前場コメント No.19 ファイバーゲート、住友ゴム、住友商事、日本軽金属、TBSHDなど

2019/05/15(水) 11:31
★10:49  ファイバーゲート-急騰 通期営業益を上方修正 3Q累計は66%増で着地
 ファイバーゲート<9450.T>が急騰。同社は14日に、19.6期通期の連結営業利益予想を従来の7.6億円から9.1億円(前期比62.3%増)に引き上げると発表した。市場コンセンサスは8.5億円。
 新たな事業パートナーおよび既存パートナーとの積極的な営業活動により、フロー収益を伴う新規契約が想定以上に好調な業績となり、さらに通信機器販売が好調に推移していることにより、3Q累計の業績が当初予想を上回って推移していることを踏まえた。
 併せて発表した、19.6期3Q累計(7-3月)の連結営業利益は8.4億円(前年同期比65.8%増)だった。

★10:50  住友ゴム-野村が目標株価引き下げ 海外を中心とした増収効果の刈り取りはまだ先
 住友ゴム<5110.T>が小安い。野村証券では、海外を中心とした増収効果の刈り取りはまだ先と判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1600円→1400円と引き下げた。
 今19.12期1Q決算では海外を中心に販売本数面は順調であった一方、為替影響、原材料高、固定費・経費の増加などを背景に減益となった。欧米など海外にて市販用・新車用タイヤの販売増が見られた点は好印象で、今後も堅調な数量拡大が予想される。一方、北米での生産性向上に時間を要しているほか、海外での生産能力増強やブランド強化のための固定費・経費増が続いている点に鑑みれば、短期的な業績モメンタムに力強さがないとの野村の見方は不変とした。

★10:53  住友商事-野村が目標株価引き下げ 短期的な利益成長余地は大きくない
 住友商事<8053.T>が小高い。野村証券では、短期的な利益成長余地は大きくないと判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1740円→1700円と引き下げた。
 商品市況の動向や前19.3期の業績動向を踏まえ、業績予想を見直し。野村ではニッケルや一般炭などの市況が調整していることもあって、今20.3期は会社利益計画を若干未達と予想。適正PBRは算出基準を18.3期から19.3期末に変更。引き続きニッケルプロジェクトの減損リスクなどはディスカウント要因と考えているとし、適正PBRは0.7~0.8倍程度として目標株価を算出。

★10:56  日本軽金属-3日ぶり反発 今期営業益3%増 主力のアルミナ・化成品、地金がけん引
 日本軽金属ホールディングス<5703.T>が3日ぶり反発。同社は14日、20.3期通期の連結営業利益予想を310億円(前期比3.2%増)と発表した。市場コンセンサスは324億円。主力のアルミナ・化成品、地金事業が堅調に推移するほか、箔、粉末製品も増収増益となるもよう。
 19.3期通期の連結営業利益は301億円(前の期比0.5%増)だった。地金事業でタイに新設した第2工場の本格稼働が業績拡大に寄与した。
 併せて、19.3期の期末配当予想を4円から5円(前の期は4円)に修正すると発表した。なお年間配当は9円(前の期は8円)となる。

★10:56  TBSHD-急落 今期営業益17%減見込む 前期は1%減益着地
 TBSホールディングス<9401.T>が急落。同社は14日に、20.3期通期の連結営業利益予想は155億円(前期比16.5%減)と発表した。市場コンセンサスは215億円。
 DVD販売が好調だったグループ子会社の反動減などを吸収しきれず減収を見込む。また、BS4K放送の関連費用が通期で発生することや、引き続きグループ改革に係る費用の計上が見込まれることも響く。
 19.3期通期の連結営業利益は186億円(前の期比1.2%減)だった。大型スポーツ単発に係る放送権料の増加、増収に伴う費用の増加などが響いた。
 併せて、上限60万株・10億円の自己株取得枠を設定することも発表した。取得期間は5月15日~6月21日。自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は0.34%。


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