前場コメント No.7 東急不動産、ジーンテクノサイエンス、楽天、日本ユニシス、Eストアーなど

2019/05/13(月) 11:31
★9:09  東急不動産-大幅反発 今期営業益2%増見込む 前期は4%増益着地
 東急不動産ホールディングス<3289.T>が大幅反発。同社は10日に、20.3期通期の連結営業利益予想は820億円(前期比2.2%増)と発表した。市場コンセンサスは846億円。
 住宅事業セグメントにおいて投資家向け賃貸住宅の売却収益が減少となるが、分譲マンションの計上戸数の増加や管理事業セグメントの増収により、増益を見込んでいる。
 また、19.3期通期の連結営業利益は802億円(前の期比3.5%増)だった。ウェルネス事業セグメントにおける新規施設の引き渡しおよび物件売却収益の増加、仲介事業セグメントの好調が寄与した。
 併せて、中期経営計画の目標値を見直すことも発表した。2020年度の目標について、営業利益は930億円→950億円に引き上げている。

★9:09  ジーンテクノサイエンス-4日続落 ORTHOREBIRTHと共同研究開発契約
 ジーンテクノサイエンス<4584.T>が4日続落。同社は5月10日大引け後に、ORTHOREBIRTH(横浜市)と、口唇口蓋裂に関する治療法の創出に向けて、共同研究開発契約を締結すると発表した。
 ORTHOREBIRTHは、医療機器・医療用消耗品等の研究開発・販売・製造などを行う会社。今回、以下の通りに歯髄幹細胞と人工骨充填材を組み合わせた口唇口蓋裂に対する新規治療法に関わる共同研究開発契約を結んだ。(1)in vitroにおける歯髄幹細胞と人工骨充填材の最適化検討、(2)in vivoにおける歯髄幹細胞と人工骨充填材による骨再生能力の実証。

★9:09  楽天-続伸 1Q純利益6倍増 リフト社評価益で大幅増益
 楽天<4755.T>が続伸。同社は10日、19.12期1Q(1-3月)の連結純利益予想(IFRS)が1050億円(前期比6倍)だったと発表した。
 投資先企業である米リフト社が米国NASDAQ市場へ新規株式公開を行ったことに伴う有価証券評価益1104億円を計上したことが利益を押し上げた。株価は寄り付きから一時売りが先行したものの、好業績を材料にプラスに転じている。
 
★9:10  日本ユニシス-大和が目標株価引き上げ 課金型サービス拡大から採算改善
 日本ユニシス<8056.T>が続伸。大和証券では、課金型サービス拡大から採算改善と判断。投資判断「1(買い)」を継続、目標株価を4350円→4500円と引き上げた。
 前19.3期は短期・長期両面からポジティブ。売上高は大和予想並みの前期比4%増収となる2990億円で着地。一見緩やかな伸びだが、これはクラウド・課金型サービスへのシフトによる売り切り型ハードウェア販売の構造的減少が主因で、むしろ自然な流れ。営業利益は同26%増益の206億円と躍進。大和予想は売上高を据え置く一方、課金型サービス拡大、生産性改善による採算向上を反映し、営業利益以下を若干ながら上方修正するとした。

★9:10  Eストアー-急騰 今期営業益3%減益見込みも株主優待制度拡充を好感
 Eストアー<4304.T>が急騰 。同社は10日、20.3期通期の連結営業利益予想が3.5億円(前期比32.7%減)になりそうだと発表した。
 収益構造の改革(激戦で低利に向かっているカート事業の依存度を下げることと、対する販促サービスを強化していくこと)について、勝算の兆しが見えてきたことから、今期よりサービス事業のアクセルを踏み込み、人材資源をそちらに偏重する。これによりカート事業の利益が圧迫されることから減益を見込んでいる。
 19.3期通期の連結営業利益は5.2億円だった。同社は、19.3期2Qから連結財務諸表を作成しているため、前年同期比較はできない。
 また、従来未定としていた19.3期の期末配当を29円(前期は28円)にすることも発表した。年間配当も同額となる。
 併せて、株主優待制度を拡充すると発表した。従来は、毎年3月31日現在において100株以上を保有する株主を対象にクオカード500円分を贈呈していたが、変更後は毎年9月30日、3月31日現在において100株以上を保有する株主を対象にクオカード1000円分を贈呈する。


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