前場コメント No.2 いすゞ自動車、UMNファーマ、日野自動車、パス、東洋紡など

2019/05/23(木) 11:30
★9:00  いすゞ自動車-三菱UFJMSが「Neutral」へ引き下げ 業績のアップサイドは限定的
 いすゞ自動車<7202.T>が小安い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今20.3期業績のアップサイドは限定的と考えるとコメント。投資判断を「Overweight」→「Neutral」、目標株価は1900円→1200円と引き下げた。
 今20.3期の会社側の販売想定は一見すると保守的に見えるが、三菱UFJMSでは、タイのLCV輸出の下振れに加え、米中貿易摩擦が今後激化し、年後半のタイの新車販売が減速するリスクを考慮。今20.3期は「D-Max」のフルモデルチェンジに伴うコスト負担の増加と、コスト削減余地の低下とを考慮すると、前19.3期並みの営業利益の確保は難しいと判断。ピックアップトラックの新型「D-Max」は、本年秋口に発売されると予想されるが、業績への本格寄与は来21.3期になる見込みとした。

★9:01  UMNファーマ-買い気配 塩野義製薬との資本業務提携に係る第3回開発マイルストーン達成
 UMNファーマ<4585.T>が買い気配。同社は22日に、2017年10月31日付にて締結した塩野義製薬<4507.T>との資本業務提携契約に定められた半年毎の成果達成状況に基づき、第3回開発マイルストーン条件を達成したと発表した。
 両社は、この資本業務提携において、ヒト用感染症予防ワクチンをはじめとする創薬に関する基盤技術整備、ならびに自社開発パイプラインの一部および自社開発パイプライン以外の新規開発候補ターゲットを当初の開発候補品として選定し基礎的研究を共同で推進している。
 同社は、当該第3回開発マイルストーン条件の達成確認に伴い、19.12期2Qにおいて、塩野義製薬より、一定額のマイルストーンフィーを受領するとしている。

★9:01  日野自動車-売り気配 三菱UFJMSが目標株価引き下げ 株価は過度に悲観的
 日野自動車<7205.T>が売り気配。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今20.3期会社計画のハードルはやや高そうだが、株価は過度に悲観的と判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1250円→1000円と引き下げた。
 今20.3期、日本のトラック需要は会社側の想定ほど悪化しないと予想するとしたが、海外は、インドネシアなどを中心に会社計画のハードルは高いと見られる。4月のインドネシアのトラック販売(市場全体)は前年比47.4%減。大統領選挙が終わったため、今後は持ち直すと見られるが、米中貿易摩擦によるマクロの減速リスクを考慮すると、資源開発向けを含め、会社計画ほどの回復は難しそう。販売台数の下振れはコスト削減で一部吸収され、前19.3期並みの利益が確保されると予想。

★9:01  パス-買い気配 子会社がdefytime Science Japanと業務提携
 パス<3840.T>が買い気配。同社は22日に、子会社であるマードゥレクスが、defytime Science Japanと、日本でのテロメア関連製品(化粧品、健康食品)の企画開発、製造、販売において、業務提携したと発表した。
 defytime Science Japanは、主にテロメア短縮による疾病とその解決策の研究および開発、老化治療製品の研究及び関連製品の販売、化粧品の卸および小売り並びに輸入販売、健康食品の製造、販売、輸出入、流通を行っている。
 この提携により、同社グループは、第1弾としてdefytime Science Japanによるテロメラーゼ誘導活性化物質「TAM(=TelomeraseActivating Molecule)を配合した新商品の販売活動支援を行うとしている。

★9:01  東洋紡-6日ぶり反発 帝人のフィルム事業子会社を買収へ
 東洋紡<3101.T>が6日ぶり反発。同社は22日、帝人<3401.T>の100%子会社である帝人フィルムソリューションおよびP.T. Indonesia Teijin Film Solutions(本社:インドネシア共和国)の株式を取得し、子会社化すると発表した。同日付で帝人と株式譲渡契約を締結した。株式譲渡実行日は10月1日を予定している。


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