客数は2%減
 ギフト<9279.T>が4日ぶりに大幅反発。同社は3日に、3月度の直営店売り上げ速報を発表し、既存店売上高は前年同月比3.5%増、全店売上高は同46.0%増となった。なお、既存店の客数は2.0%増、客単価は1.5%上昇した。全店ベースの客数は40.9%増、客単価は3.6%の上昇となった。

★10:00  カルビー-JPモルガンが目標株価引き下げ 値上げの歩留まりに着目
 カルビー<2229.T>がもみ合い。JPモルガン証券では、値上げの歩留まりに着目。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は4000円→3200円と引き下げた。
 市場予想は今20.3期利益成長率を約2%の微増益との前提で、ポテトチップス値上げ影響が過小評価を受けている印象を受けているとコメント。海外事業の業績好転は期待できないが、赤字転落、赤字拡大という悲観論を持ち出すほどの悪い材料もないとの見方を示した。

★10:03  GMOクラウド-反発 「電子契約サービスAgree」がワンビシアーカイブズに採用
 GMOクラウド<3788.T>が4日ぶり反発。同社は4月3日大引け後に、提供する「GMO電子契約サービスAgree」について、情報資産管理を行うワンビシアーカイブズに採用され他と発表した。
 電子契約サービス「WAN-Sign」のプラットフォームとして、このほど提供を開始。「WAN-Sign」は本電子契約サービス導入以前に書面で締結した契約書や、契約締結先の都合によって書面で交わした契約書を電子化し、電子契約システム上で一元管理・運用することが可能なサービス。

★10:07  ルネサスエレクトロニクス-SMBC日興が目標株価引き下げ 需要回復は弱い
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が5日続伸。SMBC日興証券では、在庫調整が長引き、需要回復は弱いと判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は880円→570円と引き下げた。
 22.12期以降まで考慮すれば、買収に伴い増加した負債の削減が進み、株主還元にかじを切ることが可能となり、株価に上昇余地はあると考えられる。しかし、短期的にはマクロ経済の鈍化、貿易戦争に伴う半導体需要の低下、負債増加の影響が大きく、バリュエーションに魅力度はなくなったと判断。
 今19.12期のEV/EBITDAは10.6倍(SMBC日興予想、4/2終値571円で算出)。海外の競合、ST Micro、Infineonは5.6倍、8.4倍(3/29時点ブルームバーグコンセンサスベース)。割高な買収を繰り返し、CFが株主に還元されないのであれば、株価の上昇余地は限られるとの見方を示した。

★10:08  富士電機-SMBC日興が目標株価引き下げ 短期モメンタムに欠ける
 富士電機<6504.T>が5日続伸。SMBC日興証券では、長期での増益見通しは不変ながら、短期モメンタムに欠けると判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は5400円→4600円と引き下げた。
 長期視点では、パワー半導体やパワエレエネルギーソリューションのけん引によって営業利益5年CAGR+6.8%と、増益基調は続くと予想。一方、今20.3期は一過性要因を除けば微増益にとどまり、短期モメンタムはさらに鈍化する見通し。自動車向けパワー半導体は高成長が期待されるが、設備投資増加に伴う固定費増加を考慮すると、増収による増益貢献が顕在化するのは22.3期以降と予想するとした。


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