前場コメント No.5 三菱自動車、バンダイナムコ、ニコン、住友金属鉱山、シャープなど
★9:06 三菱自動車－売り気配 野村が目標株価引き下げ 固定費増が想定を大きく上回る
三菱自動車<7211.T>が売り気配。野村証券では、固定費増が野村想定を大きく上回り、収益を圧迫していると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は730円→560円と引き下げた。
商品ではSUVやピックアップトラック、地域では東南アジアや豪州といった同社が強い分野を強化する経営戦略は妥当だが、同社にとって主要市場の減速に、固定費増、円高が加わり、業績は厳しい。アライアンスを活用した新商品の本格寄与は来21.3期以降で短期業績は厳しい。中期的に業界平均を上回る台数、利益成長が見込める一方、短期業績が厳しく、為替変動の影響が大きい点を考慮し、来21.3期予想EPS 56.0円に対してRN Large Capの平均13倍を下回る10倍を適用して目標株価を算出。
三菱自動車<7211.T>が売り気配。野村証券では、固定費増が野村想定を大きく上回り、収益を圧迫していると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は730円→560円と引き下げた。
商品ではSUVやピックアップトラック、地域では東南アジアや豪州といった同社が強い分野を強化する経営戦略は妥当だが、同社にとって主要市場の減速に、固定費増、円高が加わり、業績は厳しい。アライアンスを活用した新商品の本格寄与は来21.3期以降で短期業績は厳しい。中期的に業界平均を上回る台数、利益成長が見込める一方、短期業績が厳しく、為替変動の影響が大きい点を考慮し、来21.3期予想EPS 56.0円に対してRN Large Capの平均13倍を下回る10倍を適用して目標株価を算出。
★9:06 バンダイナムコ－4日ぶり大幅反発 今期営業益17％減見込み 前期は12％増で着地
バンダイナムコホールディングス<7832.T>が4日ぶり大幅反発。同社は9日、20.3期通期の連結営業利益予想が700億円（前期比16.7％減）になりそうだと発表した。
IP価値の最大化をはかる「IP軸戦略」をさらに進化させグローバル市場での浸透・拡大を目指すとともに、今後成長の可能性が高い地域や事業での展開を強化するとしており、中国市場での本格展開に向けた体制整備を進める。
19.3期の連結営業利益は840億円（前の期比12.0％増）だった。トイホビー事業が堅調に推移し、ネットワークエンターテイメント事業の減益を補って増益となった。
併せて、19.3期の期末配当予想を105円から127円（前の期は111円）に修正すると発表した。年間配当は145円（前の期は123円）となる。
バンダイナムコホールディングス<7832.T>が4日ぶり大幅反発。同社は9日、20.3期通期の連結営業利益予想が700億円（前期比16.7％減）になりそうだと発表した。
IP価値の最大化をはかる「IP軸戦略」をさらに進化させグローバル市場での浸透・拡大を目指すとともに、今後成長の可能性が高い地域や事業での展開を強化するとしており、中国市場での本格展開に向けた体制整備を進める。
19.3期の連結営業利益は840億円（前の期比12.0％増）だった。トイホビー事業が堅調に推移し、ネットワークエンターテイメント事業の減益を補って増益となった。
併せて、19.3期の期末配当予想を105円から127円（前の期は111円）に修正すると発表した。年間配当は145円（前の期は123円）となる。
★9:07 ニコン－野村が目標株価引き下げ 「当座は足腰を鍛える」
ニコン<7731.T>が続落。野村証券では、「当座は足腰を鍛える」とコメント。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は2350円→1773円と引き下げた。
前19.3期業績は、レンズ交換式カメラ市場の縮小とミラーレス化が進ちょくしたことで、売上収益は事前の会社計画に届かなかった。営業利益は映像事業の不振を精機などの他の事業が補って、計画超過となった。営業利益には半導体露光装置に関わる訴訟和解金約150億円が上乗せされている。
