前場コメント No.13 豊田通商、日立金属、アクロディア、ヤマハ発動機、元気寿司など

2019/05/22(水) 11:30
★9:57  豊田通商-5日ぶり反発 スマートHDと資本業務提携 車載制御システム開発を強化
 豊田通商<8015.T>が5日ぶり反発。同社は21日に、次世代モビリティ向け車載制御システムの開発強化を目的に、スマートホールディングスと資本業務提携したと発表した。出資額や比率は公表していない。
 スマートホールディングスは車載制御システム開発において高度な技術開発機能を有しており、豊田通商グループが培ってきた車載半導体および車載ソフトウエア事業と組み合わせ、車載システム開発の制御設計から適合評価までのトータルエンジニアリング機能を拡充・強化し、次世代モビリティ開発への貢献を目指すとしている。
 なお、スマートホールディングスには豊田通商からの出資と同時に、トヨタシステムズ(本社:愛知県名古屋市)ならびに、ISID(電通国際情報サービス)<4812.T>も出資している。

★10:01  日立金属-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 目先は工具鋼需要回復に注目
 日立金属<5486.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、目先は工具鋼需要回復、中期はパワエレ関連製品増に注目。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は1730円→1560円と引き下げた。
 工具鋼の減産継続で上期いっぱいは稼働損を抱える可能性が高まり、早期の業績回復シナリオは減退したが、中長期で進める高付加価値化戦略のリターンは大きいとの見方に変更はなし。
 工具鋼は主力工場である安来のボリュームゾーンを支えるため、減産はすべての安来の製品のコスト上昇による稼働損発生が不可避。しかし、前中計において電子材料や航空エネルギー用途の拡販を積極的に行っており、減産解除後は特殊鋼製品の収益寄与が見込めるとした。

★10:03  アクロディア-もみ合い 「天猫国際」で「i・Ball Technical Pitch」を販売へ
 アクロディア<3823.T>がもみ合い。同社は5月21日大引け後に、アリババグループのAlibaba.com Singapore E-Commerceと、中国越境ECサイト「天猫国際(Tmall Global)」内で「i・Ball Technical Pitch」を販売することについて基本契約を締結したと発表した。
 『i・Ball Technical Pitch』は、硬式野球ボールの中心部に9軸センサーを内蔵したIoT製品。ボール本体は硬式野球ボールと同じ重量、同じ固さ、同じ素材で作られている。 ボール本体を投げると投球データがスマートフォンに転送され、「球速、回転数、回転軸、球種、変化量、腕の振りの強さ」を計測し、専用サーバーで投球データの解析が可能。

★10:03  ヤマハ発動機-三菱UFJMSが目標株価引き下げ アジアの減速リスクに留意したい
 ヤマハ発動機<7272.T>が小安い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今後はアジアの減速リスクに留意したいとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は2400円→2100円と引き下げた。
 1Q決算はネガティブサプライズであったが、一部費用の先行計上もあり、見掛けほど収益の実態は悪くなかったと判断。ただし、構造的にはベトナムの2輪事業は競合の攻勢により収益性が低下しているうえ、米中貿易摩擦の激化から、中国向けのチップマウンターの回復には時間を要すると考えられる。現時点の予想には織り込んでいないとしたが、アジアの経済環境が今後一段の悪化となれば、今19.12期の会社計画値は下振れのリスクが高まるとした。

★10:07  元気寿司-急騰 中期経営計画を発表 22.3期営業益27.8億円目指す
 元気寿司<9828.T>が急騰。同社は21日に、2019年3月期決算説明会資料において20.3期から22.3期までの新中期経営計画を発表した。
 「回転しない寿司」の進化と拡大や利便性の向上、出店の強化(国内200店舗、海外250店舗体制構築へ向けての再チャレンジ)などを重点方針としている。この計画においては、22.3期計画を連結売上高525億円、連結営業利益27.8億円としている。なお、19.3期の実績は売上高420億円、営業利益23.1億円だった。


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