前場コメント No.12 シスメックス、協和発酵キリン、ＫＨネオケム、クレハ、三菱地所など
★9:40 シスメックス－岩井コスモが新規「A」 今期も営業最高益を更新する見通し
シスメックス<6869.T>が小高い。岩井コスモ証券では、今期も営業最高益を更新する見通しとコメント。投資判断「A」、目標株価8500円として、カバレッジを開始した。
今20.3期業績について、岩井コスモでは売上高を前期比9.0％増の3200億円、営業利益を同4.4％増の640億円と、会社計画に沿った数値を予想。引き続きグローバルでの堅調な販売拡大が続き、最高益更新が続く見通し。配当性向30％程度を掲げ、利益成長とともに今期は18期連続となる増配で、年間配当72円が予定されている。世界のヘルスケア市場は拡大が続いており、事業環境も追い風。コア事業に加え、ライフサイエンス分野にも力を注いでいると注目。
シスメックス<6869.T>が小高い。岩井コスモ証券では、今期も営業最高益を更新する見通しとコメント。投資判断「A」、目標株価8500円として、カバレッジを開始した。
今20.3期業績について、岩井コスモでは売上高を前期比9.0％増の3200億円、営業利益を同4.4％増の640億円と、会社計画に沿った数値を予想。引き続きグローバルでの堅調な販売拡大が続き、最高益更新が続く見通し。配当性向30％程度を掲げ、利益成長とともに今期は18期連続となる増配で、年間配当72円が予定されている。世界のヘルスケア市場は拡大が続いており、事業環境も追い風。コア事業に加え、ライフサイエンス分野にも力を注いでいると注目。
★9:44 協和発酵キリン－底堅い 「ウロピース S」で協和メデックスとの販売提携を終了
協和発酵キリン<4151.T>が底堅い。同社は5月14日大引け後に、体外診断用医薬品「ウロピース S」について、6月30日をもって協和メデックス（東京都中央区）との販売提携を終了すると発表した。提携終了後は、協和メデックス（7月1日より「日立化成ダイアグノスティックス・システムズ」に社名変更）が製品を販売するとした。
協和発酵キリン<4151.T>が底堅い。同社は5月14日大引け後に、体外診断用医薬品「ウロピース S」について、6月30日をもって協和メデックス（東京都中央区）との販売提携を終了すると発表した。提携終了後は、協和メデックス（7月1日より「日立化成ダイアグノスティックス・システムズ」に社名変更）が製品を販売するとした。
★9:44 ＫＨネオケム－大和が目標株価引き上げ 冷凍機油原料は堅調 値上げも順調に浸透
ＫＨネオケム<4189.T>が小安い。大和証券では、冷凍機油原料は堅調で、値上げも順調に浸透していると判断。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を3200円→3500円と引き上げた。
今19.12期1Qの売上高は242億円（前年同期比7％増）、営業利益は30億円（同5％増）。おおむね会社想定並みで着地したもよう。大和では、今19.12期営業利益は130億円を据え置くとした。会社計画に対しては、冷凍機油原料の販売や値上げ効果が想定以上に順調に推移しており、計画上振れとの見方に変化はなし。
中国のエアコン市場は減速感が出ているものの、同社の冷凍機油原料の需要は堅調なもよう。2Q以降は定期修理影響の解消や値上げ効果などがから、堅調な業績推移が続くとの見方を示した。
ＫＨネオケム<4189.T>が小安い。大和証券では、冷凍機油原料は堅調で、値上げも順調に浸透していると判断。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を3200円→3500円と引き上げた。
今19.12期1Qの売上高は242億円（前年同期比7％増）、営業利益は30億円（同5％増）。おおむね会社想定並みで着地したもよう。大和では、今19.12期営業利益は130億円を据え置くとした。会社計画に対しては、冷凍機油原料の販売や値上げ効果が想定以上に順調に推移しており、計画上振れとの見方に変化はなし。
中国のエアコン市場は減速感が出ているものの、同社の冷凍機油原料の需要は堅調なもよう。2Q以降は定期修理影響の解消や値上げ効果などがから、堅調な業績推移が続くとの見方を示した。
★9:47 クレハ－急騰 今期営業益51％増見込む 前期は32％増益着地
