前場コメント No.4 ニチイ学館、FRACTALE、フルッタフルッタ、ALSOK、LIXILGなど

2019/05/21(火) 11:30
★9:03  ニチイ学館-野村が目標株価引き上げ 教育・グローバル事業の事業縮小が進む
 ニチイ学館<9792.T>が4日続伸。野村証券では、教育・グローバル事業の事業縮小が進んでいると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1140円→1280円と引き上げた。
 教育・グローバル事業の構造改革の成果が表れると考え、野村の利益予想を上方修正。前19.3期は売上高が前の期比1.5%増収、同31.5%営業増益。介護事業では訪問介護の利用者数が減少したが、中重度の利用者の獲得による単価上昇に加え、施設系の入居率が改善し、同10.6%営業増益となった。保育事業では拠点数が拡大したことに加え、園児の獲得が進み、既存施設の稼動率向上し、2億円の営業黒字(18.3期は5.6億円の営業赤字)と収支が改善。今20.3期は教育・グローバル事業縮小、新たにヘルスケア事業投資加速に注目。

★9:03  FRACTALE-続伸 アドミラルと合弁会社設立 不動産事業を強化
 FRACTALE<3750.T>が続伸。同社は20日、アドミラル(東京都渋谷区)との合弁形式により新会社を設立する旨の合弁契約書を締結すると発表した。
 新会社の名称はFRACTALEホテルマネジメントで出資比率はFRACTALE70%、アドミラルが30%となる。設立は6月を予定している。
 新会社では、第一号案件として、著名な建築家である隈研吾氏によるデザインとコンセプトで来春オープンを計画している箱根の高級温泉旅館プロジェクトのオペレーションサービスを実施するとのこと。

★9:03  フルッタフルッタ-急落 前期営業赤字拡大 原材料在庫評価損の計上響く
 フルッタフルッタ<2586.T>が急落。同社は20日に、19.3期通期の営業損益は7.5億円の赤字(前期は5.4億円の赤字)だったと発表した。
 アサイー原材料在庫の消が計画を下回っている状況から、将来の消化見込みについて検討した結果、売上原価に原材料在庫の評価損として3億7500万円計上したことが響いた。
 20.3期の業績予想については、現在、資本政策および事業計画の策定を進めていることから、当該資本政策および事業計画の策定が完了し次第、公表するとしている。

★9:04  ALSOK-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 営業利益率の改善が好印象
 ALSOK(綜合警備保障)<2331.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、営業利益率の改善が好印象とコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は5600円→5800円と引き上げた。
 2020年東京五輪に向けた警備需要拡大などによる中期的な2ケタEPS成長に注目する考えに変わりはなし。今20.3期はシステム費用増と前19.3期特別利益影響を除外すれば実質2ケタEPS成長。
 今20.3期営業利益予想は337億円から342億円(前期比6%増)に上方修正。会社計画346億円に対しては若干の未達を予想。営業利益予想増額の主因はセキュリティ事業の利益率引き上げによるもの。今20.3期セキュリティ事業営業利益率は従来の9.9%から10.1%(前期比0.3%pt改善)に引き上げるとした。

★9:04  LIXILグループ-反発 取締役候補に元米国務省国務次官補のカート・キャンベル氏
 LIXILグループ<5938.T>が反発。同社は20日に、2019年6月開催予定の定時株主総会に提案する取締役候補者として、新たにKurt M. Campbell(カート・キャンベル)氏を取締役候補者に決定したと発表した。
 カート・キャンベル氏は元米国務省 東アジア・太平洋 担当国務次官補で、現在はアジアグループエルエルシー創立パートナー会長兼CEOを務める。
 指名理由としてアジア・太平洋地域のビジネス、政治、安全保障に関して非常に高度な専門性を有しており、米国に在住しつつも日本との長期的な友好関係を築き、過去 25 年以上にもわたって、日本、中国、東南アジア、インドをはじめとするアジア・太平洋地域全体との間で深い関係性を構築してきていることなどを挙げている。


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