前場コメント No.4 トリドール、飯田GHD、平和不動産、Kudan、小糸製作所など

2019/05/22(水) 11:30
★9:03  トリドール-三菱UFJMSが「Hold」へ引き下げ 費用膨張抑制対策を注視
 トリドールホールディングス<3397.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、費用膨張抑制対策を注視するとコメント。投資判断を「Buy」→「Hold」、目標株価を2500円→1800円と引き下げた。
 海外積極展開により同業外食銘柄比で中長期的に高い利益成長率が期待できるという考えに変更はなし。しかし、想定以上に費用が膨張しており、今期以降の利益予想を下方修正する結果、バリュエーション面で割安感がないとみて「Hold」へ引き下げ。
 今20.3期営業利益予想を従来比12億円減額。内訳は、丸亀製麺セグメント3億円(想定以上の広告宣伝費や販促費用増)、セグメント調整額9億円(新業態開発費用や本社移転費用)など。会社計画55億円は減損損失や丸亀製麺の費用想定面で保守的との見方を示した。

★9:04  飯田GHD-三菱UFJMSが「Hold」へ引き下げ 当面はたな卸資産の回転を重視へ
 飯田グループホールディングス<3291.T>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、当面はたな卸資産の回転を重視へとコメント。投資判断を「Buy」→「Hold」、目標株価を2600円→2000円と引き下げた。
 従来、中期的な販売棟数拡大や経営統合効果による直販強化などにより増益基調を予想していた。しかし、主要顧客層の実質所得減少を背景とする戸建分譲の伸び悩みにより、前19.3期営業利益は三菱UFJMS予想(1130億円)を大幅に下回り、今20.3期以降の回復も弱いと考え、業績予想を下方修正。株価上昇のカタリストは、平均売価引き上げなど粗利益率の回復と指摘した。

★9:04  平和不動産-もみ合い 兜町再開発ビルの名称「KABUTO ONE」に決定
 平和不動産<8803.T>がもみ合い。同社は21日、ヤマタネ<9305.T>、ちばぎん証券との3社で、東京都中央区日本橋兜町7番において共同して事業を推進している「(仮称)日本橋兜町7地区開発計画」(以下「本事業」)について5月1日に着工し、本日起工式を行った。併せて、建物名称を「KABUTO ONE」に決定したことを発表した。
 同事業は、東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅直結という交通利便性の優れた立地特性を活かし、オフィス・店舗・金融貢献施設(ホール・カンファレンス、ライブラリー・ラウンジ)などから構成される大規模再開発を行うもの。建物は地上15階、地下2階建て。敷地面積は約3345平方メートル。延床面積は約3万9170平方メートル。

★9:05  Kudan-反発 シノプシスとコンピュータビジョンプロセッシングSoC開発開始
 Kudan<4425.T>が3日ぶり反発。同社は5月21日大引け後に、シノプシスと共同で、インテリジェントコンピュータビジョンプロセッシングSoC(System on Chip)の開発を開始すると発表した。
 Synopsys DesignWare ARC EV6x Embedded Vision Processor IPに最適化されたKudanSLAMソフトウェアアルゴリズムは、AI、自動運転、IoTなどのアプリケーションのための高効率で高精度なコンピュータビジョンをを可能にする。最大4個の512ビットのベクターDSPを含むDesignWare EV6x Vision Processorと、完全にプログラム可能なCNNエンジンは、最大化したスループットを高性能組み込みアプリケーションに提供するとした。

★9:05  小糸製作所-5日ぶり反発 Blickfeldとヘッドランプ搭載LiDARの共同検討開始
 小糸製作所<7276.T>が5日ぶり反発。同社は21日に、LiDAR(Light Detection and Ranging)技術の開発企業であるBlickfeld(ドイツ・ミュンヘン)と共同で、小型LiDARのサンプルを試作し、ヘッドランプに搭載するための検討を開始したと発表した。
 同社の自動車照明器技術とLiDAR技術を組み合わせることにより、自動車メーカーは高性能なLiDAR をひとつの統合部品として車両に搭載することが可能となり、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システムでの採用が期待されるとしている。


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