タカラバイオ-反発 三重大学と新規CAR遺伝子治療の共同研究を開始
タカラバイオ<4974.T>が4日ぶり反発。同社は4月18日大引け後に、三重大学医学系研究科の珠玖洋特定教授らのグループと、新規CAR(キメラ抗原受容体)遺伝子治療に関する共同研究を開始したと発表した。
CAR遺伝子治療の課題と言われている、治療効果の持続性向上(再発防止)、血液がん以外の固形がんに対する適応拡大に焦点をあてる。具体的には、CAR遺伝子の(1)がん抗原などを認識する「抗体ドメイン」、(2)攻撃性に関与する「シグナル伝達ドメイン」の2つの機能ドメインに関わる遺伝子構造を改変し、その効果を細胞や動物レベルで検証。研究にあたっては、(1)についてはCEA(固形がんでの発現が顕著ながん抗原)を認識する抗体ドメインの効果、(2)については、両者の独自技術であるGITR(T細胞の寿命延長や攻撃性持続に関わるタンパク質)の効果などを確認する予定とした。
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