前場コメント No.12 富士通、シリコンスタジオ、カプコン、キヤノン、ソニーなど
★10:20 富士通-SMBC日興が目標株価引き上げ 20.3期営業利益は会社計画近ぼうを予想
富士通<6702.T>が反発。SMBC日興証券では、今20.3期営業利益は会社計画近ぼうを予想。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は6500円→7000円と引き上げた。
従来懸念していた収益基盤の地盤沈下はようやく下げ止まる兆候が出ており、海外サービスの下げ止まりや全社消去の費用削減が、今後も確認・継続できるかが焦点。
SMBC日興ではこれまで、海外サービスを中心とした収益基盤の地盤沈下が国内ITの好調を相殺しているとみてきた。今20.3期は収益立て直しのための事業規模縮小も相まって、海外サービスは減益傾向が継続するとみるとしたが、底入れする可能性が出てきたと判断。今後、海外サービスの本業における減益幅が縮小することで、好調な国内事業の増益を享受できるか注目するとした。
富士通<6702.T>が反発。SMBC日興証券では、今20.3期営業利益は会社計画近ぼうを予想。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は6500円→7000円と引き上げた。
従来懸念していた収益基盤の地盤沈下はようやく下げ止まる兆候が出ており、海外サービスの下げ止まりや全社消去の費用削減が、今後も確認・継続できるかが焦点。
SMBC日興ではこれまで、海外サービスを中心とした収益基盤の地盤沈下が国内ITの好調を相殺しているとみてきた。今20.3期は収益立て直しのための事業規模縮小も相まって、海外サービスは減益傾向が継続するとみるとしたが、底入れする可能性が出てきたと判断。今後、海外サービスの本業における減益幅が縮小することで、好調な国内事業の増益を享受できるか注目するとした。
★10:21 シリコンスタジオ-急騰 ソニーとマイクロソフトのクラウドゲームでの提携で思惑
シリコンスタジオ<3907.T>が急騰。17日付けの日本経済新聞朝刊が、ソニー<6758.T>と米マイクロソフトがクラウドサービスや人工知能(AI)分野で提携すると報じたことが手がかり。
記事によれば、両社はゲームソフトをネット配信するクラウドサービスで共同開発に乗り出し、同分野に参入する米グーグルなどに対抗するという。シリコンスタジオは3DCG技術基盤のゲーム用ミドルウェア主力としていることから、思惑的な買いが入っているもよう。
シリコンスタジオ<3907.T>が急騰。17日付けの日本経済新聞朝刊が、ソニー<6758.T>と米マイクロソフトがクラウドサービスや人工知能(AI)分野で提携すると報じたことが手がかり。
記事によれば、両社はゲームソフトをネット配信するクラウドサービスで共同開発に乗り出し、同分野に参入する米グーグルなどに対抗するという。シリコンスタジオは3DCG技術基盤のゲーム用ミドルウェア主力としていることから、思惑的な買いが入っているもよう。
★10:24 カプコン-SMBC日興が目標株価引き下げ 収益構造が変化 中期的に利益成長見込める
カプコン<9697.T>が4日ぶり反発。SMBC日興証券では、収益構造が変化していると判断。中期的に利益成長見込めるとし、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は3000円→2900円と引き下げた。
今20.3期~22.3期業績予想を見直し、目標株価を引き下げるとしたが、収益構造の変化により中長期的に高い利益成長が期待されること、目標株価までの上昇余地36.9%はセクター中央値を10ppt以上上回ることから、投資評価「1」を継続。市場期待を下回る今20.3期会社計画をきっかけに株価下落が進み、バリュエーション面での割安感も台頭。再度強気の投資スタンスを確認するとした。
カプコン<9697.T>が4日ぶり反発。SMBC日興証券では、収益構造が変化していると判断。中期的に利益成長見込めるとし、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は3000円→2900円と引き下げた。
今20.3期~22.3期業績予想を見直し、目標株価を引き下げるとしたが、収益構造の変化により中長期的に高い利益成長が期待されること、目標株価までの上昇余地36.9%はセクター中央値を10ppt以上上回ることから、投資評価「1」を継続。市場期待を下回る今20.3期会社計画をきっかけに株価下落が進み、バリュエーション面での割安感も台頭。再度強気の投資スタンスを確認するとした。
★10:28 キヤノン-SMBC日興が目標株価引き下げ 「既存事業の減速>新規事業の成長」が続く
キヤノン<7751.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、「既存事業の減速>新規事業の成長」局面が続くと判断。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続、目標株価は2800円→2500円と引き下げた。
基本的な見方は大きく変わっていないとし、現状の延長線上では減収減益が続くことを懸念してきたとしたが、これが顕在化しつつあることが今19.12期1Q決算で確認された。会社側は、今回200億円程度の構造改革費用を計上(うち人件費関連で100億円)しており、2Qを中心に費用計上されると見込まれることから、SMBC日興では同四半期の営業利益も前年同期比約半減の500億円程度にとどまると予想。
一方、下期にかけては全事業で増収増益を会社側は予想しているとしたが、同社を取り巻く事業環境を鑑みた場合、この達成は難しいと考えているとし、もう一段の構造改革を迫られる局面も遠からず到来する可能性もあると考えているとした。
キヤノン<7751.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、「既存事業の減速>新規事業の成長」局面が続くと判断。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続、目標株価は2800円→2500円と引き下げた。
基本的な見方は大きく変わっていないとし、現状の延長線上では減収減益が続くことを懸念してきたとしたが、これが顕在化しつつあることが今19.12期1Q決算で確認された。会社側は、今回200億円程度の構造改革費用を計上(うち人件費関連で100億円)しており、2Qを中心に費用計上されると見込まれることから、SMBC日興では同四半期の営業利益も前年同期比約半減の500億円程度にとどまると予想。
一方、下期にかけては全事業で増収増益を会社側は予想しているとしたが、同社を取り巻く事業環境を鑑みた場合、この達成は難しいと考えているとし、もう一段の構造改革を迫られる局面も遠からず到来する可能性もあると考えているとした。
★10:31 ソニー-SMBC日興が目標株価引き上げ 成長に向けてメリハリをつけた投資実行へ
ソニー<6758.T>が大幅反発。SMBC日興証券では、財務体質改善は完了、成長に向けてメリハリをつけた投資実行へとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は8500円→8600円と引き上げた。
前19.3期下期以降、株式市場ではGAFAのクラウドゲーム参入表明やiPhone減速で、同社の成長事業であるG&NSおよび半導体に対して過度な悲観論が依然支配的だが、こうした懸念は同社が対話を深化させ、期待を超えた現実を示し続けることで徐々に解消されそう。5月21日にはIR Dayの開催が予定されているが、SMBC日興では「ギアチェンジ:第三章」となる、22.3期以降の次期中計以降の成長への準備が進められることを期待するとした。
ソニー<6758.T>が大幅反発。SMBC日興証券では、財務体質改善は完了、成長に向けてメリハリをつけた投資実行へとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は8500円→8600円と引き上げた。
前19.3期下期以降、株式市場ではGAFAのクラウドゲーム参入表明やiPhone減速で、同社の成長事業であるG&NSおよび半導体に対して過度な悲観論が依然支配的だが、こうした懸念は同社が対話を深化させ、期待を超えた現実を示し続けることで徐々に解消されそう。5月21日にはIR Dayの開催が予定されているが、SMBC日興では「ギアチェンジ:第三章」となる、22.3期以降の次期中計以降の成長への準備が進められることを期待するとした。
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