前場コメント No.19 住友林業、プレサンス、スズキ、フェローテック、東急不動産など
★10:41 住友林業－野村が目標株価引き上げ 退職給付費用を除けばほぼ予想通りの決算
住友林業<1911.T>が反落。野村証券では、退職給付費用を除けばほぼ予想通りの決算と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は1720円→1780円と引き上げた。
前19.3期決算を受けて、業績予想および目標株価を修正。業績は木材建材や海外植林などの見方を若干下方修正したが、住宅関連株のPER上昇により適用PERを10→11倍として算出。前19.3期経常利益は前期比11％減益の514億円だったが、業績予想には織り込んでいなかった退職給付会計に関わる数理上の差異損失34億円の影響を除けば、548億円と試算され、野村予想の550億円と同水準とした。
住友林業<1911.T>が反落。野村証券では、退職給付費用を除けばほぼ予想通りの決算と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は1720円→1780円と引き上げた。
前19.3期決算を受けて、業績予想および目標株価を修正。業績は木材建材や海外植林などの見方を若干下方修正したが、住宅関連株のPER上昇により適用PERを10→11倍として算出。前19.3期経常利益は前期比11％減益の514億円だったが、業績予想には織り込んでいなかった退職給付会計に関わる数理上の差異損失34億円の影響を除けば、548億円と試算され、野村予想の550億円と同水準とした。
★10:47 プレサンス－野村が目標株価引き上げ ワンルームの販売は依然として好調
プレサンスコーポレーション<3254.T>が3日ぶり大幅反発。野村証券では、ワンルームの販売は依然として好調と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2280円→2330円と引き上げた。
5月10日、決算発表と同時に会社は中期経営計画を上方修正した。旧会社計画値と比較した営業利益は、今20.3期が44億円増の325億円、来21.3期が44億円増の364億円を計画する。今20.3期は販売が好調なワンルームが全社収益をけん引する見通し。低金利を背景に個人による不動産投資需要は根強いと見られる。同社は投資用マンションのトッププレイヤーとしてのブランド力や管理物件の低い空室率、東京立地の物件と比較して高い利回り水準を実現できる大阪地盤の地の利を武器として、強い営業力を持つと注目。
プレサンスコーポレーション<3254.T>が3日ぶり大幅反発。野村証券では、ワンルームの販売は依然として好調と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2280円→2330円と引き上げた。
5月10日、決算発表と同時に会社は中期経営計画を上方修正した。旧会社計画値と比較した営業利益は、今20.3期が44億円増の325億円、来21.3期が44億円増の364億円を計画する。今20.3期は販売が好調なワンルームが全社収益をけん引する見通し。低金利を背景に個人による不動産投資需要は根強いと見られる。同社は投資用マンションのトッププレイヤーとしてのブランド力や管理物件の低い空室率、東京立地の物件と比較して高い利回り水準を実現できる大阪地盤の地の利を武器として、強い営業力を持つと注目。
★10:50 スズキ－大幅反発 先行投資期でも増益を目指す姿勢を評価 「買い（CL）」継続
スズキ<7269.T>が大幅反発。ゴールドマン・サックス証券では、先行投資期でも増益を目指す姿勢を評価するとし、投資判断「買い（コンビクション・リスト）」を継続した。目標株価は7100円→7000円と微修正。
前19.3期営業利益は3244億円（前年比13％減）。IFIS予想3515億円に対しては一見下振れだが、4月26日付け会社業績修正と同様の内容でサプライズはなし。新ガイダンス営業利益は3300億円（前年比2％増）と少なくとも前年を上回る収益は確保するとの経営陣のメッセージ。ＧＳ事前予想3600億円やIFIS予想3557億円には届いていないが、すでに発表されている競合他社同様、研究開発費や設備投資が上乗せされていることが要因と見られる。
