前場コメント No.8 TOTO、日東電工、サノヤス、新光電気工業、シミックHDなど

2019/05/07(火) 11:30
★9:13  TOTO-売り気配 21.3期以降の利益成長を見込む 「買い」継続
 TOTO<5332.T>が売り気配。ゴールドマン・サックス証券では、21.3期以降の利益成長を見込むとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価は4900円→5200円と引き上げた。
 今20.3期会社予想営業利益は450億円で、GSの従前予想(509億円)、IFISコンセンサス予想(492億円)を下回り、想定以下の内容。特に、国内住設事業において、消費税増税前の駆け込み需要を背景とした増収による増益効果をGS従前予想では見込んでいたが、賞与・ベースアップや処遇改善による労務費の増加(-29億円)、生産性向上やグリーン投資などを目的とした開発・生産投資(-24億円)、販売強化投資(-22億円)などのマイナス影響(総額:-102億円)を、増収やコスト低減による増益効果(+85億円)で補いきれず、同事業営業利益は19.3期:244億円→20.3期:227億円へ減少する見通しである点が、従前計画を下回った主な要因と指摘した。

★9:13  日東電工-売り気配 今期営業益8%減見込む 需要弱含みで
 日東電工<6988.T>が売り気配。同社は4月26日に、20.3期通期の連結営業益(IFRS)予想が850億円(前期比8.4%減)になりそうだと発表した。市場コンセンサスは913億円となっている。
 半導体プロセス材料や工業用プロセス材料の需要は中長期の伸びを想定しており、オプトロニクスなどとの連携による新製品の創出を進める。ただし、スマホ向けなどは足元で需要一巡による成長鈍化局面を迎えているほか、半導体も在庫調整局面にあるとしており、減益の見通し。
 19.3期通期の連結営業利益は927億円(前の期比26.2%減)だった。特に下期において、インダストリアルテープとオプトロニクスが、スマホ向け、自動車向けに需要減速となったことが響いた。

★9:13  サノヤスHD-急騰 前期最終益を上方修正 保険金収入や保有株式の売却益などが寄与
 サノヤスホールディングス<7022.T>が急騰。同社は4月26日に、19.3期通期の連結純損益予想を従来の7.5億円の黒字から13.8億円の黒字(前の期は42.6億円の赤字)に引き上げると発表した。
 一部の事業会社の実績が予想を上回る見込みとなった。また、台風損害などに対する保険金収入や連結子会社の一部事業売却益、保有株式の売却益などの特別利益の計上も寄与した。

★9:13  新光電気工業-大幅反発 半導体用フリップチップタイプパッケージへの設備投資を増額
 新光電気工業<6967.T>が大幅反発。同社は4月26日大引け後に、2018年4月に公表した半導体用フリップチップタイプパッケージの生産体制強化に関し、生産能力増強を図るため、設備投資の増額を決めたと発表した。2018~2019年度投資額として計215億円と公表していたが、すでに着手している設備投資分を含め、投資額は540億円(2018~2021年度計)となる見込みとした。

★9:14  シミックHD-買い気配 上期営業益17%増 CRO事業が好調
 シミックホールディングス<2309.T>が買い気配。同社は4月26日に、19.9期上期(10-3月)の連結営業利益は28.8億円(前年同期比16.5%増)だったと発表した。通期の会社計画46.3億円に対する進ちょくは62.2%となっている。
 CRO事業が、新規受注および既存案件が堅調に進捗したことなどにより、増益となった。また、CDMO事業の赤字が縮小したことも寄与した。

★9:14  シミックHD-買い気配 上限55万株・10億円の自己株取得へ 割合は2.96%
 シミックホールディングス<2309.T>が買い気配。同社は4月26日に、上限55万株・10億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 資本効率の向上および経営環境の変化に対応した機動的かつ柔軟な資本政策を実施するため。取得期間は5月7日~9月30日。なお、上限55万株を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.96%となる。


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