前場コメント No.11 総合メディカル、ドリコム、進和、ラクスル、NIPPOなど

2019/04/24(水) 11:30
★9:35  総合メディカルHD-3日ぶり反落 20.3期営業益8%増 前期は17%増益で着地
 総合メディカルホールディングス<9277.T>が3日ぶり反落。同社は23日時に、20.3期の連結営業利益予想を63.8億円(前期比17.6%増)と発表した。総合メディカルを核に、各グループ会社のオーガニックな成長に加え、グループ間のシナジーを創出することで二けた成長を見込んでいる。
 また、19.3期の連結営業利益は54.1億円だった。同社は、2018年10月1日に単独株式移転により設立されたため、18.3期との比較はできない。株価は決算を受けて買いが先行したものの、直近で期待買いも入っていたことから、上昇が続かず下げに転じている。

★9:37  ドリコム-続伸 ARスマホアプリ構築プラットフォーム『AROW』オープンテスト版公開
 ドリコム<3793.T>が続伸。同社は4月23日大引け後に、位置情報と3DリアルマップによるAR体験を実現するためのスマートフォンアプリ構築プラットフォーム『AROW』のオープンテストバージョンをリリースすると発表した。
 『AROW』はゲームなどスマートフォンアプリ開発で活用できる3DマップデータとPOI(Point of Interest)データの提供を軸としているもの。利用することで、実際の位置情報と連動した3Dマップにゲームの世界観などを適用することができるとした。

★9:41  進和-東海東京が目標株価引き上げ 中国の売上増加や粗利率改善で業績予想を引き上げ
 進和<7607.T>が反発。東海東京調査センターでは、中国の売上増加や粗利率改善で業績予想を引き上げ。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を2900円→3000円と引き上げた。
 今19.8期2Q累計(2018年9月~2019年2月)業績は売上高301億円(前年比14.7%増)、営業利益24.9億円(同34.9%増)。中国で顧客の生産能力増強による設備売上の増加、国内で大口のスポット案件があったこと、米国で設備案件の売上計上などで営業利益は東海東京予想(21.9億円)を上回った。中国での売上増加や粗利率の改善、ダイシンの子会社化を織り込み、業績予想を引き上げ。今19.8期通期業績は売上高625億円(前年比10.4%増)、営業利益50.0億円(同14.2%増)と予想。

★9:42  ラクスル-急騰 経済産業省の「IT経営注目企業2019」に選定
 ラクスル<4384.T>が急騰。同社は23日に、経済産業省と東京証券取引所が実施する「攻めのIT経営銘柄」において、「IT経営注目企業2019」に選定されたと発表した。
 今回、同社が「IT経営注目企業2019」に選定されたのは、ITを活用した印刷、物流領域におけるシェアリングプラットフォームの創出や、新たなデジタル技術の活用が企業価値向上へ寄与している点について高く評価されたものと受け止めているという。
 同社は今後も積極的にITを活用し、印刷や物流といった伝統的な産業において新たな価値の創造や生産性向上に努めるとしている。

★9:45  NIPPO-野村が「Buy」へ引き上げ 公共事業費増加の恩恵が顕在化し始める
 NIPPO<1881.T>が続伸。野村証券では、公共事業費増加の恩恵が顕在化し始めていると判断。レーティングを「Neutral」→「Buy」、目標株価を1910円→2800円と引き上げた。
 18年度補正予算、19年度当初予算で増加した公共事業費の好影響により、前払金保証統計に表れる公共向けの受注額は19年2月以降で増加に転じている。主力事業である道路舗装工事やアスファルト合材の製造販売事業も、受注の増加を通じて業績が回復に向かう見込み。前19.3期は原材料価格の上昇に伴うマージンの悪化や合材の出荷減により前期比6%営業減益を見込むとしたが、今20.3期からは公共事業費の増加の恩恵が顕在化し始めるとともに、マージンの悪化にも歯止めがかかり、同10%営業増益と回復を予想。合材販売のカルテル問題も終息しつつあり、製造販売の数量とマージンの見方を見直し、野村の利益予想を上方修正したとしている。


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