前場コメント No.10 トクヤマ、インプレス、ザイン、テモナ、ブラザー工業など

2019/05/09(木) 11:30
★9:17  トクヤマ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 財務体質の改善など今後評価されよう
 トクヤマ<4043.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、財務体質の改善と多結晶シリコンの中期成長が今後評価されようとコメント。投資判断「Overweight」を継続、EPS予想を上方修正し、目標株価を3250円→3530円と引き上げた。
 業績は今20.3期以降に(1)多結晶シリコンの価格上昇と(2)石炭価格の下落により、堅調に推移すると考えられる。中期的にも多結晶シリコンの価格はなだらかに上昇すると考える上、同社の歯科材料も業績拡大に貢献可能性が高いと考えられる。これらにより、同社の財務体質は着実に改善してくる見通し。株式市場はこれらの点を十分に評価しておらず、株価は割安に評価されていると考えるとした。

★9:17  インプレスHD-もみ合い 前期経常益を上方修正 電子コミックプラットフォーム事業が好調
 インプレスホールディングス<9479.T>がもみ合い。同社は8日に、19.3期通期の連結経常利益予想を従来の2.0億円から2.9億円(前の期比70.2%増)に引き上げると発表した。
 書籍販売およびコンテンツホルダーとの協業による電子コミックプラットフォーム事業が好調に推移していることなどが寄与した。

★9:17  ザインエレクトロニクス-急落 1Q営業赤字転落 積極的な研究開発投資響く
 ザインエレクトロニクス<6769.T>が急落。同社は8日に、19.12期1Q(1-3月)の連結営業損益は5100万円の赤字(前年同期は9000万円の黒字)だったと発表した。新しい市場のニーズに対応するための積極的な研究開発投資を行ったことなどにより、販管費が増加したことなどが響いた。上期の会社計画2億1800万円の赤字は据え置いた。

★9:17  テモナ-急落 上期営業益43%減 売上原価率・販管費率ともに上昇
 テモナ<3985.T>が急落。同社は8日に、19.9期上期(10-3月)の営業利益は1.2億円(前年同期比42.6%減)だったと発表した。通期の会社計画3.2億円に対する進ちょくは37.7%となっている。
 「サブスクストア(旧たまごリピートNext)」のアップグレードに伴うエンジニアの稼働増加により人件費配賦額が増加したことなどにより、売上原価が大幅に増加した。また、人員の増加に伴う人件費増加などにより販管費が増加した。これらの要因により、売上原価率、販管費率ともに上昇したことが響いた。

★9:17  トクヤマ-SBIが目標株価引き下げ 20年度に最高益更新へ
 トクヤマ<4043.T>が3日ぶり反発。SBI証券では、ICT関連製品とヘルスケアの拡大で20年度に最高益更新とみて、投資評価「買い」を継続した。目標株価は4450円→4000円と引き下げた。
 18年度決算発表を受け、業績予想を修正するとともに、セクターバリュエーションの切り下がりにより目標株価を引き下げ。注目点は以下の3点。(1)ICT関連製品とヘルスケアはともに500億円の売上規模を目指す、(2)半導体用ポリシリコンは、先端半導体向け高純度品の需給ひっ迫により価格は上昇傾向、(3)化成品は塩ビ・ソーダ堅調で19年度に増益を見込む。

★9:19  ブラザー工業-野村が目標株価引き下げ 中国の投資停滞の影響を受ける
 ブラザー工業<6448.T>が4日続落。野村証券では、中国の投資停滞の影響を受けるとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2185円→2150円と引き下げた。
 前19.3期売上収益は6840億円と、前の期比4.1%の減収、事業セグメント利益は720億円で同6.8%の減益となり、事前の会社計画を超過した。産業機器は米中貿易摩擦の影響もあり、中国向けが大幅に減少。特にIT向けの落ち込みが大きかったとした。主力のP&S事業では、IJP/LBPともに採算性の高いモデルへのシフトが順調に進み、収益性向上が続いた。
 今20.3期会社計画は前期比微増収で、営業減益を計画しているが、減益の主因は為替の影響。決算を受けて、野村の業績予想と目標株価を微修正したとしている。


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