〔Market Flash〕鉄鋼セクター 高炉や特殊鋼の投資タイミングではない~野村

2019/05/23(木) 12:50
【12:50】鉄鋼セクター 高炉や特殊鋼の投資タイミングではない~野村  野村証券では鉄鋼セクターに関して、高炉や特殊鋼では業績悪化のリスクがあると指摘。相対的には安価な鉄くずの恩恵を享受でき、国内建設向けの事業構成比が高い普通鋼電炉の業況が堅調と考えている。特に棒鋼の需給が相対的に良好とみており、個別では共英製鋼(5440)を推奨している。特殊鋼は需要減により、20.3期の業績悪化を予想している。季節性を除くと20.3期上期が業績の実質的な底とみており、同下期から緩やかに回復すると想定している。高炉では日本製鉄(5401)やJFEHD(5411)の決算ではサプライズはあまりなかったと判断しているが、20.3期の両社の事業利益が現状の野村予想よりも悪化するリスクがあると指摘している。 【11:00】JPX日経400入れ替えは30増26減を予想~SMBC日興  SMBC日興証券では、19.3期の決算発表がおおむね終了したことを受けて、8月のJPX日経400の入替銘柄を再推定している。そして推定の結果、30銘柄の採用および26銘柄の削除を予想している。現在の構成銘柄数が396銘柄となっているため、削除と採用の銘柄数には差が生じている。日本パーカライジング(4095)や江崎グリコ(2206)は、定量基準では削除候補となっているが、社外取締役と英文開示の観点から、定性基準で残留となる可能性があるとみている。逆に東洋水産(2875)や静岡銀行(8355)、日本ゼオン(4205)は定性基準を満たしている項目が少なく、削除となる可能性があるとみている。詳細は8月7日引け後に発表され、入れ替えは8月29日引けに実施される。 【10:30】自動車は前半が特に厳しく下期回復型~JPモルガン  JPモルガン証券では自動車セクターに関して、完成車の環境は厳しく、特に上期が大底になると考えている。新興国を中心に需要の下振れが続き、米国輸入車関税の決着延期により「悪材料出尽くし」のタイミングも後ずれしたとみている。セクター環境が好転するのは、新興国需要が底打ちして関税問題が解決へ向かう公算が高い下期になると想定している。個別では、新興国で再成長期待のあるスズキ(7269)や、先進国の収益回復と配当利回りの支えがあるSUBARU(7270)に注目している。 【9:40】4月貿易統計 米中摩擦の中で輸出に下げ止まりの動き~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、4月の貿易統計を受けてリポートしている。4月の輸出額は前年同月比-2.4%と5カ月連続のマイナスとなった。中国とEU向けの減少が全体の足を引っ張っている。2018年は堅調だったEU向け輸出もこのところ頭打ちとなっており、主要仕向け先で順調なのは自動車や半導体等製造装置がけん引した米国向けに限られてきたとのこと。三菱UFJMSでは、中国向けでは2018年終盤以降急激に減少していた半導体等製造装置で下げ止まりの動きが見られたことを指摘している。ただし、5月に入って米中貿易摩擦が長期化の様相を呈してきたこともあり、対中輸出の本格回復は見込みにくいと考えている。 【8:45】寄り前気配はNOK、ウシオ電、日揮、HOYAが高い気配値  主力株の寄り前気配では、NOK(7240)+18.44%、ウシオ電(6925) +6.04%、日揮(1963) +4.97%、HOYA(7741) +4.03%、住友倉(9303) +3.84%、グローリー(6457) +3.77%、福山運(9075) +3.59%、阪和興(8078) +3.59%、住友ベ(4203) +3.52%、コンコルディ (7186) +3.50%などが高い気配値。  一方、東ソー(4042) -6.51%、山九(9065) -5.21%、百五銀(8368) -4.75%、山口FG(8418) -4.70%、日本ペ(4612) -4.42%、大日住薬(4506) -4.37%、ニチレイ(2871) -4.31%、東芝テック(6588) -4.29%、セ硝子(4044) -4.00%、三和HD(5929) -3.83%などが安い気配値となっている。
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