後場コメント No.4 ラクオリア創薬、ヤマトHD、SGHD、信越化学、住友重機械など

2019/04/12(金) 15:00
★13:07  ラクオリア創薬-後場プラス転換 EP4拮抗薬GALLIPRANTの欧州販売開始 一時金受領確定
 ラクオリア創薬<4579.T>が後場プラス転換。同社は12日13時に、アラタナ社(米国カンザス州)より、同社がアラタナ社へ導出したEP4拮抗薬(GALLIPRANT/grapiprant/RQ-00000007/AT-001、以下「GALLIPRANT」)について、犬の変形性関節症に伴う痛みの治療薬として欧州で販売を開始した旨の通知を受けたと発表した。
 今回の欧州での販売開始に伴い、同社は、マイルストン達成に伴う一時金を受領し、19.12期の事業収益に計上するとともに、上市後の医薬品売上高の一定料率のロイヤルティ収入を受領する予定という。なお具体的な金額などについては、契約上、非開示としている。

★13:10  ヤマトHD-SMBC日興が目標株価引き下げ 20.3期は働き方改革を完遂する年
 ヤマトホールディングス<9064.T>が小安い。SMBC日興証券では、今20.3期は働き方改革を完遂する年と判断。大幅な収益性改善はまだ先とみて、投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2800円→2600円と引き下げた。
 外部環境については、宅配市場における価格是正が継続しており、同社にとっては追い風と考えられる。一方、中計最終年度となる今20.3期は同社にとって働き方改革を完遂する年度であり、働き方改革に伴う人件費増加などが継続すると予想。一段の収益性向上にかじを切るのは21.3期とみられ、今後の同社の取り組みを注視したいとした。

★13:14  SGHD-SMBC日興が目標株価引き上げ Qualityと業績ボラの低さが評価ポイント
 SGホールディングス<9143.T>が小高い。SMBC日興証券では、Qualityと業績ボラティリティの低さが評価ポイントとし、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は3000円→3200円と引き上げた。
 同社は物流サブセクター内で相対的に高いバリュエーション評価となっている。しかし、同社の管理会計システムが秀逸であることに鑑みると、同社に対する高い評価は今後も継続する考えられる。同社は2012年頃から収益性管理の高度化に取り組んできた。宅配便に対する原価管理を徹底し、営業所費用などの簡易的な分配により、商品別・顧客別原価を推計することが可能となっている。同取り組みは国内の物流企業においてトップクラスのレベルにあると認識。収益管理の高度化が業績の予見性にもつながっており、結果的にコストコントロールが行いやすい状況になっているとみられるとした。

★13:21  信越化学-CSが目標株価引き上げ 増益は続くが本格的な株価上昇はいまだ先
 信越化学工業<4063.T>が小安い。クレディ・スイス証券では、増益は続くが、本格的な株価上昇はいまだ先とみて、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は10200円→10560円と引き上げた。
 営業利益は前19.3期4340億円(前年比29%増)、今20.3期4471億円を予想。今20.3期について、塩化ビニル樹脂は今20.3期に立ち上がる北米でのエチレンプラントの減価償却費増加により利益は伸び悩むとみられるが、半導体シリコンでは半導体市況低迷のなか減価償却費負担が前19.3期にピークを迎えると想定し、増益、シリコーンは経済成長による高機能品の販売増、電子機能材料ではレアアースマグネットが環境対応の自動車用モーター需要拡大により増益を想定。しかし、今20.3期は全社で前年比3%増にとどまると予想。

★13:25  住友重機械-小高い 子会社がメキシコ・バヒオ地区に小型汎用減速機の組立工場開設
 住友重機械工業<6302.T>が小高い。同社は4月12日、100%子会社でメキシコでの減速機の製造・販売を手掛けるSM-Cyclo De Mexicoが、メキシコのバヒオ地区に小型汎用減速機の組立工場を開設したと発表した。メキシコシティの北側に位置し、メキシコ中部の戦略的経済エリア。近年、このエリアには自動車産業が集積し、多数の海外企業が進出。日系企業の製造拠点を中心に同社減速機が多数稼動しているとした。


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