前場コメント No.15 タカラトミー、日立造船、オリンパス、ワールド、平田機工など
★9:56 タカラトミー－急騰 今期営業益1％増見込む 前期は9％増益着地
タカラトミー<7867.T>が急騰。同社は10日に、20.3期通期の連結営業利益予想は145億円（前期比0.6％増）と発表した。市場コンセンサスは143億円。
今期より新たな中期経営計画をスタートさせ、「自社オリジナルグローバルブランド戦略の推進」や、「日本、アジア オリジナルブランドの創出」、「カテゴリーNo.1戦略」などを推進することで確実にベースプランを実行し、21.3期において営業利益160億円の達成を目指すとしている。
19.3期通期の連結営業利益144億円（前の期比9.2％増）だった。主力の国内が、2019年に60周年を迎えた定番商品「プラレール」の販売が好調に推移するとともに、次世代ベーゴマ「ベイブレードバースト」の日本からの輸出が大きく伸びたことなどにより、増益となったことが寄与した。
タカラトミー<7867.T>が急騰。同社は10日に、20.3期通期の連結営業利益予想は145億円（前期比0.6％増）と発表した。市場コンセンサスは143億円。
今期より新たな中期経営計画をスタートさせ、「自社オリジナルグローバルブランド戦略の推進」や、「日本、アジア オリジナルブランドの創出」、「カテゴリーNo.1戦略」などを推進することで確実にベースプランを実行し、21.3期において営業利益160億円の達成を目指すとしている。
19.3期通期の連結営業利益144億円（前の期比9.2％増）だった。主力の国内が、2019年に60周年を迎えた定番商品「プラレール」の販売が好調に推移するとともに、次世代ベーゴマ「ベイブレードバースト」の日本からの輸出が大きく伸びたことなどにより、増益となったことが寄与した。
★9:58 住友電気工業－野村が目標株価引き下げ 短期業績は停滞気味
住友電気工業<5802.T>が小安い。野村証券では、短期業績は停滞気味と判断。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は1810円→1700円と引き下げた。
前19.3期実績、今20.3期の会社計画とも営業利益では5月8日時点のQUICKコンセンサスを若干下回るやや厳しい内容。野村では今20.3期の営業利益予想について、自動車部門を中心に下方修正し、会社計画もやや下回ると予想。ごく短期では株価の上昇は難しいと考えているものの、自動車のアルミハーネス、情報通信のGaNデバイス、環境エネルギーの電力ケーブルなどの中期成長は期待できると見ているとし、来21.3期以降の3年間のEPS成長率は年率11％を予想。
住友電気工業<5802.T>が小安い。野村証券では、短期業績は停滞気味と判断。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は1810円→1700円と引き下げた。
前19.3期実績、今20.3期の会社計画とも営業利益では5月8日時点のQUICKコンセンサスを若干下回るやや厳しい内容。野村では今20.3期の営業利益予想について、自動車部門を中心に下方修正し、会社計画もやや下回ると予想。ごく短期では株価の上昇は難しいと考えているものの、自動車のアルミハーネス、情報通信のGaNデバイス、環境エネルギーの電力ケーブルなどの中期成長は期待できると見ているとし、来21.3期以降の3年間のEPS成長率は年率11％を予想。
★9:58 日立造船－急騰 今期63％営業増益見込む 前期は25％増益着地
日立造船<7004.T>が急騰。同社は10日に、20.3期通期の連結営業利益予想が120億円（前期比63.1％増）になりそうだと発表した。市場コンセンサスは104億円。
環境・プラント部門の海外子会社の収益改善を織り込み、増益となるもよう。
19.3期通期の連結営業利益は73.6億円（前の期比24.6％増）だった。環境・プラント部門において大口工事の採算が改善したことが寄与した。
日立造船<7004.T>が急騰。同社は10日に、20.3期通期の連結営業利益予想が120億円（前期比63.1％増）になりそうだと発表した。市場コンセンサスは104億円。
環境・プラント部門の海外子会社の収益改善を織り込み、増益となるもよう。
19.3期通期の連結営業利益は73.6億円（前の期比24.6％増）だった。環境・プラント部門において大口工事の採算が改善したことが寄与した。
