〔Market Flash〕自動車部品では中国市場回復を見据えた投資戦略が有効~JPモルガン

2019/04/19(金) 13:20
【13:20】自動車部品では中国市場回復を見据えた投資戦略が有効~JPモルガン  JPモルガン証券では自動車部品各社に関して、当面は中国自動車市場の回復、中期的にはEV・HV市場の拡大がセクター収益をけん引すると考えている。中国ローカルメディアによれば、中国国家発展改革委員会(NDRC)による自動車刺激策ドラフト案が近く提示される見通しとのことで、中国自動車市場の回復ペースが想定より早まる可能性が高いとみている。個別では、アイシン精機(7259)と小糸製作所(7276)に「強気」、相対感からデンソー(6902)や豊田自動織機(6201)は「中立」のスタンスを維持している。 【12:45】今後の日銀金融政策決定会合では追加緩和に注目~大和  大和証券では、4月24・25日を含め、今後の金融政策決定会合で日銀が追加緩和を検討する可能性があると考えている。日本経済新聞社が実施している賃金動向調査の一次集計では、賃上げ率は前年に比べて低下しており、最終集計ではさらに伸び率が低下する可能性が高いとみている。その先も、同一労働同一賃金ガイドラインが義務化される予定の中で、正規雇用者の賃上げにはしわ寄せも懸念される。これまでの追加金融緩和は2016年に集中しているが、大和では当時と近い程度に賃金上昇率が低下すると考えている。タイミング的には、2014年の消費増税前後に金融緩和を行ったとも言えるだけに、そろそろ金融緩和策が追加で検討されてもおかしくないと考えている。 【11:00】化学・繊維では中国向け需要が厳しかった企業に回復の可能性~野村  野村証券では化学・繊維セクターに関して、18年10-12月期は中国向け需要が不振であった企業が多かったが、これらの需要が回復する可能性があると考えている。建築用塗料で中国トップシェアである日本ペイント(4612)、MDIや塩ビなどを中国アジアで展開している東ソー(4042)、中国やアジアで石油化学などを展開する住友化学(4005)、10-12月は中国の自動車や家電向けABS樹脂やエアバック繊維が不振であった東レ(3402)、同10-12月は中国の雑貨向けエラストマやコネクタ向けジェネスタの需要が厳しかったクラレ(3405)、中国の自動車向けの構成比が高い合成樹脂ポリアセタールを製造するダイセル(4202)などが、中国向け需要が回復すれば短期的に業績面で恩恵を受ける可能性があると考えている。 【10:10】銀行では三住トラスト、千葉、ふくおかの増益ガイダンスを予想~JPモルガン  JPモルガン証券では銀行セクターに関して、2018年度の決算着地には債券ロスカットなどのネガティブ材料が一部みられると想定しているが、すでに下方修正を発表したみずほ(8411)、あおぞら(8304)、りそな(8308)以外のガイダンスの大幅未達はないと予想している。2019年度のガイダンスは、市場利益計画を抑制し、多くの先で減益予想となる見通しの中、三井住友トラスト(8309)、千葉(8331)、ふくおか(8354)では増益ガイダンスが見込まれ、ふくおか、三井住友(8316)、新生(8303)では還元拡大が期待されるとしている。決算という短期的材料では三井住友や三井住友トラストに安心感があるとみており、新生とふくおかに関しては、新たに発表される中期経営計画に期待している。 【9:30】国内10年長期金利の低下局面は終了の可能性~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券のテクニカルリポートでは、国内の10年長期金利に関して、17年2月の0.15%からの金利低下局面が、3月28日のマイナス0.1%で終わった可能性を指摘している。4月17日にはマイナス0.01%まで上昇し、5カ月ぶりに75日線を上抜いた。三菱UFJMSでは、3月5日の0.01%が当面のチャート節目とみており、この節目を上抜くと1月10日の0.03%を試しに行くと予想している。 【8:45】寄り前気配は任天堂、アイシン精、科研薬、不二油が高い気配値  主力株の寄り前気配では、任天堂(7974)+13.80%、アイシン精(7259) +9.42%、科研薬(4521) +7.69%、不二油(2607) +4.51%、中部電(9502) +4.49%、シマノ(7309) +3.93%、日光電(6849) +3.72%、千代建(6366) +3.52%、イズミ(8273) +3.44%、大垣銀(8361) +3.20%などが高い気配値。  一方、LIXILG(5938) -8.60%、TSテック(7313) -5.34%、三和HD(5929) -5.03%、ヤマトHD(9064) -4.79%、日梱包(9072) -4.79%、タダノ(6395) -4.70%、福山運(9075) -4.54%、住友ベ(4203) -3.98%、T&DHD(8795) -3.54%、日立キャピ(8586) -3.47%などが安い気配値となっている。
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