前場コメント No.9 INEST、ヤオコー、セントラルスポーツ、相模ゴム、コックスなど

2019/05/17(金) 11:30
★9:38  INEST-大幅安 今期営業赤字縮小見込むも3期連続赤字を嫌気
 INEST<3390.T>が大幅安。同社は16日に、20.3期通期の連結営業損益予想を2.0億円の赤字(前期は4.4億円の赤字)と発表した。20.3期が赤字となれば3期連続となる。
 システム事業について、顧客増加とサービス内容拡充の段階であることから、システム開発費用や初期の販売費用により、今期においても引き続き、営業赤字が先行する。しかし、いち早く一定のマーケットシェアを獲得することが、長期的な競争力の維持に必須と考えるとした。
 併せて発表した、19.3期通期の連結営業損益は4.4億円の赤字(前の期は3.3億円の赤字)だった。直販事業が減益となったことなどが響いた。

★9:42  LINE-SMBC日興が目標株価引き下げ 戦略事業の先行投資負担などを見直し
 LINE<3938.T>が小高い。SMBC日興証券では、戦略事業の先行投資負担などを見直し、利益予想を下方修正。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続、目標株価は3500円→3200円と引き下げた。
 今19.12期~22.12期の利益予想を下方修正。目標株価の算定根拠を従来の同業他社平均PEGに基づくPERマルチプルからディスカウンテッド・キャッシュフロー法へ変更。今回、来20.12期まで純損失が続く見通しとなったこと、有利子負債増加などを受け、バランスシートの状況を株価に反映する必要性が高まったと判断したことが主因。主力の広告は高成長を維持。先行投資一巡後は再び高成長軌道になる見込みとした。

★9:45  ヤオコー-野村が目標株価引き下げ 消費増税後も増益の確度は高いと考える
 ヤオコー<8279.T>が小高い。野村証券では、消費増税後も増益の確度は高いと考えるとし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は7000円→6400円と引き下げた。
 業績予想は微修正にとどめるとしたが、業界平均のマルチプルの下落を鑑みて目標株価を引き下げ。当面は出店ペースの鈍化が見込まれるが、同社の展開する首都圏の人手不足や建築コストの上昇を鑑みれば、それも合理的な経営判断といえる。前19.3期の決算自体にサプライズはないと指摘。

★9:47  セントラルスポーツ-続伸 フジ・スポーツ&フィットネス株式を一部取得
 セントラルスポーツ<4801.T>が続伸。同社は16日に、フジ<8278.T>の子会社であるフジ・スポーツ&フィットネスの株式10%を取得すると発表した。
 同社は、2013年にフジ・スポーツ&フィットネスと業務提携契約を締結して以降、フジ・スポーツ&フィットネスが展開するスポーツクラブ事業においてフィットネス部門の運営協力をすすめてきた。その成果を踏まえ両社間の関係をより強固なものにすることが、よりいっそうの顧客満足の実現、企業価値向上に資するものと判断した。なお、株式取得実行は6月5日を予定している。

★9:48  相模ゴム工業-急騰 今期7%営業増益見込む 前期は24%減益着地
 相模ゴム工業<5194.T>が急騰。同社は16日に、20.3期通期の連結営業利益予想を12.0億円(前期比7.0%増)と発表した。市場コンセンサスは12.5億円。
 超薄膜化というコアコンピタンスの向上と市場のニーズに合致した高度な製品群を持続して安定的に生産できる生産体制の構築を目指し、さらなる企業価値の向上と収益の確保に努めるとしている。
 19.3期通期の連結営業利益は11.2億円(前の期比24.1%減)だった。マレーシアの新工場が稼働を開始したことから増収となったが、新工場によるコスト増が利益を圧迫した。

★9:50  コックス-5日続伸 コーディネートAIアプリ事業を行うSTANDING OVATIONと業務提携
 コックス<9876.T>が5日続伸。同社は5月16日大引け後に、コーディネートAIアプリ事業を行うSTANDING OVATION(東京都渋谷区)と業務提携を行うと発表した。
 双方のリソースを掛け合わせ、顧客の購買活動をより便利にサスティナブルにすることを目的に提携する。さまざまな取り組みを進めながら、本格的なシステムの稼働は今秋を予定しているとした。


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