前場コメント No.16 オープンドア、ヤマダ電機、ベネッセ、学研、戸上電機製作所など
★10:07 三井不動産－野村が目標株価引き上げ リーシングは順調 来期以降の利益成長へ寄与
三井不動産<8801.T>が4日ぶり反発。野村証券では、初期コストが重めだが、リーシングは順調で、来期以降の利益成長へ寄与すると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は3810円→4020円と引き上げた。
不動産賃貸事業および分譲事業の好調が続いている。前19.3期営業利益は野村予想を121億円上回った。今20.3期会社計画の営業利益は、国内外で不動産売却を計上することで増益を達成するとした。投資家向け分譲事業の営業利益は前19.3期実績の714億円に対して、今20.3期計画は820億円。3月末で投資家へ販売する目的で保有する不動産は9933億円、うち6750億円程度が6.7％のNOI利回りで稼働している。会社計画は達成可能と野村では見て、業績予想を会社計画と同水準へ上方修正したとしている。
三井不動産<8801.T>が4日ぶり反発。野村証券では、初期コストが重めだが、リーシングは順調で、来期以降の利益成長へ寄与すると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は3810円→4020円と引き上げた。
不動産賃貸事業および分譲事業の好調が続いている。前19.3期営業利益は野村予想を121億円上回った。今20.3期会社計画の営業利益は、国内外で不動産売却を計上することで増益を達成するとした。投資家向け分譲事業の営業利益は前19.3期実績の714億円に対して、今20.3期計画は820億円。3月末で投資家へ販売する目的で保有する不動産は9933億円、うち6750億円程度が6.7％のNOI利回りで稼働している。会社計画は達成可能と野村では見て、業績予想を会社計画と同水準へ上方修正したとしている。
★10:08 オープンドア－急騰 今期29％営業増益見込む 前期は47％増益着地
オープンドア<3926.T>が急騰。同社は10日に、20.3期通期の連結営業利益予想が22.0億円（前期比29.2％増）になりそうだと発表した。市場コンセンサスは22.5億円。
トラベルコの認知度向上を重点項目とし、47％以上を目標として広告への投資を実施していくとしている。
19.3期通期の連結営業利益は17.0億円（前の期比47.4％増）だった。ユーザーの要望に合わせて利便性の強化を進めたことで成約率が増加したほか、テレビCMなどによる認知度向上を図ったことで売上高、利益ともに伸長した。
オープンドア<3926.T>が急騰。同社は10日に、20.3期通期の連結営業利益予想が22.0億円（前期比29.2％増）になりそうだと発表した。市場コンセンサスは22.5億円。
トラベルコの認知度向上を重点項目とし、47％以上を目標として広告への投資を実施していくとしている。
19.3期通期の連結営業利益は17.0億円（前の期比47.4％増）だった。ユーザーの要望に合わせて利便性の強化を進めたことで成約率が増加したほか、テレビCMなどによる認知度向上を図ったことで売上高、利益ともに伸長した。
★10:10 ヤマダ電機－野村が目標株価引き下げ 仕入れ改革の悪影響が収束 業績回復局面へ
ヤマダ電機<9831.T>が小安い。野村証券では、仕入れ改革の悪影響が収束し、業績回復局面へとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は530円→520円と引き下げた。
今20.3期予想EPSを従来予想比11％引き下げ、PER13倍（従来12倍）を適用し、目標株価を小幅に引き下げ。野村カバー小売33社平均PER20倍（従来18～19倍）に35％（従来35％）ディスカウントするとした。住設事業の離陸はまだ先となる見通し。家電ECの成長は楽しみだが、規模が小さく影響限定的で21.3期の事業利益（営業利益+仕入割引）成長率は、小売33社平均を大幅に下回ると予想されるとした。
ヤマダ電機<9831.T>が小安い。野村証券では、仕入れ改革の悪影響が収束し、業績回復局面へとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は530円→520円と引き下げた。
