前場コメント No.15 ヤマハ発動機、武田、資生堂、ファンケル、コーセーなど
★10:13 ヤマハ発動機－ＪＰモルガンが目標株価引き下げ 収益サイクルの観点から楽観は禁物
ヤマハ発動機<7272.T>が続落。ＪＰモルガン証券では、収益サイクルの観点から楽観は禁物と判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は2600円→2100円と引き下げた。
過去数年間にわたり収益成長を遂げてきた二輪事業は、PFモデルの展開による収益改善は一巡した。その一方で、ベトナムや台湾などで競合との競争激化による販売台数減少が顕在化しつつある。また、課題の先進国二輪では欧州事業のテコ入れなくして収益性の改善は見通せない状況。新興国における競争環境に加え、欧州事業での構造改革の進ちょくを注視する必要があるとした。
ヤマハ発動機<7272.T>が続落。ＪＰモルガン証券では、収益サイクルの観点から楽観は禁物と判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は2600円→2100円と引き下げた。
過去数年間にわたり収益成長を遂げてきた二輪事業は、PFモデルの展開による収益改善は一巡した。その一方で、ベトナムや台湾などで競合との競争激化による販売台数減少が顕在化しつつある。また、課題の先進国二輪では欧州事業のテコ入れなくして収益性の改善は見通せない状況。新興国における競争環境に加え、欧州事業での構造改革の進ちょくを注視する必要があるとした。
★10:18 武田－底堅い クローン病で「エンタイビオ」の製造販売承認事項一部変更承認
武田薬品工業<4502.T>が底堅い。同社は22日に、「エンタイビオ」（一般名:ベドリズマブ）について、中等症から重症の活動期のクローン病の治療および維持療法の治療薬として、厚生労働省より製造販売承認事項一部変更の承認を取得したと発表した。
今回の承認により、国内の「中等症から重症の活動期のクローン病」の成人患者にとって新たな治療選択肢が増えることになるとしている。
武田薬品工業<4502.T>が底堅い。同社は22日に、「エンタイビオ」（一般名:ベドリズマブ）について、中等症から重症の活動期のクローン病の治療および維持療法の治療薬として、厚生労働省より製造販売承認事項一部変更の承認を取得したと発表した。
今回の承認により、国内の「中等症から重症の活動期のクローン病」の成人患者にとって新たな治療選択肢が増えることになるとしている。
★10:18 資生堂－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 欧米事業の改善を待つ
資生堂<4911.T>が底堅い。ＳＭＢＣ日興証券では、欧米事業の改善を待つとコメント。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は9200円→9740円と引き上げた。
今19.12期1Q営業利益は389億円（前年同期比17％減）と、ＳＭＢＣ日興予想501億円（6.3％増）を22％下回ったが、（1）TR事業における欠品の発生、（2）マーケティングコストの上振れ、（3）欧米事業の赤字拡大が主な背景。電話会議では、4月も中国事業の高成長が継続しているうえ、インバウンドおよび日本、TR事業は1Qを上回る増収ペースが確認でき、欧米事業も1Qは同社計画並みの進ちょくであると強調された。これらを踏まえ、今19.12期営業利益予想1228億円を据え置き、四半期業績予想を見直し。短期カタリストである増収モメンタムの継続を確認し、次なる欧米収益改善の実現性に注目するとした。
資生堂<4911.T>が底堅い。ＳＭＢＣ日興証券では、欧米事業の改善を待つとコメント。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は9200円→9740円と引き上げた。
今19.12期1Q営業利益は389億円（前年同期比17％減）と、ＳＭＢＣ日興予想501億円（6.3％増）を22％下回ったが、（1）TR事業における欠品の発生、（2）マーケティングコストの上振れ、（3）欧米事業の赤字拡大が主な背景。電話会議では、4月も中国事業の高成長が継続しているうえ、インバウンドおよび日本、TR事業は1Qを上回る増収ペースが確認でき、欧米事業も1Qは同社計画並みの進ちょくであると強調された。これらを踏まえ、今19.12期営業利益予想1228億円を据え置き、四半期業績予想を見直し。短期カタリストである増収モメンタムの継続を確認し、次なる欧米収益改善の実現性に注目するとした。
★10:21 ファンケル－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ インバウンドによらない内需拡大も継続
ファンケル<4921.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、代購規制の影響は軽微で、インバウンドによらない内需拡大も続いていると判断。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は3790円→3870円と引き上げた。
前19.3期4Q決算では、懸案であった1月以降の中国当局による代購規制の影響は軽微である点が確認された。短期の株価カタリストは業績モメンタムの継続性とみられ、今20.3期1Qは化粧品の新製品上市や流通専用サプリメントの拡売によって、トップライン成長が続く見込み。懸案であった代購規制の影響は軽微であり、短期カタリストの実現性は高い。現中期経営計画（19.3期～21.3期）の目標（21.3期営業利益180億円）達成は射程圏内。
中長期カタリストは、化粧品多角化策の進捗と海外事業の拡大。（1）21.3期のプレステージ化粧品ローンチの効果と、（2）中国におけるサプリメントの越境ECチャネル販売伸長、（3）内外価格差の是正や中国・香港における化粧品と美容系サプリの代理店ビジネスモデルの見直しなどにより、海外事業を拡大できるかに注目するとした。
ファンケル<4921.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、代購規制の影響は軽微で、インバウンドによらない内需拡大も続いていると判断。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は3790円→3870円と引き上げた。
前19.3期4Q決算では、懸案であった1月以降の中国当局による代購規制の影響は軽微である点が確認された。短期の株価カタリストは業績モメンタムの継続性とみられ、今20.3期1Qは化粧品の新製品上市や流通専用サプリメントの拡売によって、トップライン成長が続く見込み。懸案であった代購規制の影響は軽微であり、短期カタリストの実現性は高い。現中期経営計画（19.3期～21.3期）の目標（21.3期営業利益180億円）達成は射程圏内。
中長期カタリストは、化粧品多角化策の進捗と海外事業の拡大。（1）21.3期のプレステージ化粧品ローンチの効果と、（2）中国におけるサプリメントの越境ECチャネル販売伸長、（3）内外価格差の是正や中国・香港における化粧品と美容系サプリの代理店ビジネスモデルの見直しなどにより、海外事業を拡大できるかに注目するとした。
★10:24 コーセー－野村が目標株価引き下げ 投資強化で予想減額も中期的な成長は続こう
コーセー<4922.T>が反落。野村証券では、投資強化で業績予想を減額も、中期的な成長は続こうとコメント。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は21900円→20800円と引き下げた。
会社のブランド投資強化による費用増の計画を踏まえて、今20.3期の野村の営業利益予想を前期比6％増の557億円に減額（従来予想621億円、会社計画540億円）。ただし、中国本土、免税チャネルなど中国人向けビジネスが中期的に拡大するとの見方に変更はないとした。今20.3期は海外で成長できるブランドへの投資強化で増益率は控えめとなる見込み。
コーセー<4922.T>が反落。野村証券では、投資強化で業績予想を減額も、中期的な成長は続こうとコメント。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は21900円→20800円と引き下げた。
会社のブランド投資強化による費用増の計画を踏まえて、今20.3期の野村の営業利益予想を前期比6％増の557億円に減額（従来予想621億円、会社計画540億円）。ただし、中国本土、免税チャネルなど中国人向けビジネスが中期的に拡大するとの見方に変更はないとした。今20.3期は海外で成長できるブランドへの投資強化で増益率は控えめとなる見込み。
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