前場コメント No.7 NEC、ダイセキ、丹青社、TOTO、GAテクノロジーズなど

2019/04/05(金) 11:30
★9:35  NEC-続伸 好材料顕在化が続くと想定 「買い」継続 CLに新規採用
 NEC<6701.T>が変わらずを挟んで続伸。ゴールドマン・サックス証券では、好材料顕在化が続くと想定。投資判断「買い」を継続、目標株価を4400円→5250円と引き上げ、コンビクション・リストに新規採用した。
 好材料出尽くしを懸念する向きが一部あるが、GSの評価は構造改革効果による損益改善だけでなく、国内ビジネスを中心とする増収に伴う限界利益増の貢献が市場想定以上となる点が確認されると、もう一段切り上がると見ているとした。加えて、買収した海外子会社の利益貢献や、5G関連市場での成長余地なども徐々に具体的に見える可能性が高まっているとした。
 注目点は以下の4つ。(1)国内インフラ投資拡大の恩恵を享受、(2)海外子会社が増益に貢献する、(3)5Gの事業機会がより明確となる、(4)ビジネスポートフォリオの改善が具体化する。

★9:39  ダイセキ-急落 今期営業益11%増見込むも材料出尽くし
 ダイセキ<9793.T>が急落。同社は4日に、20.2期の連結営業益予想を101億円(前期比10.9%増)と発表した。市場コンセンサスは100億円。
 前期において不調であった事業部門の安定化も期待でき、さらには積極的な設備投資や人材の活用などにより国内シェアをさらに高める。なお、20.2期においては100億円を超える過去最高の設備投資計画を立案しているとした。
 併せて発表した、19.2期の連結営業利益は91億円(前の期比3.7%増)だった。年初から受注単価の下落により採算が悪化したダイセキ環境ソリューションが手掛ける土壌汚染処理事業、ならびに鉛価格下落の影響を受けたダイセキMCRが手掛ける鉛リサイクル事業は、採算が悪化し、特に年度前半は大幅に計画を下回った。しかし、年度後半からは徐々に価格も安定し、両社ともに採算が改善したことが寄与した。なお、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:45  丹青社-続落 日本のアート・工芸作品を国内外に発信する「B-OWND」5月提供開始
 丹青社<9743.T>が続落。同社は4月4日、ブロックチェーンを活用した日本のアート・工芸作品の新たなプラットフォーム「B-OWND」の提供を5月10日10時より開始すると発表した。
 日本のアーティスト・工芸家と世界中のコレクター(購入者)、キュレーター・美術評論家(レビュアー)を直接つなぎ、アーティストとコレクター、レビュアーのコミュニケーションを促すほか、作品の販売・購入が可能なサービス。売買の際にブロックチェーンを活用することで、作品の真贋および流通管理機能をもたせているとした。

★9:45  TOTO-みずほが目標株価引き上げ 中国事業は持ち直すと予想
 TOTO<5332.T>がもみ合い。みずほ証券では、中国事業は持ち直すと予想。投資判断「中立」を継続も、目標株価は3800円→4350円と引き上げた。
 今20.3期営業利益は前期比で12%増の471億円と、前19.3期の419億円(同20%減)から持ち直すと予想。海外住設事業では、中国でウォシュレットと衛生陶器が一体となった新商品「ウォシュレットプラス」の2019年4月発売に向けて、生産面での問題は解消されたもようで営業利益は同28%増と予想。日本住設事業は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、非住宅施設における需要が高まる一方、住宅向け需要が伸び悩み、営業利益は同2%増にとどまると予想。

★9:50  GAテクノロジーズ-底堅い 不動産投資分野で国内初のオンライン融資申込・審査手続開始
 GA technologies<3491.T>が底堅い。同社は4月5日早朝、SBJ銀行(東京都港区)と提携し、不動産投資分野では国内で初となるオンライン住宅ローン融資申込・審査手続サービス『Mortgage Gateway(ver.1.0)』の提供を開始したと発表した。
 ポイントは以下の通り。(1)不動産投資分野で国内初のオンライン完結型住宅ローン融資申込・審査手続サービスを提供開始、(2)住宅ローン融資申込・審査手続における業務時間を最大66.2%削減、(3)住宅ローン審査プロセスを見える化し、透明性の高いプロセスを実現。


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