後場コメント No.4 マキタ、東祥、石塚硝子、日産自動車、ゼンリンなど

2019/04/24(水) 15:00
★13:23  マキタ-ドイツ証が目標株価引き下げ 中国の次は欧州の底打ちに注目
 マキタ<6586.T>がもみ合い。ドイツ証券では、中国の次は欧州の底打ちに注目とコメント。レーティング「Hold」を継続、目標株価は4700円→4400円と引き下げた。
 同社の売上高の4割強は欧州向け。業績は高かった市場期待に対して低調に推移したため、欧州経済に対する懸念とともに株価は大きくアンダーパフォームしたが、株価への織り込みも進んだといえる。中国のPMIの改善を市場は織り込み始めており、その先の展開としては、中国市場の停滞に影響されたその他の市場の底打ちのタイミングであり、欧州もその市場の1つ。長期的な目線で同社の収益は安定しており、GDP成長との連動性が確認されることにより、引き続きトップラインの安定成長を見込める長期成長銘柄として再評価される可能性があるとした。

★13:31  カカクコム-底堅い 「バスとりっぷ」3月の月間ユーザー数が100万人を突破
 カカクコム<2371.T>が底堅い。同社は4月24日12時に、子会社であるLCL(東京都中央区)が運営する高速バス・夜行バスの情報メディア「バスとりっぷ」に関し、3月の月間ユーザー数が100万人(単月過去最高)を突破したと発表した。全国の高速バス・夜行バス利用時に役立つ記事を配信している高速バスユーザー向け情報専門メディア。

★13:32  東祥-ドイツ証が目標株価引き下げ 業績予想を下方修正
 東祥<8920.T>が大幅反落。ドイツ証券では、業績予想を下方修正。レーティング「Hold」を継続、目標株価は3700円→3300円と引き下げた。
 フィットネス業界の競争環境激化を受け、業績予想と目標株価を引き下げ。小型で24時間営業がウリのエニタイムフィットネスは3月に国内500店舗を達成したと発表。半年で約100店舗増えたことになる。他にも同様の小型フィットネスクラブが乱立している状況。日本のフィットネスクラブは中長期的にみて成長産業であるものの、このような急激過ぎる競争環境の変化は、既存の総合型フィットネスクラブ業者には逆風。すでに同社のホリデイスポーツクラブでも既存店会員数が減少するなど悪影響が出ていると指摘した。

★13:38  石塚硝子-後場急騰 今期営業益27%増見込む 前期は9%減で着地
 石塚硝子<5204.T>が後場急騰。同社は24日13時30分に、20.3期の連結営業益予想を30.0億円(前期比27.3%増)と発表した。グループを横断した機能強化をさらに発展させ、製造工程の合理化および抜本的な業務の見直しなどを進めていくとしている。
 また、19.3期の連結営業利益は23.6億円(前の期比8.8%減)だった。原燃料価格の高騰などが響いた。
 併せて、2019年度からの3か年を対象とした中期経営計画を策定したことも発表した。中期経営計画では、「営業利益率5%の達成」や「非容器事業を連結売上高の10%まで拡大」、「グループ横断機能のさらなる強化」を基本方針としている。

★13:38  日産自動車-下げ幅拡大 前期業績予想を下方修正へと日経報道 今夕にも発表の見通し
 日産自動車<7201.T>が下げ幅拡大。日本経済新聞・電子版で4月24日13時26分、同社が前19.3期の連結業績予想を下方修正すると伝えられた。今夕にも発表の見通し。
 主力市場の米国で完成車の販売が振るわず、採算が悪くなっており、利益が大きく下振れるとみられるとした。米国や中国など販売不調が続くことを理由に、2月にも連結営業利益予想を期初から900億円引き下げており、それに続く下方修正になると報じた。

★13:45  ゼンリン-TIWが「2+」継続 業績修正の影響は限定的と見る
 ゼンリン<9474.T>が続伸。投資情報会社のTIWでは、業績修正の影響は限定的と見るとして、投資評価「2+(Outperform)」を継続した。
 前19.3期着地予想を修正、従来予想を営業利益は上振れも、純利益は下回る見通し。一方、同社は「地図情報を提供してきた企業」から「情報を地図化する世界一の企業」への転換、海外強化を目指している。買収先の収益向上の遅れはネガティブとしたが、成長分野への負担減少(償却負担減)はポジティブで、TIWでは業績修正の株価への影響は中立との見方を示した。


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