前場コメント No.2 日立金属、コメダ、Jストリーム、愛光電気、高砂熱学工業など

2019/04/19(金) 11:30
★9:01  ヤマトHD-売り気配 前期営業益を下方修正 一過性費用が増加
 ヤマトホールディングス<9064.T>が売り気配。同社は18日に、19.3期通期の連結営業利益予想を従来の670億円から580億円(前の期比65.2%増)に引き下げると発表した。4月14日付日経新聞朝刊で報じられた観測670億円程度を下回った。市場コンセンサスは701億円となっている。
 営業収益の下振れに加え、20.3期に向けた集配キャパシティ拡大に伴う費用および、3 月の取り扱い数量予測のズレに伴う一過性費用が増加したことなどから、営業費用全体で前回予想を40億円上回る見込みとなったことが響く。

★9:01  日立金属-みずほが「UP」へ引き下げ 下期回復期待は楽観的との見方
 日立金属<5486.T>が続落。みずほ証券では、下期回復期待は楽観的と判断。投資判断を「中立」→「アンダーパフォーム」、目標株価を1050円→1020円と引き下げた。
 株式市場では今20.3期の下期回復期待が強い。今20.3期営業利益のIFISコンセンサスは602億円と増益が見込まれている。
 株価は2月1日を底に20%以上上昇しているが、以下2点を考慮すると割高感が強まったと判断。(1)業績下振れ。主力の工具鋼の受注は足元減少率が拡大。みずほでは20.3期調整後営業利益予想を445億円へ下方修正。(2)利益調整局面の長期化。みずほでは利益の大底は21.3期下期とみている。主要ユーザーである自動車、建設、エレクトロニクスはいずれも10月予定の消費税率引き上げの影響を受ける。東京五輪関連の需要も21.3期下期には完全に終了する。

★9:01  コメダ-みずほが「中立」へ引き下げ 中計の出店目標は未達を予想
 コメダホールディングス<3543.T>が4日続落。みずほ証券では、中計の出店目標は未達を予想。投資判断を「買い」→「中立」、目標株価を2600円→2100円と引き下げた。
 前19.2期決算発表後の会社訪問を踏まえ、業績予想を修正。上場した17.2期以降、今20.2期まで4期連続で店舗純増数は前期比で減少する見込み。同社が中期経営計画で目標に掲げる21.2期末1000店舗体制の構築は困難と判断し、また短期的なカタリストにも欠けるとみることから、業績予想を下方修正。「コメダ珈琲店」以外の業態の本格的な立ち上がりや、株主還元の拡充に期待したいとした。

★9:02  Jストリーム-買い気配 プレイヤー側でマルチCDN実施する技術にかかる国内特許取得
 Jストリーム<4308.T>が買い気配。同社は18日に、ストリーミング再生に利用されるプレイヤーでマルチCDNを行う技術を開発し、日本における特許を取得したと発表した。
 この特許は、コンテンツ配信に利用されるCDN(Content Delivery Network)の進歩した形であるマルチCDN(契約している複数のCDNから最適なCDNを自動的に選択する仕組み)を、動画などのストリーミング再生で利用されるプレイヤー側で行う技術に関するものとしている。

★9:02  愛光電気-買い気配 前期営業益の上方修正と増配を発表 販管費が予想下回る
 愛光電気<9909.T>が買い気配。同社は18日に、19.3期通期の営業利益予想を従来の2.5億円から3.0億円(前期比12.1%増)へと引き上げると発表した。売上総利益が堅調に推移したことと、販管費が業績予想数値より減少したことにより、前回予想を上回る見込みとなった。
 併せて、19.3期の期末配当予想を35円→50円(前期は45円)に修正することも発表した。年間配当も同額となる。

★9:02  高砂熱学工業-3日ぶり反発 前期の業績予想を上方修正 連結営業益5%増
 高砂熱学工業<1969.T>が3日ぶり反発。同社は18日、19.3期の業績予想を上方修正し、連結営業益を従来の165億円から172億円(前の期比5%増)、純利益は同118億円から125億円(同5.9%増)に引き上げた。また、連結受注高は従来の2800億円から3300億円(同14%増)となった。
 首都圏の大型再開発工事が順調に進捗したことに加え、工場やデータセンタなどの産業設備工事が増加したことから、売上高が伸びたことが寄与した。


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