前場コメント No.10 豊田通商、カプコン、リネットジャパン、ローム、レントラックスなど

2019/05/21(火) 11:30
★9:24  豊田通商-野村が目標株価引き下げ 生産関連やアフリカ事業の利益計画は保守的
 豊田通商<8015.T>が4日続落。野村証券では、生産関連やアフリカ事業の利益計画は保守的とみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は4000円→3700円と引き下げた。
 前19.3期の決算動向や足元の事業環境を考慮し、業績予想を修正。米中の貿易摩擦による世界景気の鈍化で自動車需要が伸び悩むリスクはあるが、会社利益計画については、金属やグローバル部品・ロジスティクス事業など生産関連事業の業績の伸びを見ていないほか、アフリカ事業も業績の底打ち感が出ている中ではやや保守的と考えているとした。
 今20.3期の会社親会社株主利益計画は1500億円、野村では1540億円を予想。金属事業やグローバル部品・ロジスティクス事業など自動車生産関連分野の業績は微増益を見込む計画。新興国の景気鈍化はリスク要因ではあるが、市場環境が厳しい中国でも依然としてトヨタ車の販売が好調なこともあり、生産関連分野の利益計画は保守的と考えているとした。

★9:24  カプコン-野村が目標株価引き下げ グローバルなファン層拡大後の施策に注目
 カプコン<9697.T>が続落。野村証券では、グローバルなファン層拡大後の施策に注目。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2600円→2500円と引き下げた。
 新作発売のスピードの前提を見直し、今20.3期以降の野村予想営業利益を下方修正。継続的な営業利益成長力は、一定程度市場に織り込まれたと考え「Neutral」を継続。ただし、足元の主要タイトルのリピート販売本数は順調に積み上がっており、決算発表後の9.4%の株価下落にはやや違和感があるとコメント。
 今20.3期は前19.3期に発売された2タイトルのリピート販売本数、デジタル比率の上昇に伴う営業利益率の改善が、会社計画に対する主なアップサイドポテンシャルと考えるとした。

★9:25  リネットジャパン-反発 今夏にリサイクルセンター本格稼働へ 日経報道
 リネットジャパングループ<3556.T>が反発。21日付日本経済新聞朝刊では、同社がリサイクル拠点を今夏に本格稼働させると報じている。
 記事によれば、東名高速・名古屋インターチェンジの隣接地のリサイクルセンターでは、すでに全国各地からスマートフォンやゲーム機などが相次ぎトラックで運び込まれており、国の認可がおりるのを待っている状態。解体して金や希少金属などをリサイクルする。

★9:27  ローム-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 業績ボトムアウト後はSiC成長シナリオに回帰
 ローム<6963.T>が4日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、業績ボトムアウト後はSiC成長シナリオに回帰するとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は11000円→9500円と引き下げた。
 エクイティストーリーは車載・産機向けアナログ半導体の拡大に伴う業績成長。汎用品、先端品(SiCなど)とも競合他社に先行して能力増強を実施し、市場シェア拡大を目指す戦略を評価。
 SiCデバイスは、いよいよMOSFET 需要が立ち上がり、トレンチ構造における優位性を発揮する局面が接近している。また、新方式の磁気式絶縁ゲートドライバーが信頼性で高い評価を得ており、 xEV関連顧客へのSiCデバイス拡販に貢献し始めた。今後の動向に注目。

★9:29  レントラックス-3日ぶりに大幅反落 4月連結売上高9%増も3月の水準下回る
 レントラックス<6045.T>が3日ぶりに大幅反落。同社は20日、4月の連結ベースの売上高は7億7600万円、前年同月比9.4%増だったと発表した。なお、3月の売上高は8億9900万円だった。また、成果報酬型広告サービス事業におけるパートナーサイト運営者数は2万9531名で、前月比258名の増加となった。


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