前場コメント No.13 東ソー、エイベックス、ニホンフラッシュ、田岡化学、ネットワンなど

2019/05/10(金) 11:30
★9:58  東ソー-野村が目標株価引き上げ MDIは改善しているが固定費増が重い
 東ソー<4042.T>が反落。野村証券では、MDIは改善しているが固定費増が重いと判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1530円→1740円と引き上げた。
 前19.3期Q4決算が9日14時に発表され、引け後に電話会議を開催。野村予想については微修正にとどめるとした。同社は汎用石化の業績への依存度が高く、野村では中期EPS成長率を-2%と予想。足元でMDI採算は改善しているが、来21.3期以降は業界の能力増が再度見込まれ、持続的に好調が続くという見方はとり難い。
 なお、17日に中計が発表される予定であり、現在は検討していないとしている自社株取得など株主還元の強化策が発表されるかなどを注視したいとしている。

★9:58  エイベックス-反落 100%子会社「エイベックス・テクノロジーズ」設立
 エイベックス<7860.T>が3日ぶり反落。同社は5月9日大引け後に、100%子会社として、エイベックス・テクノロジーズ(東京都港区)を設立すると発表した。テクノロジーの進化に伴う新たなIP(知的財産権)創造のあり方に呼応し、グループにおけるIPを軸としたデジタルトランスフォーメーションに寄与することを目的に、新会社を設立するとした。

★10:00  ニホンフラッシュ-ストップ高 今期営業益29%増見込む 前期は12%増で着地
 ニホンフラッシュ<7820.T>がストップ高。同社は10日9時35分、20.3期通期の連結営業利益予想が46.0億円(前期比29.4%増)になりそうだと発表した。市場コンセンサスは50.0億円。
 住宅取得に対する需要は底堅く推移するとしており、国内、中国ともに拡大を見込んでいる。
 19.3期通期の連結営業利益は35.5億円(前期比12.3%増)となった。主力製品である建具・造作材の販売が好調だった。

★10:02  田岡化学-ストップ安売り気配 今期営業益10%減見込む 前期は23%増益着地
 田岡化学工業<4113.T>がストップ安売り気配。同社は9日に、20.3期通期の連結営業利益予想は23.0億円(前期比9.8%減)と発表した。市場コンセンサスは31.0億円。
 2019年度を初年度とする3カ年新中期経営計画「ALL TAOKA VISION 2020+(PLUS)」の基本方針である、「事業の持続的成長を目指したグローバル経営・連結経営の推進」や「研究開発の総合力強化と独自製品の継続的開発上市による新製品事業化率の向上」などに取り組むとしている。
 併せて発表した、19.3期通期の連結営業利益は25.5億円(前の期比22.9%増)だった。精密化学品部門が、医薬中間体の需要の回復や農薬中間体の数量増加に加え、前連結会計年度に完成した多目的工場が樹脂原料の出荷に通期で寄与したことにより、増収となった。また、機能樹脂部門が機能樹脂生産設備の完成によりワニスの出荷数量が増加したことにより、増収となったことも寄与した。

★10:04  ネットワン-SBIが目標株価引き上げ 前期着地・今期計画・中計ともにポジティブ
 ネットワンシステムズ<7518.T>が反発。SBI証券では、前19.3期着地、今20.3期ガイダンス、新中計、いずれもポジティブと判断。投資評価「買い」を継続、目標株価を2950円→3800円と引き上げた。
 前19.3期業績は営業利益がSBI予想およびコンセンサスを5億円前後上回った。今20.3期会社計画は、営業利益150億円(前年比15.3%増)と2ケタ営業増益が続く見通し。さらに新中期経営計画では、22.3期で売上高2200億円、営業利益210億円(営業利益率9.5%)、サービス売上高比率50%、ROE16.8%という目標を掲げた。従前同様、ヘルスケア、教育、スマートファクトリー領域へ注力するほか、MSP(Managed Service Provider)支援、リファービッシュメント(再生品)の展開でさらなるサービス売上高積み上げを図る。総じてポジティブな印象とした。


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