クレハ<4023.T>が急騰。同社は14日に、20.3期通期の連結営業利益（IFRS基準）予想は260億円（前期比51.4％増）と発表した。市場コンセンサスは177億円。
「機能製品事業」においては、フッ化ビニリデン樹脂はリチウムイオン2次電池用バインダー向けが堅調に推移するとともに、PPS樹脂は自動車向けを中心におう盛な需要が続くと見込む。「樹脂製品事業」においては、コンシューマー・グッズは品質向上による価値訴求により安定的な収益を確保し、業務用食品包装材はグローバル市場における高機能品の拡販およびコスト競争力の強化を図るとしている。
なお、本社別館の譲渡により発生する譲渡益約92億円を2019年度に「その他の収益」として計上する見込みであることも寄与する。
併せて発表した、19.3期通期の連結営業利益は172億円（前の期比32.4％増）だった。フッ化ビニリデン樹脂などの付加価値の高い製品の販売増加が寄与した。
クレハ<4023.T>が急騰。同社は14日に、20.3期通期の連結営業利益（IFRS基準）予想は260億円（前期比51.4％増）と発表した。市場コンセンサスは177億円。
「機能製品事業」においては、フッ化ビニリデン樹脂はリチウムイオン2次電池用バインダー向けが堅調に推移するとともに、PPS樹脂は自動車向けを中心におう盛な需要が続くと見込む。「樹脂製品事業」においては、コンシューマー・グッズは品質向上による価値訴求により安定的な収益を確保し、業務用食品包装材はグローバル市場における高機能品の拡販およびコスト競争力の強化を図るとしている。
なお、本社別館の譲渡により発生する譲渡益約92億円を2019年度に「その他の収益」として計上する見込みであることも寄与する。
併せて発表した、19.3期通期の連結営業利益は172億円（前の期比32.4％増）だった。フッ化ビニリデン樹脂などの付加価値の高い製品の販売増加が寄与した。
★9:51 三菱地所－野村が目標株価引き上げ 不動産市況を踏まえた柔軟な資本政策を採用
三菱地所<8802.T>が大幅続伸。野村証券では、不動産市況を踏まえた柔軟な資本政策を採用と評価。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2530円→2650円と引き上げた。
前19.3期決算と同時に、19年6月末の買収防衛策の取り下げと1000億円（14日株価終値ベースの時価総額に対して3.9％に相当）の自社株買いを発表。前19.3期末時点で会社が認識するNAV 3241円に対して14日株価終値は0.57倍と低く、被買収リスクにさらされることになるが、資本効率の改善を通じて株価・株主価値を高めることなどで、リスクを低減する方針と見られる。
自社株買いもその1つの施策と野村では想定。会社は不動産市況が強い時は、不動産売却資金などを原資に、株主還元を強化しやすい局面、不動産市況が弱い時は次の成長のために不動産投資を行うため、相対的に投資が優先される局面と認識しているとみられる。不動産市況やキャッシュフローを勘案しながら、来21.3期以降も柔軟な資本政策をとっていくとの見方を示した。
三菱地所<8802.T>が大幅続伸。野村証券では、不動産市況を踏まえた柔軟な資本政策を採用と評価。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2530円→2650円と引き上げた。
前19.3期決算と同時に、19年6月末の買収防衛策の取り下げと1000億円（14日株価終値ベースの時価総額に対して3.9％に相当）の自社株買いを発表。前19.3期末時点で会社が認識するNAV 3241円に対して14日株価終値は0.57倍と低く、被買収リスクにさらされることになるが、資本効率の改善を通じて株価・株主価値を高めることなどで、リスクを低減する方針と見られる。
自社株買いもその1つの施策と野村では想定。会社は不動産市況が強い時は、不動産売却資金などを原資に、株主還元を強化しやすい局面、不動産市況が弱い時は次の成長のために不動産投資を行うため、相対的に投資が優先される局面と認識しているとみられる。不動産市況やキャッシュフローを勘案しながら、来21.3期以降も柔軟な資本政策をとっていくとの見方を示した。
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