前場コメント No.1 丸井G、リクルート、日産自動車、資生堂、ビジョンなど

2019/05/15(水) 11:31
★9:00  丸井G-買い気配 野村が目標株価引き上げ 事業モデルの革新性が織り込まれる局面へ
 丸井グループ<8252.T>が買い気配。野村証券では、事業モデルの革新性が織り込まれる局面へとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2800円→3100円と引き上げた。
 前19.3期決算は連結営業利益で前の期比13%増益の412億円と上期決算発表時の修正会社計画410億円と同水準だが、野村予想425億円を若干下回った。今20.3期会社計画の営業利益は前期比10%増益の455億円と、野村従来予想490億円を下回る計画。実績を踏まえ、人件費や設備費など販管費の野村予想を修正し、営業利益予想を引き下げ。
 定借化が100%終了したことで、消化仕入中心の百貨店のバリュエーションを特に反映させる必然性がなくなったと判断。デジタル化を核とした戦略の独自性・革新性が株価に織り込む局面に入ったと思われるとした。

★9:00  リクルートHD-5日ぶり反発 前期営業益16%増 今期の調整後EPSは1桁台後半成長目指す
 リクルートホールディングス<6098.T>が5日ぶり反発。同社は14日に19.3期通期の連結営業利益(IFRS基準)は2231億円(前の期比16.3%増)だったと発表した。市場コンセンサスは2264億円。
 HRテクノロジー事業が、好調な経済環境および雇用市場を背景に、Indeedにおいて新規及び既存クライアント(企業など)の有料求人広告利用が増加したことなどにより、増益となった。また、メディア&ソリューション事業や人材派遣事業が増益となったことも寄与した。
 20.3期は、HRテクノロジー事業、メディア&ソリューション事業および人材派遣事業全てが増収・増益となる見込みであり、同社が経営指標とする調整後EBITDAは3100億円~3300億円(19.3期のEBITDA2932億円)となる見込み。また調整後EPSは1桁台後半成長を目指すとしている。
 併せて、19.3期の期末配当を13.5円→14.5円(前期は12.0円)にすることも発表した。年間配当は27.0円→28.0円(前期は23.0円)となる。

★9:00  日産自動車-売り気配 野村が目標株価引き下げ 中計は合理的も改善には時間を要する
 日産自動車<7201.T>が売り気配。野村証券では、固定費削減と高収益分野に注力する中計は合理的も、改善には時間を要すると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は870円→800円と引き下げた。
 前19.3期実績は4月24日に下方修正と同内容で想定線。今20.3期営業利益計画が前期比28%減の2300億円とQUICKコンセンサス4240億円(野村想定3187億円)を下回り、1株当たり配当計画が前期比17円減の40円と公表されたこと(野村予想は従来、今回とも40円)でネガティブな印象。しかし、将来の成長に向けた投資は緩めておらず、ブランド価値向上や将来技術への投資など、競争力の向上に向けた取り組みを進めている点は評価できるとした。

★9:00  資生堂-反落 1Q営業益は17%減 マーケティングや研究開発への投資強化響く
 資生堂<4911.T>が反落。同社は14日に、19.12期1Q(1-3月)の連結営業利益(IFRS基準)は389億円(前年同期比17.4%減)だったと発表した。売り上げ増に伴う差益増があった一方、マーケティングや研究開発、人材への投資を強化したことが響いた。

★9:01  ビジョン-買い気配 1株4600円で自己株TOB メンバーズモバイルが保有株の一部を応募へ
 ビジョン<9416.T>が買い気配。同社は5月14日大引け後に、上限29万2300株・13億4458万円(取得期間5月15日~7月12日)の自己株取得枠を設定し、その具体的な買い付けの手段として、自己株式の公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。
 TOBの買付予定数は29万2200株で、買い付け価格は1株につき4600円、買い付け期間は5月15日~6月11日。大株主であるメンバーズモバイルが保有する株式の一部(24万3500株)の応募に前向きの意向であるとした。


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