減益ガイダンスが相次ぐ自動車決算において、増益ガイダンスは異色にも映るが、（1）19.3期に一時的な品質関連費用（-200億円強）が計上されていること、（2）収益源のインド市場において同4％の台数成長を織り込んでいることから、その達成確度は高いと判断するとした。
スズキ<7269.T>が大幅反発。ゴールドマン・サックス証券では、先行投資期でも増益を目指す姿勢を評価するとし、投資判断「買い（コンビクション・リスト）」を継続した。目標株価は7100円→7000円と微修正。
前19.3期営業利益は3244億円（前年比13％減）。IFIS予想3515億円に対しては一見下振れだが、4月26日付け会社業績修正と同様の内容でサプライズはなし。新ガイダンス営業利益は3300億円（前年比2％増）と少なくとも前年を上回る収益は確保するとの経営陣のメッセージ。ＧＳ事前予想3600億円やIFIS予想3557億円には届いていないが、すでに発表されている競合他社同様、研究開発費や設備投資が上乗せされていることが要因と見られる。
減益ガイダンスが相次ぐ自動車決算において、増益ガイダンスは異色にも映るが、（1）19.3期に一時的な品質関連費用（-200億円強）が計上されていること、（2）収益源のインド市場において同4％の台数成長を織り込んでいることから、その達成確度は高いと判断するとした。
★10:52 フェローテック－急落 前期最終益を下方修正 太陽電池製造設備の減損計上響く
フェローテックホールディングス<6890.T>が急落。同社は10日に、19.3期通期の連結純利益予想を従来の53.0億円から28.0億円（前の期比4.6％増）に引き下げると発表した。市場コンセンサスは47.6億円。
太陽電池関連事業の棚卸資産評価損の計上や、太陽電池製造設備の減損および韓国のCVD-SiC装置の減損などを特別損失に計上予定であることなどが響く。
フェローテックホールディングス<6890.T>が急落。同社は10日に、19.3期通期の連結純利益予想を従来の53.0億円から28.0億円（前の期比4.6％増）に引き下げると発表した。市場コンセンサスは47.6億円。
太陽電池関連事業の棚卸資産評価損の計上や、太陽電池製造設備の減損および韓国のCVD-SiC装置の減損などを特別損失に計上予定であることなどが響く。
★10:56 東急不動産－野村が目標株価引き上げ 渋谷再開発物件のフル寄与は21.3期から
東急不動産ホールディングス<3289.T>が反発。野村証券では、渋谷再開発物件のフル寄与は21.3期からと想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価は780円→830円と引き上げた。
前19.3期決算および今20.3期の会社の業績計画はほぼ想定通りで驚きはなし。オフィスビルや商業ビルの賃貸事業が好調である上に、株式市場が懸念するほどマンション事業は悪くなく、堅調であるとした。ただし、今20.3期は「渋谷ソラスタ（南平台）」、「渋谷フクラス（道玄坂）」が竣工するが、開業時期の関係でフルに業績へ寄与しないほか、開業コストも重めで賃貸利益は伸び悩んで見える。しかし、両ビルとも満室稼働の見通しであり、来21.3期以降の利益成長に大きく寄与することになる戸の見方を示した。
東急不動産ホールディングス<3289.T>が反発。野村証券では、渋谷再開発物件のフル寄与は21.3期からと想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価は780円→830円と引き上げた。
前19.3期決算および今20.3期の会社の業績計画はほぼ想定通りで驚きはなし。オフィスビルや商業ビルの賃貸事業が好調である上に、株式市場が懸念するほどマンション事業は悪くなく、堅調であるとした。ただし、今20.3期は「渋谷ソラスタ（南平台）」、「渋谷フクラス（道玄坂）」が竣工するが、開業時期の関係でフルに業績へ寄与しないほか、開業コストも重めで賃貸利益は伸び悩んで見える。しかし、両ビルとも満室稼働の見通しであり、来21.3期以降の利益成長に大きく寄与することになる戸の見方を示した。
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