後場コメント No.6 セリア、IIJ、ADEKA、プレステージ、前田建設など

2019/05/14(火) 15:00
★13:17  セリア-大和が目標株価引き下げ 既存店売上高の回復感は鈍い
 セリア<2782.T>が5日ぶり反発。大和証券では、既存店売上高の回復感は鈍いと判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は4700円→3500円と引き下げた。
 前19.3期営業利益は167億円(前の期比+1.9%)と大和予想(167億円)通りの着地となったが、会社計画(170億円)には未達。大和予想は営業利益で今20.3期が173億円(前期比+3.0%、会社計画172億円)、来21.3期が178億円(同+2.9%)。
 商品ポートフォリオをけん引するようなアイテム群の発掘に時間を要している。既存店売上高増よりも、新規出店がけん引する形でのトップラインが当面継続するとの見方は変わらないとした。

★13:18  IIJ-後場下げ幅拡大 今期13%営業増益見込むも市場コンセンサス下回る
 インターネットイニシアティブ<3774.T>が後場下げ幅拡大。同社は14日12時に、20.3期通期の連結営業利益予想(米国基準)を70.0億円(前期比12.8%増)と発表した。市場コンセンサスは84.1億円。
 ネットワークサービスおよびシステムインテグレーション関連事業が好調に推移する見込み。モバイル関連サービスはMVNOサービスの売上高拡大による利益改善を進めるとしている。
 19.3期通期の連結営業利益は62.1億円(前期比8.2%減)だった。システム構築および運用保守事業が増収、クラウド関連事業も2けた増収と好調だった。一方で広告宣伝費や人件費といった販管費が増加したことで減益となった。

★13:23  ADEKA-後場急騰 前期営業益は計画上振れ着地 今期は前期並み見込む
 ADEKA<4401.T>が後場急騰。同社は14日13時に、20.3期の連結営業益予想を267億円(前期比0.2%増)と発表した。市場コンセンサスは265億円。
 中期経営計画「BEYOND 3000」の2年目を迎え、基本戦略として掲げる「3本柱の規模拡大」「新規領域への進出」「経営基盤の強化」に基づく施策を国内外のグループ会社と連携して推進していくことにより、さらなる業績向上を目指す。なお、前提為替レートは1米ドル110円、1ユーロ128円となっている。
 併せて発表した、19.3期の連結営業利益は266億円(前の期比24.9%増)だった。情報・電子化学品が、情報化学品において高い機能性を備えた光硬化樹脂、重合開始剤の販売が好調に推移したことや、電子材料において誘電材料の販売が好調に推移したことなどにより、増益となったことが寄与した。

★13:25  プレステージ-大和が目標株価引き上げ 主力事業は好調持続で実績・計画ともに想定線
 プレステージ・インターナショナル<4290.T>が続落。大和証券では、主力事業は好調持続で実績・計画ともに想定線と判断。投資判断「1(買い)」を継続、目標株価は1650円→2000円と引き上げた。
 前19.3期営業利益は前の期比10.8%増の46.9億円。おおむね会社計画(47.0億円)線での着地。主力のロードアシスト事業/成長分野であるプロパティアシスト事業が好調であり、同17.4%増収/同13.0%増収。
 今20.3期営業利益計画は前期比13.1%増の53.0億円であり、おおむね大和の従来想定:52.8億円と同程度。ロードアシストでの大型新規案件寄与、過年度苦戦したイントラスト/一部受託案件の収益回復を勘案すれば、計画の達成確度は高いとの見方を示した。

★13:26  前田建設-後場マイナス転換 今期営業益14%減見込む 建築事業が苦戦
 前田建設工業<1824.T>が後場マイナス転換。同社は14日13時に、20.3期通期の連結営業利益予想を310億円(前期比13.8%減)と発表した。市場コンセンサスは364億円。土木事業は堅調に推移するものの、建築事業で減収となる見通し。
 19.3期通期の連結営業利益は359億円(前の期比1.6%増)だった。同純利益は240億円(前の期比3.9%増)と、ほぼ同日の日経報道どおりの数値で着地している。


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