前場コメント No.14 ディップ、グランディハウス、アンリツ、ダイコク電機、アルファクスなど

2019/05/08(水) 11:31
★10:16  ディップ-野村が目標株価引き下げ 新規事業の業績影響は不透明で上値重い展開
 ディップ<2379.T>が4日続落。野村証券では、新規事業の業績影響は不透明で、上値の重い展開を想定。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2220円→1930円と引き下げた。
 AI・RPA事業の開始に伴う、費用増や既存事業の成長鈍化を織り込み、業績予想および目標株価を引き下げ。同社は今20.2期より、全社的なビジネスモデルの変革に挑む。人材の供給難で求人広告の成長が鈍化する中、ソフトウェアによる自動化・省力化で顧客の労働力不足解決を目指す、同社方針に違和感はなし。
 今20.2期の会社計画は相当に保守的な印象も、一方でAI・RPA事業はこれから商材開発や、営業組織・制度設計を行う段階であり、大幅な業績貢献を織り込むには時期尚早と指摘した。

★10:17  NTT-小安い オイルフリーチラー世界トップシェアのカナダSMARDT社と事業提携
 NTT<9432.T>が小安い。同社傘下のNTTファシリティーズ(東京都港区)は5月7日大引け後に、SMARDT Chiller Group Inc.(カナダ・モントリオール市)と事業提携を行うと発表した。
 SMARDT社のオイルフリーチラーのうち、空冷ターボチラー「SMARDT TA Class」の日本国内における独占販売店契約を締結。大規模クラウド事業者をターゲットとする首都圏および関西圏の超大型データセンターを対象に、製品の販売および保守サービスの提供を開始するとした。

★10:19  グランディハウス-続伸 今期営業益2%増見込む 前期は16%増で着地
 グランディハウス<8999.T>が続伸。同社は7日、20.3期の連結営業利益予想が32.0億円(前期比2.2%増)になりそうだと発表した。
 10月に予定される消費増税の影響については、政府による支援策から中立的になるとしており、引き続き増益基調を見込む。
 19.3期の連結営業利益は31.3億円(前の期比16.2%増)だった。子会社での新築住宅販売事業で、新たな原価低減への取り組みを進めたことが奏功した。

★10:24  アンリツ-大和が目標株価引き下げ 業績予想を下方修正
 アンリツ<6754.T>が4日続落。大和証券では、業績予想を下方修正。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は2190円→2090円と引き下げた。
 今20.3期の営業利益予想を136億円→114億円(前期比2%増益)に下方修正。LTEテスターの需要が大和想定以上に低下する会社予想とR&D投資の増額、インテルのモバイルチップ製造撤退も織り込んだとした。為替は110円/ドル前提。
 今後の四半期売上高の推移を注視する必要があるとコメント。来21.3期のR&D費用は定常水準に戻る見通しが述べられているとした。計測の4Q(3カ月)受注高は188億円。実質的にも好調であった前2Q/3Q並みで、LTEは弱含みでも5G需要は引き続き強いもよう。

★10:29  ダイコク電機-反発 前期純利益予想を上方修正 コスト削減寄与
 ダイコク電機<6430.T>が反発。同社は5月7日、19.3期通期の連結純利益予想を従来の8.0億円から12.6億円(前の期比60.5%増)に引き上げると発表した。情報システム事業の製品販売が計画を下回ったものの、開発費の減少および経費削減に注力したことが増益に寄与した。

★10:30  アルファクスFS-5日ぶりに大幅反落 上期営業益を下方修正 サービス開始ズレ響く
 アルファクス・フード・システム<3814.T>が5日ぶりに大幅反落。同社は7日に、19.9期上期(10-3月)の連結営業利益予想を従来の1.3億円から0.2億円(前年同期比51.1%減)に引き下げると発表した。
 ソフトウェアサービス収入は「飲食店経営管理システム」、「自動発注システム」を中心に着実に増加しているものの、前4Q受注に伴う軽減税率対象のシステム立ち上げにおける作業負担の増加や、補助金申請手続きの事務作業の遅れによるサービス開始ズレなどが響く。


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