前場コメント No.13 デンソー、マクロミル、識学、シスメックス、アイフルなど

2019/05/14(火) 11:31
★9:34  デンソー-野村が目標株価引き上げ 電動化を軸に業績拡大が続くとの見方は不変
 デンソー<6902.T>が11日続落。野村証券では、電動化を軸に業績拡大が続くとの見方は不変とコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価を5900円→6000円と引き上げた。
 電動化関連などの先進分野に強みを持ち、業界変化を収益拡大につなげられる同社の投資魅力は大きい。電動化関連については、トヨタ自動車(7203)の電動車販売増加の追い風に加え、トヨタ外拡販も進展することで、中期的な増収確度は高い。また、長年の技術蓄積のある同社は、海外競合と異なり開発費負担が重しとならず、電動化関連製品の増収が増益に結び付きやすいと見られる。株式市場の懸念事項であったと推察される研究開発費についても、増加は続くと予想されるものの、売上高に見合った支出となる見込み。自動車生産を上回る売上高成長を背景とした利益成長が予想される中、PER面から見た割安感は強いと指摘した。

★9:38  マクロミル-急騰 3Q営業益7%増 通期に対する進ちょく率89%
 マクロミル<3978.T>が急騰。同社は13日に、19.6期3Q累計(7-3月)の連結営業利益(IFRS)は68.2億円(前年同期比7.1%増)だったと発表した。通期目標に対する進ちょく率は89.2%となっている。
 デジタル・マーケティングおよびデジタル・リサーチ商材の販売が堅調に推移している。国内外での業容拡大に伴う人件費増などを吸収し増益となった。

★9:42  識学-6日続落 新サービス「識学生産性サーベイ」開始
 識学<7049.T>が6日続落。同社は5月13日大引け後に、新サービス「識学生産性サーベイ」を開始すると発表した。
 2月に開示済みのチェンジ<3962.T>との提携サービス「企業における従業員の生産性を可視化するためのデータ分析サービス」を、識学サーベイと連携させることで、“生産性に関する個人の寄与度”と“マネジメントの影響度”を測定できる「識学生産性サーベイ」を開発したとしている。

★9:42  メディカルデータビジョン-ストップ高買い気配 1Q営業黒字転換 調査・分析サービスの売り上げ好調
 メディカル・データ・ビジョン<3902.T>がストップ高買い気配。同社は13日に、19.12期1Q(1-3月)の連結営業損益は1.0億円の黒字(前年同期は0.3億円の赤字)だったと発表した。
 データ利活用サービスにおいては、EBM(根拠に基づいた医療)分野を中心に、主として製薬会社向けに、同社が保有する大規模診療データベースを用いた調査・分析サービスなどの売り上げが順調だったことが寄与した。

★9:46  シスメックス-TIWが「2」継続 20.3期の会社利益計画はやや堅めの印象
 シスメックス<6869.T>が小高い。投資情報会社のTIWでは、今20.3期の会社利益計画はやや堅めの印象とコメント。投資評価「2(Neutral)」を継続した。
 今20.3期の売上高は前19.3期にあった製品不具合による出荷遅延の影響がなくなり、2ケタに近い伸び率まで回復が見込まれる。利益面ではヘマトロジー次世代製品などの開発、償却負担増はあるものの、欧州の赤字子会社や理研ジェネシスの採算改善も続く公算が大きく、会社側の利益計画はやや堅めの印象。TIWでは、通期で650億円の営業利益を予想するとした。

★9:51  アイフル-急落 今期営業益4.8倍見込むも市場コンセンサス下回る
 アイフル<8515.T>が急落。同社は13日に、20.3期通期の連結営業利益予想は144億円(前期比4.8倍)と発表した。市場コンセンサスは192億円。
 経営の最重要課題である利息返還請求へ対応しつつ、金融事業の多角化や更なる営業アセットの増加に努めるとともに、資金調達の多様化による財務基盤の強化やグループ全体での事業効率の向上を目指すとしている。
 併せて発表した、19.3期通期の連結営業利益は30.3億円(前の期比21.6%増)だった。前の期のソフトウエア開発売上原価の計上の反動や、利息返還損失引当金繰入額の減少などが寄与した。


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