レンズ交換式カメラは、カメラ市場のミラーレス化に乗り遅れた上に、新製品のZマウントは本体、レンズとも商品ラインナップが不足しており、今20.3期は大幅減収減益が持続する見込み。
ニコン<7731.T>が続落。野村証券では、「当座は足腰を鍛える」とコメント。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は2350円→1773円と引き下げた。
前19.3期業績は、レンズ交換式カメラ市場の縮小とミラーレス化が進ちょくしたことで、売上収益は事前の会社計画に届かなかった。営業利益は映像事業の不振を精機などの他の事業が補って、計画超過となった。営業利益には半導体露光装置に関わる訴訟和解金約150億円が上乗せされている。
レンズ交換式カメラは、カメラ市場のミラーレス化に乗り遅れた上に、新製品のZマウントは本体、レンズとも商品ラインナップが不足しており、今20.3期は大幅減収減益が持続する見込み。
★9:08 住友金属鉱山－売り気配 今期最終益4％減見込む 前期は26％減益で着地
住友金属鉱山<5713.T>が売り気配。同社は9日、20.3期通期の連結純利益予想（IFRS）が640億円（前期比4.2％減）になりそうだと発表した。市場コンセンサスは666億円。
非鉄金属業界については、銅およびニッケルともに需給はほぼ均衡もしくは若干の供給不足で推移するものと見込んでいる。銅価格およびニッケル価格は、いずれも需給バランスに沿った適正水準を維持するものと予想されるとしている。
19.3期通期の連結純利益は668億円（前の期比26.0％減）だった。資源セグメントは減産により、減収減益となった。精錬セグメントも生産トラブルにより、生産量、販売量ともに前期を下回った。
併せて、19.3期の期末配当予想を19円→22円とすることも発表した。
住友金属鉱山<5713.T>が売り気配。同社は9日、20.3期通期の連結純利益予想（IFRS）が640億円（前期比4.2％減）になりそうだと発表した。市場コンセンサスは666億円。
非鉄金属業界については、銅およびニッケルともに需給はほぼ均衡もしくは若干の供給不足で推移するものと見込んでいる。銅価格およびニッケル価格は、いずれも需給バランスに沿った適正水準を維持するものと予想されるとしている。
19.3期通期の連結純利益は668億円（前の期比26.0％減）だった。資源セグメントは減産により、減収減益となった。精錬セグメントも生産トラブルにより、生産量、販売量ともに前期を下回った。
併せて、19.3期の期末配当予想を19円→22円とすることも発表した。
★9:10 シャープ－反落 前期は計画下回り一転減益着地 今期営業益は19％増見込む
シャープ<6753.T>が反落。同社は9日に、20.3期通期の連結営業利益予想は1000億円（前期比18.8％増）と発表した。市場コンセンサスは963億円。
「グローバル事業拡大」「新規事業の創出」「M&A/協業」「競争力強化」を進め、特長商品・サービスを創出するとともに、グローバルブランド企業「ＳＨＡＲＰ」の確立を加速する。なお、前提為替レートは1米ドル105円となっている。
併せて発表した、19.3期通期の連結営業利益は841億円（前の期比6.6％減）だった。アドバンスディスプレイシステムが、液晶テレビなどの販売減少により、減益となった。また、IoTエレクトロデバイスやスマートビジネスソリューションが減益となったことも響いた。なお、通期の会社計画は1070億円だったので着地は下振れた。
シャープ<6753.T>が反落。同社は9日に、20.3期通期の連結営業利益予想は1000億円（前期比18.8％増）と発表した。市場コンセンサスは963億円。
「グローバル事業拡大」「新規事業の創出」「M&A/協業」「競争力強化」を進め、特長商品・サービスを創出するとともに、グローバルブランド企業「ＳＨＡＲＰ」の確立を加速する。なお、前提為替レートは1米ドル105円となっている。
併せて発表した、19.3期通期の連結営業利益は841億円（前の期比6.6％減）だった。アドバンスディスプレイシステムが、液晶テレビなどの販売減少により、減益となった。また、IoTエレクトロデバイスやスマートビジネスソリューションが減益となったことも響いた。なお、通期の会社計画は1070億円だったので着地は下振れた。
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