前場コメント No.6 ユニーファミマ、ヤクルト本社、キリンHD、夢みつけ隊、大東建託など

2019/05/21(火) 11:30
★9:06  ユニーファミマ-ドイツ証が目標株価引き下げ 21.2期以降の成長戦略が焦点
 ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>が4日ぶり反落。ドイツ証券では、来21.2期以降の成長戦略が焦点と判断。レーティング「Sell」を継続、目標株価を2400円→2200円と引き下げた。
 コンビニを中心に業績予想を減額。コンビニは構造改革の成果もあり、収益性は改善するが、改善幅は従来よりも低くなると考えたとしている。会社は中期計画で来21.2期に当期利益600億円の達成を掲げているが、達成にはコンビニのさらなる収益性改善が必要。中期成長力に対して株価は割高との見方を示した。

★9:06  ヤクルト本社-野村が目標株価引き下げ 中国減速により高成長から安定成長に
 ヤクルト本社<2267.T>が4日続落。野村証券では、中国減速により高成長から安定成長にとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は6500円→6400円と引き下げた。
 前19.3期営業利益で55%強を占めると推測する中国事業の成長性が減速。ヤクルトレディによる宅配ではなく店頭売りが中心で、中国経済の減速という外部環境に影響されやすい。日本も販売が弱い。今20.3期予想EPSに28~29倍(従来同様、加工食品平均に20%のプレミアム)を乗じた6400円を目標株価として算出。 中国は7~8%程度の伸びと予想し、日本については市場が盛り上がっていないとの見方を示した。

★9:08  キリンHD-野村が目標株価引き下げ 豪州事業の苦戦で野村予想を減額
 キリンホールディングス<2503.T>が4日ぶり反落。野村証券では、豪州事業の苦戦で野村予想を減額。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2800円→2600円と引き下げた。
 豪州Lion社の減損計上、今19.12期中に豪州飲料事業の切り離す前提とし、野村予想に織り込んだとした。また、協和発酵キリン(4151)の同社持ち分価値に関しても直近の野村予想に変更。
 協和発酵キリンを除いてビール・飲料事業の成長性が限定的なほか、会社が将来の成長ドライバーとして期待する「医と食をつなぐ事業」は投資過程で、当面、利益寄与は限られる見通し。

★9:09  夢みつけ隊-3日ぶりに大幅反落 前期営業益は65%減益で着地 今期営業益は3.6倍見込む
 夢みつけ隊<2673.T>が3日ぶりに大幅反落。同社は20日に、20.3期通期の連結営業利益予想は5000万円(前期比3.6倍)と発表した。国内経済においては緩やかな景気回復の動きが続くものの、海外における政治体制の変化などにより、先行きの見通しは不透明であることが予想されるとしている。
 併せて発表した、19.3期通期の連結営業利益は1300万円(前の期比64.8%減)だった。通販小売事業は、バランスのとれたダウンサイジングを順次進めたことなどにより増益となったものの、不動産事業が減益となったことが響いた。

★9:09  大東建託-6日続伸 上期中に受注回復が鮮明になると見る 「買い」へ引き上げ
 大東建託<1878.T>が6日続伸。シティグループ証券では、上期中に受注回復が鮮明になると見て、投資評価を「2(中立)」→「1(買い)」と引き上げた。目標株価は15500円→14800円と引き下げた。
 受注は短期的に一進一退を続けるが、上期中にはボトムアウトして回復する可能性が高いと見られ、株価を押し上げるカタリストになると判断。受注のキャンセル率は16.3期のボトム15.5%から前19.3期は21.5%に上昇している。しかし、受注段階での融資確認などの精緻化により今後は低下する可能性がある。融資厳格化による市場縮小の影響はすでに出ていると判断され、中長期的には同社のマーケットシェアは拡大し、受注を伸ばすことが可能と考えられる。最近の株価下落はガイダンスが低かったこと、4月の受注が非常に弱かったことに過剰に反応したものとみられるが、昨年の受注水準が低いこと、営業人員の増加やキャンセル率の低下から、今後は持続的な受注回復のステージに入るとの見方を示した。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,460.08 +907.92
TOPIX 2,710.73 +44.50
グロース250 655.60 +4.96
NYダウ 38,503.69 +263.71
ナスダック総合 15,696.64 +245.34
ドル/円 154.90 +0.07
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