前場コメント No.2 キヤノン、鉱研工業、日立化成、ファナック、日産自動車など

2019/04/25(木) 11:30
★9:01  キヤノン-続落 通期営業益を下方修正 1Qは営業益48%減で着地
 キヤノン<7751.T>が続落。同社は24日に、19.12期通期の連結営業利益(米国基準)予想を従来の3250億円から2740億円(前期比20.1%減)に引き下げると発表した。市場コンセンサスは3179億円。
 レーザープリンターは、カラーレーザー複合機の需要は拡大するものの、全体としては前年をやや下回る水準となる見込み。レンズ交換式デジタルカメラは、エントリーモデルでは市場の縮小傾向が継続し、コンパクトデジタルカメラについても、低価格モデルを中心に市場の縮小が続く見通しとしている。2Q以降の想定為替レートは、1米ドル105円、1ユーロ125円となっている。
 併せて発表した、19.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は404億円(前年同期比47.6%減)だった。
 主力のオフィスビジネスユニットが、レーザープリンターが、新興国での景気減速の影響を受けたこともあり、本体・消耗品ともに減収となったことが響き、減益となった。また、イメージングシステムビジネスユニットやメディカルシステムビジネスユニットが減益となったことも響いた。

★9:01  鉱研工業-売り気配 エンバイオが日立建機から株式取得へ 営業力強化などで資本・業務提携
 鉱研工業<6297.T>が売り気配。同社は4月24日大引け後に、エンバイオ・ホールディングス<6092.T>と資本・業務提携を締結すると発表した。
 エンバイオが日立建機<6305.T>から、鉱研工業の76万7000株(議決権割合8.55%)を取得する予定。業務提携の内容は以下の通り。(1)国内事業において、エンバイオの事業に対して鉱研工業の支店・営業所での情報収集を経て発掘した案件を紹介し、それぞれ有する技術を活用して営業力を強化する連携。(2)海外事業において、鉱研工業の事業に対してエンバイオでの情報収集を経て発掘した案件を紹介し、それぞれ有する技術を活用して営業力を強化する連携。

★9:02  トビラシステ-買い気配スタート/東証マザーズ上場 寄り前5520円
 迷惑フィルターシステムを展開するのトビラシステムズ<4441.T>はきょう、東京証券取引所のマザーズ市場に上場した。公開価格2400円の買い気配で始まり、差し引き約29万株の買い越し。直前の寄り前気配は5520円程度だった。
 主幹事は大和証券で、公開株数は90万1600株。モバイル、固定電話およびビジネス向け迷惑情報フィルターシステムの開発および提供などを手掛ける。

★9:02  日立化成-買い気配 日立が売却する方針を固めたと日経報道 三井化学などが関心
 日立化成<4217.T>が買い気配。日立製作所<6501.T>が日立化成を売却する方針を固めたと、日本経済新聞・電子版で4月25日6時30分に伝えられた。
 記事によると、5月にも売却先の選定に入る見込み。海外の投資ファンドや三井化学<4183.T>などが買収に関心を示しているとされる。日立はインフラやITに経営資源を集中させる方針。日立化成はグループの「御三家」とされた企業であるが、聖域のないグループ再編に踏み込み、国際競争に勝つ体制づくりを急ぐと報じられた。

★9:02  ファナック-急落 上限300万株・500億円を上限とした自己株取得へ 割合は1.55%
 ファナック<6954.T>が急落。同社は24日、自己株式300万株・500億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は4月25日~7月31日。なお、上限300万株を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.55%となる。

★9:03  日産自動車-3日続落 前期営業益を下方修正 4Qにグローバル経営環境がさらに悪化
 日産自動車<7201.T>が3日続落。同社は24日に、19.3期通期の連結営業利益予想を従来の4500億円から3180億円(前の期比44.7%減)に引き下げると発表した。市場コンセンサスは4645億円。
 米国市場におけるカスタマーケアのための一部車両についての保証期間延長実施に伴うコストや、4Qにおけるグローバル経営環境のさらなる悪化ならびに一連の問題の販売への影響により、前回予想を下回る見込みとなった。


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