前場コメント No.2 メタウォーター、SUMCO、NTTドコモ、マクドナルド、ザ・パックなど

2019/05/09(木) 11:30
★9:02  メタウォーター-SBIが「買い」へ引き上げ 豊富な受注を背景に堅調な業績拡大が続く
 メタウォーター<9551.T>が反発。SBI証券では、豊富な受注を背景に堅調な業績拡大が続くと想定。投資評価を「中立」→「買い」、目標株価を3500円→4300円と引き上げた。
 豊富な受注残に支えられ、今20.3期以降も堅調な業績拡大が確認された。最終年度を来21.3期とする中期計画目標(売上高1280億円、営業利益90億円)も射程圏に入ってきたと認識される。
 前19.3期末の受注残高は1424億円(前の期比+65億円)で過去最高水準。今年度以降は、この豊富な受注残を売上拡大に転換していくフェーズに入る。今20.3期会社計画は増収増益計画だが、今期会社予想には低粗利益率の大型案件の影響による減益要因▲10億円や、販売管理費の増加▲5億円が織り込まれている。これらの減益要因に関し、会社側では現在、工事進行見通しを精査中。その結果は2Q決算時点に公表するとしているが、リスクを過度に織り込んでいる可能性もあり、上ぶれ要因になる可能性もあると指摘した。

★9:02  SUMCO-買い気配 1Q営業益は1%増で着地 上期営業益は17%減見込む
 SUMCO<3436.T>が買い気配。同社は8日に、19.12期上期(1-6月)の連結営業利益予想を343億円(前年同期比16.7%減)にすると発表した。
 2Qにおける世界の半導体用シリコンウェーハ市場は、車載向けは堅調なものの、最先端スマホの販売低迷やデータセンターの投資抑制による調整局面を想定している。このような市場環境のもと、同社グループでは、引き続き最先端技術開発の推進による製品の差別化を図るとしている。
 また、19.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は198億円(前年同期比1.2%増)だった。「SUMCO ビジョン」に基づき、顧客の高精度化要求や製品の差別化に対応した技術開発により、顧客での高いプレゼンスを維持するとともに、価格適正化による損益の改善にも努めたことが寄与した。
 併せて、従来未定としていた19.12期の中間配当予想を25円(前期は30円)にすることも発表した。

★9:02  NTTドコモ-岩井コスモが「B+」へ引き上げ 来期以降に増益に復帰する可能性
 NTTドコモ<9437.T>が反発。岩井コスモ証券では、来期以降に増益に復帰する可能性が浮上とコメント。投資判断を「B」→「B+」、目標株価を2500円→2750円と引き上げた。
 通信料金の値下げ影響により、今20.3期は減収減益の見通しだが、スマートフォンの契約者増加や非通信収入の増加などにより、同社の利益は今期をボトムに回復する可能性が浮上。当初の利益回復ペースが緩やかになりそうなことが株価の上値を抑えそうだが、現在株価は今期の減収減益予想を織り込んだ水準と考えられ、今後は来期以降の利益回復を織り込みながら株価回復が期待できるとの見方を示した。

★9:03  マクドナルド-続伸 4月の既存店売上高2.9%増 全店では3.1%増
 日本マクドナルドホールディングス<2702.T>が続伸。同社は5月8日大引け後に、月次IRニュースを公表し、4月の既存店売上高は前年比2.9%増、全店では同3.1%増となった。既存店は41カ月連続のプラス。

★9:04  ザ・パック-売り気配 1株3153円で自己株TOB 大株主の株式放出に対応
 ザ・パック<3950.T>が売り気配。同社は5月8日大引け後に、上限65万0100株・20億4976万5300円(発行済み株式総数に対する割合3.27%、取得期間5月9日~6月28日)を設定し、その具体的な買い付けの手段として、自己株式の公開買い付け(TOB)を行うと発表した。
 TOBの買い付け価格は1株につき3153円で、買い付け期間は5月9日~6月5日。第4位株主である森田商事から保有株式の一部について売却の意向を受け、まとまった株式が放出される場合の影響を勘案し、自己株式の取得を決めたとしている。


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