前場コメント No.9 ニトリ、極東貿易、永谷園、日本リテールF、オムロンなど

2019/04/22(月) 11:30
★9:25  ニトリ-みずほが目標株価引き下げ 中国立て直しには時間も国内事業は安定感あり
 ニトリホールディングス<9843.T>が続伸。みずほ証券では、中国事業の立て直しには時間を要するが、国内事業は安定感ありとみて、投資判断「買い」を継続した。目標株価は18000円→16500円と引き下げた。
 中国事業における出店計画の下方修正や為替への懸念などにより、過去12カ月で同社株はTOPIX小売/TOPIXを14%/22%アンダーパフォームしてきた。しかし、国内の消費環境が悪化する中でも、同社は安定した増益を見込める銘柄とみて「買い」を継続。ホームファッション商品を中心とした小型店のデコホームなど、従来の郊外型店舗以外のフォーマットが確立されつつあり、創業地の北海道以外の地域でも、北海道並みのシェアを獲得できる確度が高まりつつあると考えるとした。

★9:31  極東貿易-急騰 株主提案の書面を受領 保有株式の売却や剰余金処分が提案される
 極東貿易<8093.T>が急騰。同社は19日に、株主であるIntertrust Trustees (Cayman) Limited Soley In ItsCapacity As Trustee Of Japan-Upおよびストラテジックキャピタルより、6月開催予定の同社第99回定時株主総会における議題について株主提案を行う旨の2書面を受領したと発表した。
 提案された議題は、「資本コストの開示に係る定款変更の件」、「保有する株式の売却に係る定款変更の件」、「剰余金を処分する件」。同社は提案内容を慎重に検討し、取締役会としての意見を形成させていくとしている。

★9:31  永谷園HD-3日続落 前期連結純利益25%減に下方修正 物流費・原材料費の高騰で
 永谷園ホールディングス<2899.T>が3日続落。同社は19日に、19.3期通期の連結純利益予想を従来の27.5億円から12.5億円(前の期比24.7%減)に引き下げると発表した。
 連結営業益は従来の46.5億円から26.0億円(前の期比27.2%減)に引き下げた。物流費や原材料価格の高騰が影響した。

★9:31  日本リテールF-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 川崎ルフロンのリテナントはほぼ完了
 日本リテールファンド投資法人<8953.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、川崎ルフロンのリテナントはほぼ完了と判断。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は24.60万円→25.30万円と引き上げた。
 懸案であった川崎ルフロンのリニューアルに伴うリテナントはおおむね完了したが、今後は売却が先行している物件入替の推移を見極める必要があると考え「Neutral」を継続。
 都市型回帰を掲げ、同REITが推進する1000億円規模の物件入替は48億円のコア資産取得に対し、245億円のサブ資産売却を完了。売却ではく落した賃料収入のコア資産取得による回復が課題だが、目線とする償却後NOI利回り3.3%を維持した取得の可否ついては今後も見極めが必要であると指摘した。

★9:34  オムロン-続伸 「DriveKarte」にあおり運転検知・警告機能を搭載
 オムロン<6645.T>が続伸。同社は4月19日大引け後に、子会社で社会システム事業を展開するオムロン ソーシアルソリューションズ(東京都港区)が、ドライバー安全運転管理サービス「DriveKarte」に、ドライバーのあおり運転を検知・警告する機能を追加したと発表した。
 ドライバーの安全運転を管理する立場にある社有車を有する企業や、物流・公共交通などの事業者向けに、6月末より提供を開始する。DriveKarteに内蔵された3軸加速度センサーやジャイロセンサー、GPSで急な加減速や急ハンドル、走行速度を検出し、独自のアルゴリズムによりあおり運転を判断。あおり運転を検知すると、ドライバーに音声で注意喚起を行うと同時に、運行管理者に対してもリアルタイムで通知することで、危険運転防止に貢献するとした。


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