前場コメント No.7 東京衡機、サンドラッグ、モーニングスター、ディップ、杉本商事など

2019/04/22(月) 11:30
★9:10  東京衡機-急落 今期営業益13%減見込む 前期は計画下振れ着地
 東京衡機<7719.T>が急落。同社は19日に、20.2期通期の連結営業利益予想は2.5億円(前期比13.0減)と発表した。
 試験機事業では、市場シェア拡大に向けて製品・技術開発力を強化し、持続的な成長を目指す。エンジニアリング事業では、ゆるみ止め製品のさらなる市場浸透を追求すべく、営業活動に取り組む。海外事業では、徹底したコスト管理と営業強化により早期の黒字化を目指すとしている。
 併せて発表した、19.2期通期の連結営業損益は2.9億円の黒字(前の期は3.1億円の赤字)だった。通期の会社計画は2.9億円の黒字だったので着地は下振れた。試験機事業の売上高増加による粗利改善があったものの、グループ全体では、主に海外事業での原価悪化により、わずかに未達となった。

★9:11  三菱UFJ-3日続落 19.3期に1000億円規模の追加損失計上へ 日経報道
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が3日続落。22日付の日本経済新聞朝刊で、2019年3月期に1000億円規模の追加損失を計上すると報じられた。
 記事によれば、クレジットカード子会社の三菱UFJニコスは投資に見合った収益を見込めないとして新システムの開発を中止。投資済みの750億円程度で減損損失を出すという。過去に払いすぎた利息を顧客に返す「過払い金返還」に充てる引当金も計上するとしている。

★9:13  サンドラッグ-野村が目標株価引き下げ ドラッグストア事業の販促見直しを評価
 サンドラッグ<9989.T>が小安い。野村証券では、ドラッグストア事業の販促見直しを評価。現状株価は下げ過ぎとみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は4300円→3500円と引き下げた。
 今20.3期以降の業績予想については、主に今20.3期のDgS事業出店数の前提を引き下げ、下方修正。建築コストの低下を見込む東京オリンピック後まで出店数は低迷すると見方を変更。ただし、採算重視策の悪影響で客離れが起きていたが、販促を見直した結果、3月既存店客数は前年同月比を上回ったとのことであり、DgS事業の既存店の売上高が一段と悪化する懸念は小さいと考えられる。今20.3期、来21.3期についてはDgS事業は出店減速で業績が伸び悩むが、競争力が維持されているDS事業が既存店の増収を続けて全体業績をけん引し、いずれも前期比3%営業増益を予想するとした。

★9:15  モーニングスター-大幅反落 前期営業益1%増で着地も材料出尽くし
 モーニングスター<4765.T>が大幅反落。同社は19日に、19.3期の連結営業利益は16.5億円(前の期比0.5%増)だったと発表した。
 金融機関の資産運用アドバイザーが顧客に適切な金融商品説明を行うタブレット端末による金融情報提供が着実に増加した。また、資産運用セミナーの集客も順調に推移し、これに伴いメディア・ソリューション(ウェブ広告とセミナー)の売り上げが増加となった。また、販管費が減少したことも寄与した。しかし、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:15  ディップ-急騰 上限200万株・30億円の自己株取得へ 割合は3.50%
 ディップ<2379.T>が急騰。同社は19日に、上限200万株・30億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 資本効率の向上および経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするとともに、1株当たりの株主価値を高め、株主への利益還元を充実させるため。取得期間は4月22日~7月31日。なお、上限200万株を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.50%となる。

★9:16  杉本商事-続伸 19.3期の期末配当予想を40円に修正
 杉本商事<9932.T>が続伸。同社は19日に、19.3期の期末配当予想を30円から40円(前期は30円)に修正すると発表した。年間配当は60円→70円(前期は55円)となる。


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