今20.3期予想EPSを従来予想比11％引き下げ、PER13倍（従来12倍）を適用し、目標株価を小幅に引き下げ。野村カバー小売33社平均PER20倍（従来18～19倍）に35％（従来35％）ディスカウントするとした。住設事業の離陸はまだ先となる見通し。家電ECの成長は楽しみだが、規模が小さく影響限定的で21.3期の事業利益（営業利益+仕入割引）成長率は、小売33社平均を大幅に下回ると予想されるとした。
★10:12 ベネッセ－野村が目標株価引き上げ 地に足をつけて着実な業績拡大へ
ベネッセホールディングス<9783.T>が大幅反落。野村証券では、地に足をつけて着実な業績拡大へとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価は4000円→4460円と引き上げた。
進研ゼミの4月度会員数や延べ在籍者数の伸びは緩やかだが、教育改革における英語学習の追加や、デジタル教材の導入により既存会員の継続率が高まり、収益性改善につながっている点はポジティブ。野村予想は売上高を若干下方修正、営業利益をやや上方修正。地に足の着いた会員戦略への変更は歓迎できるとコメント。
ベネッセホールディングス<9783.T>が大幅反落。野村証券では、地に足をつけて着実な業績拡大へとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価は4000円→4460円と引き上げた。
進研ゼミの4月度会員数や延べ在籍者数の伸びは緩やかだが、教育改革における英語学習の追加や、デジタル教材の導入により既存会員の継続率が高まり、収益性改善につながっている点はポジティブ。野村予想は売上高を若干下方修正、営業利益をやや上方修正。地に足の着いた会員戦略への変更は歓迎できるとコメント。
★10:16 学研ＨＤ－野村が目標株価引き上げ MCS社の買収効果が大きい
学研ホールディングス<9470.T>が反落。野村証券では、メディカルケアサービス（MCS）の買収効果は大きいと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は6900円→7000円と引き上げた。
医療福祉サービスで、前18.9期末に買収したグループホーム大手のMCS社の統合効果が大きいと注目。5月10日のQ2決算発表時に、会社は今19.9期営業利益予想を38億円→42億円へ上方修正した。教育関連が苦戦気味であるものの、MCS社の統合効果は野村予想を上回っているため、野村では今19.9期営業利益予想を44億円→45.5億円に引き上げ。MCS社の統合効果は思いのほか早く、大きく表れたと指摘した。
学研ホールディングス<9470.T>が反落。野村証券では、メディカルケアサービス（MCS）の買収効果は大きいと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は6900円→7000円と引き上げた。
医療福祉サービスで、前18.9期末に買収したグループホーム大手のMCS社の統合効果が大きいと注目。5月10日のQ2決算発表時に、会社は今19.9期営業利益予想を38億円→42億円へ上方修正した。教育関連が苦戦気味であるものの、MCS社の統合効果は野村予想を上回っているため、野村では今19.9期営業利益予想を44億円→45.5億円に引き上げ。MCS社の統合効果は思いのほか早く、大きく表れたと指摘した。
★10:16 戸上電機製作所－大幅高 米国電力リクローザー市場へ新規参入
戸上電機製作所<6643.T>が大幅高。同社は5月10日大引け後に、米国電力リクローザー市場への新規参入を行うと発表した。
数年かけて進出を目指していた米国南部の電力会社から、柱上用リクローザー（製品名：FAULT CLEAR）を新規に受注。この製品は、配線事故時の保護装置として使用される開閉装置。特長として、事故電流の遮断、再閉路という従来型リクローザーの基本的な機能に加え、米国の配電保護に適応するために1相ごとの入・切操作機能を追加した構造とした。
戸上電機製作所<6643.T>が大幅高。同社は5月10日大引け後に、米国電力リクローザー市場への新規参入を行うと発表した。
数年かけて進出を目指していた米国南部の電力会社から、柱上用リクローザー（製品名：FAULT CLEAR）を新規に受注。この製品は、配線事故時の保護装置として使用される開閉装置。特長として、事故電流の遮断、再閉路という従来型リクローザーの基本的な機能に加え、米国の配電保護に適応するために1相ごとの入・切操作機能を追加した構造とした。
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