前場コメント No.10 サイバーリンクス、ダイフク、パシフィックネット、トリドール、ホシザキなど

2019/05/15(水) 11:31
★9:22  コカコーラジャパン-反発 通期営業益を下方修正も悪材料出尽くし
 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579.T>が反発。同社は15日8時30分に、19.12期通期の連結営業利益(IFRS基準)予想を従来の127.0億円から88.0億円(前期比40.1%減)に引き下げると発表した。市場コンセンサスは124.8億円。
 主に飲料事業の売上収益が販売数量の減少やチャネルミックス悪化により当初計画を下回って推移していることに加え、希望退職プログラムへの応募者が想定より多かったことにより、一時費用が見込みより増加したことが響く。
 併せて発表した、19.12期1Q(1-3月)の連結営業損益は128.2億円の赤字(前年同期は1.9億円の赤字)だった。しかし株価は安値圏で推移していたこともあり、悪材料出尽くしで買いが入っている。

★9:23  サイバーリンクス-急騰 1Q営業益3倍増 ITクラウド事業が黒字転換
 サイバーリンクス<3683.T>が急騰。同社は14日、19.12期1Q(1-3月)の営業利益が1.9億円(前年同期比3倍)だったと発表した。
 前年同期に赤字を計上していたITクラウド事業が黒字転換したことが寄与した。モバイルネットワーク事業も増益で推移している。

★9:28  ダイフク-岩井コスモが「B+」へ引き下げ 20.3期は営業減益を予想
 ダイフク<6383.T>が3日続落。岩井コスモ証券では、今20.3期は営業減益を予想。投資判断を「A」→「B+」、目標株価は7500円→6600円と引き下げた。
 今20.3期は営業減益を予想半導体工場や物流倉庫などで作業の省力化や自動化に役立つ同社の物流システム「マテハン」に対する世界的な需要は中期的に拡大していく可能性は高い。ただし、今期は中国の半導体生産ライン向けの減収の影響により、同社の業績の勢いが弱くなる見通しであり、短期的に株価の上値を抑えられるとの見方を示した。

★9:28  パシフィックネット-反落 イヤホンガイドが「成田空港今昔物語」ガイドツールに採用
 パシフィックネット<3021.T>が反落。同社は5月14日大引け後に、連結子会社ケンネット(東京都中央区)のガイド無線機「イヤホンガイド」が (旧)成田空港駅・空港見学ツアー「成田空港今昔物語」ガイドツールに採用されたと発表した。芝山鉄道が全面協力、ミキキートス主催の限定ツアー。

★9:31  トリドール-急落 今期営業益2.4倍見込むも市場コンセンサス下回る
 トリドールホールディングス<3397.T>が急落。同社は14日に、20.3期通期の連結営業利益(IFRS基準)予想は54.6億円(前期比2.4倍)と発表した。市場コンセンサスは72.2億円。
 国内においては、都心部への出店を強化し、既存業態のさらなる強化を図るとともに、新業態の育成、展開にも注力する。海外事業においては、企業買収や積極的な出店を継続し、さらなる収益改善に向け取り組む。
 出店数は、国内において76店舗、海外において145店舗を計画しており、国内外ともにさらなる営業基盤の充実化を図るとしている。
 併せて発表した、19.3期通期の連結営業利益は23.0億円(前の期比69.8%減)だった。労働力不足を背景とした人件費の上昇や原材料費の上昇など、厳しい経営環境が続いたことが響いた。

★9:31  ホシザキ-MSMUFGが「EW」で再開 19.12期以降の営業利益率低下を想定
 ホシザキ<6465.T>が小安い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、費用負担増による今19.12期以降の営業利益率低下を想定。投資判断「Equal-weight」、目標株価7600円として、カバレッジを再開した。
 販売子会社における不正取引に関する調査が完了し、今後決算発表の延期リスクが大きく低下するとみられる。ただし、今19.12期は費用増で前年比減益となり、短期的に拡販加速のけん引力に欠けると考えられるとした。


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