前場コメント No.6 ラック、東京ガス、フュートレック、HOYA、ヨシックスなど

2019/05/20(月) 11:30
★9:13  ラック-いちよしがフェアバリュー引き下げ 20.3期は最高益更新を予想
 ラック<3857.T>が反発。いちよし経済研究所では、社内基幹システム整備や拠点拡充などの投資をこなし、今20.3期は最高益更新を予想するとして、レーティング「A」を継続した。フェアバリューは2300円→2200円と引き下げた。
 セキュリティソリューションサービス(SSS)事業とシステムインテグレーションサービス(SIS)事業がともに好調に推移するとの見方は変更なし。ただし、社内基幹システム整備や拠点拡充などの将来の成長に向けた投資が行われることを踏まえ、いちよしの業績予想を下方修正。

★9:14  東京ガス-みずほが目標株価引き下げ 高い総還元利回りなどに注目
 東京ガス<9531.T>がもみ合い。みずほ証券では、高い総還元利回りなどに注目するとし、投資判断「買い」を継続した。目標株価は3400円→3200円と引き下げた。
 今20.3期実質利益予想を小幅に下方修正したことなどから、目標株価は引き下げるとしたが、健全な財務体質を背景に総還元性向6割を堅持し、総還元利回り4%、中期的には5%程度が見込める点を引き続き注目。 ガスでの離脱件数増は確かにリスク要因だが、中期的に電力事業をドライバーに連結経常利益は1400億円程度への緩やかな利益成長が引き続き可能との見方を示した。

★9:14  フュートレック-急騰 今期最終黒字転換見込む 赤字のプロモーション事業を譲渡
 フュートレック<2468.T>が急騰。同社は17日に、未定としていた20.3期通期の純損益予想を6000万円の黒字(前の期は3.0億円の赤字)と発表した。
 併せて、プロモーション事業をホワイトホールラボ(本社:名古屋市中区)に譲渡することを発表した。
 中核事業に属さない上記事業をホワイトホールラボに譲渡し、中核事業に経営資源を集中することが狙い。プロモーション事業の19.3期のセグ円と売上高は3.4億円。同営業損益は8200万円の赤字。
 譲渡価格は7200万円で、契約締結日は5月17日、譲渡日は7月1日を予定している。

★9:18  HOYA-みずほが目標株価引き上げ 短期的にはHDDの停滞による増益率鈍化を懸念
 HOYA<7741.T>が5日ぶり反落。みずほ証券では、短期的にはHDDの停滞による増益率鈍化を懸念するとし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は6400円→7300円と引き上げた。
 業績予想を見直し、目標株価を引き上げるとしたが「中立」を継続。好調な前19.3期業績と、上限600億円の自己株式取得を背景に、決算発表後の株価はTOPIXを大きくアウトパフォームしてきた。しかし、成長をけん引してきたHDD向けガラス基板事業は2.5インチ向けの急速な市場縮小と、3.5インチ向けの停滞が出てきていることから、今20.3期の税前利益は従来のような2ケタ成長ではなく、前期比6%増にとどまると予想。

★9:21  JT-続伸 ジェフリーズでは「完全民営化なら株価センチメントの改善につながる」
 JT(日本たばこ産業)<2914.T>が続伸。ジェフリーズ証券では、投資判断「HOLD」、目標株価2877円を継続も、「完全な民営化に向けて野党が法案提出」に注目するというレポートを公表している。
 野党は政府が保有するすべてのJT株式を、3年以内をメドに売却するとした法案を提出。また、JTが国産の葉たばこをすべて買い入れている仕組みの廃止も求めている。実現すれば、株価センチメントの改善につながると想定。アクリーティブな自社株取得や割高な国産葉調達停止による費用減が期待できるため。加えて、大規模M&A(合併・買収)がしやすくなるとの見方を示している。

★9:24  ヨシックス-小幅反落 4月既存店3%減収 2カ月連続で前年実績下回る
 ヨシックス<3221.T>が大幅続落。「や台ずし」や「ニパチ」などの居酒屋を運営する同社は17日、4月の既存店売上高が前年同月比2.8%減だったと発表した。2カ月連続で前年実績を下回った。全店売上高は同9.6%増。店舗数は2月から2店舗減少して316店となっている。


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