前場コメント No.19 東和薬品、東京応化工業、共立メンテナンス、ノーリツ鋼機、TOWAなど

2019/05/16(木) 11:31
★10:53  東和薬品-野村が目標株価引き上げ 販路拡大効果で改定影響をこなして中期成長へ
 東和薬品<4553.T>が小安い。野村証券では、販路拡大効果で改定影響をこなして中期成長を想定。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は3033円→3200円と引き上げた。
 「東和式販売体制(医薬品卸との協業)」の成果や、17年追補品の拡販効果が表れ、前19.3期業績は堅調。今20.3期は前期の営業利益ハードルが上がったことや、10月の消費増税に伴う薬価改定や、20年4月の薬価改定前の買い控え、リスクなどを考慮して野村営業利益予想は前期比減益を見込むとしたが、従来予想比では上方修正。中期的に販路拡大効果による業容拡大を見込むという見方に変わりはないとした。

★10:53  東京応化工業-急落 1Q営業益17%減 半導体用フォトレジストの販売が前年下回る
 東京応化工業<4186.T>が急落。同社は15日に、19.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は20.4億円(前年同期比16.8%減)だったと発表した。上期の会社計画45.0億円に対する進ちょくは45.4%となっている。
 材料事業が、アジア地域における半導体需要が鈍化傾向であったことから半導体用フォトレジストの販売が前年同期を下回ったことにより、減益となったことが響いた。

★11:00  すてきナイスグループ-急落 粉飾決算の疑いで横浜地検などが本社捜索と報道
 すてきナイスグループ<8089.T>が急落。日本経済新聞・電子版で5月16日10時51分、粉飾決算をした疑いが強まったとして、横浜地検が証券取引等監視委員会と合同で、同社本社を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで家宅捜索したと伝えられている。
 関係者によると、同社は連結決算で不動産取引を巡って架空の売り上げを計上した有価証券報告書を関東財務局に提出した疑いが持たれているとした。こうした取引の実態などを、横浜地検と監視委は詳しく調べていると報じられている。

★11:02  共立メンテナンス-5日ぶり反落 今期営業益8%増も市場コンセンサス下回る
 共立メンテナンス<9616.T>が変わらずを挟んで5日ぶり反落。同社は15日、20.3期の連結営業利益予想を157億円(前期比7.8%増)と発表した。市場コンセンサスは166億円。
 ドーミーインでは新規8事業所をオープン予定のほか、寮事業も期初稼働率98.7%の高水準となり通期でも堅調に推移する見通しから、増益を見込んでいる。
 19.3期通期の連結営業利益は146億円(前の期比11.3%増)だった。ホテル事業、寮自業ともに好調に推移し、開業準備費用19億円を吸収して増益となった。

★11:03  ノーリツ鋼機-急落 今期営業益12%増見込むも市場コンセンサス下回る
 ノーリツ鋼機<7744.T>が急落。同社は15日に、20.3期通期の連結営業利益(IFRS基準)予想は62.0億円(前期比11.9%増)と発表した。基盤事業の成長に加えて、育成事業にも適切に投資していく計画としている。前提為替レートは1米ドル110円。なお、市場コンセンサスは70.3億円となっている。
 併せて発表した、19.3期通期の連結営業利益は55.4億円(前の期比7.0%減)だった。全社費用の一時的な増加、遠隔画像診断事業の開発方針変更によるシステム資産および水耕栽培事業の有形固定資産の減損損失の計上が響いた。

★11:05  TOWA-いちよしがフェアバリュー引き上げ 20.3期以降の利益予想を上方修正
 TOWA<6315.T>が3日ぶり大幅反落。いちよし経済研究所では、今20.3期以降の利益予想を上方修正。レーティング「A」を継続、フェアバリューは1000円→1300円と引き上げた。
 今20.3期以降に関し、セグメント内訳は見直したものの売上予想は従来内容を継続、利益については上方修正。コスト改善寄与を見込むとともに、今20.3期は製品構成も前期対比で良化する可能性があるとした。半導体後工程市場の動向、米中問題などの不透明感などを勘案し、会社側の今20.3期売上計画はハードルが高いと判断するとしたが、利益計画の達成は可能と考えるとした。


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