★10:01 オリンパス－野村が目標株価引き上げ 保守的前提の会社予想を上回る公算大
オリンパス<7733.T>が反落。野村証券では、保守的前提の会社予想を上回る公算大と想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価は1425円→1600円と引き上げた。
コスト管理の強化を評価し、中長期予想も上方修正。ポイントは以下の通り。（1）19年1～3月期に減損損失、引当金など一過性費用合計107億円を計上。19.3期に過去の負の遺産を清算。（2）20.3期売上高会社予想は野村従来予想を大きく下回る。（3）20.3期の販管費は4140億円と、1月の企業変革プランで掲げた18.3期の販管費を下回る水準を抑える方向。実質約200億円のコスト削減である。
オリンパス<7733.T>が反落。野村証券では、保守的前提の会社予想を上回る公算大と想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価は1425円→1600円と引き上げた。
コスト管理の強化を評価し、中長期予想も上方修正。ポイントは以下の通り。（1）19年1～3月期に減損損失、引当金など一過性費用合計107億円を計上。19.3期に過去の負の遺産を清算。（2）20.3期売上高会社予想は野村従来予想を大きく下回る。（3）20.3期の販管費は4140億円と、1月の企業変革プランで掲げた18.3期の販管費を下回る水準を抑える方向。実質約200億円のコスト削減である。
★10:02 ワールド－続落 神戸レザークロスを買収 取得価格は約6億4400万円
ワールド<3612.T>が続落。同社は5月10日大引け後に、子会社であるワールドインベストメントネットワークを通じて、神戸レザークロス（神戸市）の全株式を取得すると発表した。株式取得日は6月3日、取得価格は約6億4400万円。主に婦人靴の小売、資材卸、靴型製造などを行う会社。
ワールド<3612.T>が続落。同社は5月10日大引け後に、子会社であるワールドインベストメントネットワークを通じて、神戸レザークロス（神戸市）の全株式を取得すると発表した。株式取得日は6月3日、取得価格は約6億4400万円。主に婦人靴の小売、資材卸、靴型製造などを行う会社。
★10:04 平田機工－急落 今期営業益63％減見込む 前期は33％減益着地
平田機工<6258.T>が急落。同社は10日に、20.3期通期の連結営業利益予想は23.0億円（前期比63.2％減）と発表した。市場コンセンサスは51.0億円。
自動車関連では、新規参入による競争激化や低価格化など、事業環境の厳しさが増大することが予想される。半導体関連では、5Gへの投資の本格化や車載向けデバイスなどへの需要は拡大するものの、大型液晶パネルへの設備投資は前期よりも減少し、有機EL関連への設備投資も調整局面が続く見通し。家電その他関連では、白物家電の組み立て設備への設備投資が一巡したことで低調となることが予想されるとしている。
併せて発表した、19.3期通期の連結営業利益は62.5億円（前の期比33.3％減）だった。高水準で推移していた有機EL関連の設備投資が調整局面に入ったことや、自動車メーカーで内燃系パワートレイン関連の設備投資が慎重になったことなどが響いた。
平田機工<6258.T>が急落。同社は10日に、20.3期通期の連結営業利益予想は23.0億円（前期比63.2％減）と発表した。市場コンセンサスは51.0億円。
自動車関連では、新規参入による競争激化や低価格化など、事業環境の厳しさが増大することが予想される。半導体関連では、5Gへの投資の本格化や車載向けデバイスなどへの需要は拡大するものの、大型液晶パネルへの設備投資は前期よりも減少し、有機EL関連への設備投資も調整局面が続く見通し。家電その他関連では、白物家電の組み立て設備への設備投資が一巡したことで低調となることが予想されるとしている。
併せて発表した、19.3期通期の連結営業利益は62.5億円（前の期比33.3％減）だった。高水準で推移していた有機EL関連の設備投資が調整局面に入ったことや、自動車メーカーで内燃系パワートレイン関連の設備投資が慎重になったことなどが響いた。
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